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AbemaTV新卒エンジニアが振り返る2017年と来年への抱負

「AbemaTV」では、2017年新卒入社エンジニアの活躍をWantedlyで日々届けてきました。

「中3で初めて生放送サービスを作った」AbemaTVで働く最年少エンジニアとは? | AbemaTV
2017年4月サイバーエージェントには約60名の新卒エンジニアが入社しました。その中の一人、サーバーサイドエンジニア 山中は内定者時代の2016年10月よりAbemaTVにジョインし、日々新卒と...
https://www.wantedly.com/companies/abema/post_articles/64961
配属から1週間、新卒エンジニアに聞きました「AbemaTVってどう?」 | AbemaTV
技術広報担当の植木です。先日の投稿ではAbemaTVで活躍する新卒エンジニア 山中をご紹介いたしましたが、今回は同時期にAbemaTVにジョインした新卒エンジニア8名に集まってもらい、Abema...
https://www.wantedly.com/companies/abema/post_articles/65695
「iPhone/iPadを サブディスプレイ化するには?」AbemaTV新卒エンジニアが検証してみました | AbemaTV
先日からAbemaTV iOSチームの勉強会がスタートしました。隔週でランチタイムに実施し、iOSに関わることであればテーマは何でもありの勉強会です。第1回目は「iPhone/iPadを サブデ...
https://www.wantedly.com/companies/abema/post_articles/70894
中には1,700以上のスターを集めたOSSもーーAbemaTV新卒エンジニアがOSS活動を積極的に行う理由 | AbemaTV
サイバーエージェントには、自身のコードをGitHubにOSSとして公開し、リポジトリのスター数に応じてインセンティブが得られる「GitHubスターインセンティブ」という制度があります。多くのエン...
https://www.wantedly.com/companies/abema/post_articles/73743
「GitHubスターインセンティブ」制度で海外カンファレンスに参加した新卒の話 | 株式会社AbemaTV
「GitHubスターインセンティブ」制度を活用して、「AbemaTV」新卒エンジニアがOSS活動に積極的に取り組んでいる様子を以前お届けいたしました。(参考:中には1,700以上のスターを集めた...
https://www.wantedly.com/companies/abema/post_articles/83722

2017年ももうすぐ終わりということで、新卒エンジニアたちに今年の振り返りや「AbemaTV」にジョインしたからこそ成長したと感じるポイント、来年の抱負について話してもらいました。


【サーバーサイドエンジニア】
 芝田 将
 山中 勇成

【iOSエンジニア】
 石川 諒

【Androidエンジニア】
 竹田 智


「1ヶ月前の自分のコードが幼く感じる」

ーー2017年を一言で振り返るとするとどんなキーワードが思い浮かびますか?

芝田:「合格ライン」でしょうか。「AbemaTV」に入ってから担当してきた仕事やOSSなどのアウトプットを改めて振り返ってみると、もっとうまくやれたのかなと感じることもありますが、ひとまずトータル合格ラインには到達できたかなと思っています。現在サーバーサイドの中で配信チームに所属しているのですが、映像配信技術についてはまだまだ知識が足りない中で先輩トレーナーに教えてもらっている毎日です。でもそんな中でも何とかタスクをこなすことはできているかなと。

入社と同時に上京して一人暮らしを始めたこともあり、配属からの半年は本当にあっという間で毎日必死でした。


山中:良くも悪くも、「平常運転」だった1年でした。良い面としてはコンスタントに自分の力を発揮できたというのがありつつも、もっと成長度合いを加速させて頑張れたかなという思いはあります。


石川:私は、将棋でいう「成る」ですね。「AbemaTV」に入ってからはiOSチームの本質改善グループでデバッグメニュー導入や全体の設計の見直し、負荷対策などを担当していたのですが今までにないくらいの量のコードを書いていました。半年間たくさんのコードを書いてきたことで、プログラミングの筋が良くなってきたように思います。以前は実装に時間かかったり、小さな仕様でも考えをまとめてからコードを書くようにしていましたが、もっとスピード感を持って開発できるようになったんです。そのため、1ヶ月くらい前に自分が書いたコードが幼く見えるようになりました。そのあたりは成長ポイントといっても良いかなと感じています。

配属前に新卒エンジニアが集まって紙に今後の意気込みを書いた時があったのですが、その際に「歩」と書いたんです。将棋だと「歩」は前に一個しか進めませんが、今では「成る」ことができたかなと感じでいます。そういった点で以前とは違って周りがより見渡せるようになったと考えています。ですがこれからも初心を忘れずにを一つずつ進めていくことを大切にしていてきたいです。


竹田:今年は、自分にとって大きな「分岐点」となる年だったと思います。サイバーエージェントの2017年度新卒として無事入社できたこと、縁があって「AbemaTV」の一員となったことなど。言い出すとキリがないですが、学生時代よりも今後の人生に明確な違いが現れるような「分岐点」を通ってきた一年だったと思います。



大学院に進むか、就職するかで悩んでいたが…

ーー「AbemaTV」での開発を経て、自分自身成長したかなと思うところは?

