「エンジニアとしてデビューしたあと、現場で困ったら誰に相談すればいいんだろう」。
未経験からエンジニアを目指す方には、そんな不安もあるかもしれません。
今回お話を聞いたのは、Tech&Boost事業部で営業を務める今井 瑠菜さんと三宅 航太さん。案件のご提案から面談対策、現場に出たあとのフォローまで、エンジニア一人ひとりに伴走しているお二人です。
案件が決まるまでと、決まってから実際に何をしているのかを、お二人の言葉でお届けします。
プロフィール
今井 瑠菜(いまい るな)
SportsForce事業本部 Tech&Boost事業部 営業。2025年新卒入社。学生時代は野球部のマネージャーに打ち込む。現在は関東・東海・関西エリアの案件提案を担当し、デビュー前の面談対策から現場に出たあとのフォローまで一貫して伴走している。2025年9月と2026年6月に月次表彰、2026年1〜3月期のクォーター表彰を受賞。
三宅 航太(みやけ こうた)
SportsForce事業本部 Tech&Boost事業部 営業。2025年新卒入社。学生時代はサッカーに打ち込む。入社当初は新規事業に挑戦し、その後スキルシェア事業部へ。SES営業や生成AI研修の講師などを担う。SES営業では関東・関西・九州のIT企業へ提案し、案件が決まるまでの面談設置とデビュー後のフォローを担当。2026年6月に月次表彰を受賞。
スポーツに打ち込んだ2人がこの会社に入った理由
――まずは、お二人が入社を決めたきっかけから教えてください。
今井:学生時代は、野球部のマネージャーに情熱を注いでいました。野球を続けたい強い思いがありながら、将来を考えて社会人での継続をあきらめる選手たちを、間近で見てきたんです。そうしたスポーツ選手たちのセカンドキャリアを支援したいと思ったことが、入社を決めたきっかけです。
三宅:私は大学でスポーツビジネスを専攻していて、インターンではプロバスケットボールチームの地域振興イベントの運営に携わりました。スポーツが地域活性化のハブになり、地域の娯楽としても大きな力を持つことを、このとき肌で実感したんです。就職活動で「スポーツの力で社会を変える」という思想を掲げるこの会社と出会い、一気に志望度が高まりました。
――入社してみて、想像と違ったことはありましたか?
今井:良い意味で驚いたのは、エンジニアの皆さんのコミュニケーション能力の高さです!活気のあるやりとりに感動しました。
案件紹介はエンジニアの人生に関わる重要な選択
――エンジニアの方と関わるうえで、いちばん大切にしていることは何ですか?
今井:キャリアに寄り添うことです。営業がご紹介する案件は、エンジニアの皆さんのキャリアに大きく関わります。だからこそ普段から密に、どんなキャリアを描いているのかをお話ししています。
三宅:私も、「本人が描くキャリアの方向性に合っているか」を提案の判断基準にしています。そのために一人ひとりと対話する時間を意識して確保し、「今どんなスキルを伸ばしたいか」「将来どんな働き方をしたいか」を具体的に聞いています。
――案件が決まるまでは、どんな流れで進むのでしょうか。
今井:1つの案件が決まるまでに、たくさんのご提案をしています。提案から参画までは約1か月。そのあいだに面談対策を4回行い、さらに案件ごとに個別の対策もしています。
三宅:流れは今井さんと近いですね。ご提案から参画までは約1か月です。そのあいだに、スキルシートや経歴書などの営業資料をつくり、企業へのご提案を進めながら、並行して面談対策をしています。
――1つの案件が決まる裏側で、それだけの準備が動いているんですね。
現場に出てからが本当のスタート
――エンジニアの方がデビューしたあとは、どんな相談を受けますか?
今井:最近あったのは、現場での立ち回りについての相談です。「皆さん忙しそうで、積極的に質問していいのか悩んでしまう」という内容でした。
まずは、『一人で抱え込まずに相談してくれてありがとうございます』と伝えました。そのうえで、端的に相談すること、相手の目線に立って質問することをアドバイスしています。質問をせずに独自に判断してしまうのが、いちばん良くない。質問は、相手との目線合わせのために必要な材料です、とお伝えしました。
三宅:私が直近で受けたのは、案件に参画したあとの「思っていたイメージと違った」という相談です。想定以上にスキルが通用しない場面があって、自信をなくしかけていました。しかも、現場で気軽に相談できる相手がまだいなかったので、一人で抱えてしまっていたんです。
――そのとき、どう向き合ったんですか?
三宅:企業からのフィードバックを「成果ベースの事実」と「印象ベースの主観」に切り分けて整理しました。本当にできていないことなのか、伝わり方の問題なのか。分けて考えると、本人も受け止めやすくなります。
そのうえで、「まだ慣れていないだけ」の部分と「実際に伸ばすべき」部分を、一緒に整理して伝えました。企業側とエンジニア側、両方の視点に立つことを意識しています。
――悩んでいても、自分からは言い出しにくい方もいますよね。
今井:現場に参画したあとは環境が変わるので、デビューしたばかりの方でも経験者の方でも、こまめに連絡を取るようにしています。参画して1週間以内には、メッセージかお電話でご連絡しています!
三宅:参画直後は特に環境が変わるタイミングなので、こちらから先に連絡を入れています。「何かあったら言ってください」だと、本人からは言い出しにくいんです。なので「最近どうですか」くらいの軽い聞き方で、様子を伺うようにしています。
頻度は一律に決めていません。未経験の方が初めて現場に出るなら、慣れるまでは密に連絡を取りますし、経験があって慣れている方なら、必要なタイミングで連絡するくらいの距離感です。現場側から何か聞いたときは、改めて本人にも直接確認するようにしています。
「案件を変えたい」と相談されたら
――案件の変更や、キャリアについて相談を受けることはありますか?
今井:たくさんあります(笑)。まずはお話を伺うようにしています。そのうえで、案件を変えることが成長につながると感じた場合は支援します。ただ、案件を変えることが、いま向き合うべき課題を避けることになっていないかは、一緒に考えるようにしています。
三宅:私が印象に残っているのは、開発志向のエンジニアの方に、運用保守が中心の案件のオファーが来たケースです。受けるかどうか迷っていました。
まずは、開発をやりたい理由や将来像を聞くところから始めました。今回の案件でも将来の開発につながるスキルが得られる部分があったので、そこを一緒に整理して伝えています。すぐに背中を押すのではなく、本人が納得して決められるかどうかを大事にしました。
自信がなかった人が、変わっていくまで
――これまでで、印象に残っているエンジニアの方の成長を教えてください。
今井:最初は自信が持てず、「自分にはできないかもしれない」と悩んでいた方がいました。
壁にぶつかりそうになったとき、あきらめる前に「どうしたら業務を進められそうか」を本人に考えてもらいました。悩みながらも1つずつ壁を乗り越えたことが、成長につながったようです。
今は自信を持って案件に参画し、成功体験を積みながら成長を実感しています。本人からも「今振り返ってみれば、あのとき大したことで悩んでいなかったかもしれない。自信につながった」と嬉しい言葉をもらいました。
三宅:私が思い浮かぶのは、参画直後にスキル不足を感じて自信をなくしていた方です。分からないことをうまく言葉にできず、抱え込んでしまっていました。
転機は、周りとのやりとりの中で、分からない部分をちゃんと言語化する大切さに気づいたことです。何が分かっていて何が分からないのかを、自分の言葉で切り分けることです。
本人の気づきは、キャッチアップの仕方はIT業界だから特別なわけではなく、どの仕事でも同じやり方が通用するという点だったと思います。そこから、分からないことを洗い出して自分で調べ、それでも埋まらない部分だけ周りを頼るように変わりました。今は、できるようになっていくこと自体を楽しんでいます。
――お二人が「この人は伸びるな」と感じるのは、どんなときですか?
今井:相手と目線を合わせたコミュニケーションが取れる方です。分からなかったら分からないと伝える。何かを始める前に、進め方の方向性を確認する。そういうことができる方は、案件に参画したあとも強いです。
三宅:私は素直さだと思います。ただ「言うことを聞く」ではなく、成長したい気持ちを持ちながら、自分の状態を客観的に見られるかどうか。フィードバックを「否定された」と捉えずに、自分に足りない要素として貪欲に吸収しようとする方は、伸びるスピードが違います。
スポーツ経験は営業先でどう受け止められている?
――Tech&Boostのエンジニアは、ほぼ全員がスポーツ経験者です。営業先ではどう受け止められていますか?
三宅:スポーツに打ち込んできた経験は、好意的に受け止めていただくことが多い印象です。実際に、レスポンスの早さや、まず動いてみる姿勢を現場で評価いただいた方もいて、それが次のご提案の信頼につながっています。
今井:一方で、「スポーツをやってきた人に、エンジニアはできないでしょ」と言われたこともあります。ただ当社では、スポーツ経験のどんな点がIT業界で生きるのかを、東京大学と提携してデータで捉えています。ご説明すると、納得してくださる方が多いです。
もちろん、スポーツをやってきたから必ずエンジニアに向いている、というわけではありません。それはどの職種でも同じです。スポーツで培った主体性を、ぜひエンジニアの仕事に生かしてほしいですね。
自社の強みとこれから伸ばしていきたいところ
――他社と比べたときの自社の強みは何だと思いますか?
今井:営業とエンジニア、エンジニア同士の仲がいいところです。社内には任意参加の部活動があって、土日に集まって好きなことを一緒にしている方もたくさんいます。ついこの間も、エンジニアの皆さんと川へ釣りとバーベキューに行きました!業務だけでなくプライベートでも仲がよく、悩みを相談しやすい環境は、大きな強みだと思います。
三宅:稼働先はそれぞれ違いますが、帰属意識と社内のバックアップ体制はしっかりしていると思います。営業のサポートに加えて、クォーターごとの帰社日や、先輩エンジニアを中心にチームでメンターのように関わる体制もあります。所属会社が名前だけの存在にならず、実際に支える体制として機能しているのは強みですね。
――逆にこれから強くしていきたいところはどこですか?
今井:正直に言うと、エンジニアの皆さん一人ひとりと話す時間を、もっと増やしたいと思っています。そのために、営業側がもっと余裕をつくることが大事です。相談したいときに、気軽に声をかけてもらえる関係をつくっていきたいです。
三宅:私は、資格取得の補助のような、キャリア志向に合わせた成長のバックアップ体制がまだ足りないと感じています。まだ制度として確立しておらず、社内で調整を進めている段階です。案件選定だけでなくスキルアップまで含めて、目指す方向が一人ひとり違っても、アーシャルデザインで飛躍できる環境をつくっていきたいです。
これから挑戦しようとしている方へ
――最後に、これから挑戦しようとしている方へ一言お願いします。
今井:何かを始めるときは、すごく勇気がいると思います。でも、皆さん未経験からのスタートです。ほんの少しの自信と、わくわくした気持ちがあれば、ぜひ挑戦してみてください!自分の軸を大切に、キャリアをつくっていってほしいです。そのために、営業は全力でサポートします!
三宅:大切なのはスキルの有無ではなく、成長したい気持ちを持って、広い視野で素直に仕事に向き合えるかどうかだと思います。私自身、営業未経験でこの会社に入ったからこそ実感していることです。まずはその姿勢を大事にしながら、一歩踏み出してみてほしいです。