山中:基本的なGoの知識や映像配信周りの知識の向上は学びになったかなと思っていますが、今後はもっと成長していきたいですね。自分自身まだまだ幼い部分が多いかなと思っていて、自分の意思を曲げられないところもあるんです。自分の意思を持つことは大切なのでそのバランスってなかなか難しいと思いますが、もっと大人になることができればさらに成長できる要素があったかもしれません。


芝田:山中と一緒で、Goによる開発や映像配信、Webフロントといったベーススキルは、半年間仕事をする中で当然上がってきていると思います。

自分は元々大学院に進むか悩んでいて結果的に就職にすることにしたのですが、半年経って振り返ってみると大学院で学ぶよりもいいペースで成長できたかなと感じています。例えばコードの質に関しても、研究を行う中で意識することは少なかったかなと個人的には考えています。その辺りも仕事としてコードを書くことで、少しずつ鍛えられている気がしますね。


竹田:コードの実装の質が、学生のころと比べて上がって来ているのかなと思います。もちろんまだまだな部分もたくさんあるので、これまで以上にもっと良くしていかなければならないと思っています。
また、仕事に対する考え方も少しずつ変わって来ていると思います。これまで一人で開発することがほとんどだったため、多くの人たちが関わりながら仕事をする際の基本から学ぶ必要がありました。先輩方と一緒に仕事をしながら、ゆっくりではありますが成長できているのかなと感じます。


石川:僕の所属している本質改善チームには唯一担当ディレクターがいません。なので日々、開発スピート向上のための改善できる点やクラッシュ報告をいち早くタスク化して、それを消化していくサイクルを自発的に回せるようになったことは成長したポイントかなと思っています。もちろん対応してほしいと言われるタスクもありますが、基本的には新卒ながら任せてもらえるスタンスです。




印象的だった先輩トレーナーからの言葉

ーー「AbemaTV」に入ってから特に印象的だったエピソードがあれば教えてください

竹田:10月の終わりごろから、AndroidチームではAndroidTVなどのTVデバイス向けに「Abemaビデオ」機能の対応を進めていて、つい先日リリースしました

私はAndroidチーム内でビデオ機能担当なのですが、同じ担当の先輩方が一時的にAndroidTVの機能開発に専念することになったため、インターンシップに来てくれていた学生と2人でビデオ機能の開発を進めることになりました。年末が近いこともあって開発案件が次々と発生するため、2人で進めるには正直限界がありました。徐々に他クライアントと比べて機能落ちしている部分が増えて行くことが分かり、非常に悔しい気持ちでいっぱいでした。

そこで、毎週行なっているトレーナーと振り返りの時間でなんとか作業時間を確保して実装したい、他のクライアントとの機能差を埋めたいという話をしたときに、「それはできない。機能を実装するからには、品質を担保しなくてはならない。そのための時間を十分に確保できるのか、というところまで含めて考えることがとても大事」と言われたんです。その言葉で自分の考え方が未熟だったことに気付かされました。
2人だけで開発を進めることはとても大変でしたが、自分の考え方や仕事の進め方を振り返るためのいい機会になったと思っています。



石川:タスクレベルだと「72時間ホンネテレビ」の負荷対策を担当していた時のことが一番印象的でした。負荷対策プロジェクトの中で全体の総視聴数やコメントに関する機能を担当していたのですが、経営指標に関わる非常に重要な部分なので特に気を引き締めました。

負荷対策のためにいくつかの機能をCDN化したのですが、CDN化によりサーバで集計できなくなるログをクライアントで実装する部分があり、少しでもロジックを間違えると今までの指標と合わなくなってしまい大変なことになるので設計から丁寧に実装し、無事本番も終えることが出来ました。実装を担当したときには大きなプレッシャーがありましたが、新卒にこんなに重要なタスクに任せてもらえることに驚きましたね。

また、業務でなく会社の雰囲気からいうとAbemaTVの特徴としては開発環境の自由さだと思いますね。エンジニアがエンジニアリングに集中できるような仕組みや空気があるので、会社にいるときは当たり前のことでも、改めて俯瞰してみるとやっぱり働きやすいなと思います。



芝田:配属後まもなくしてサーバーサイド内のAPI(機能開発)チームから配信チームに移ることになりました。その際にトレーナーも変わったのですが、初めての目標設定面談の際に新たなトレーナーである久保から言われたのが「配信は特殊な技術なので、どんなプロジェクトでも必ずしも役に立つとは限らない。芝田くんは山中くんのように配信技術に振り切りたいタイプでもないと思うから、配信以外の領域で伸ばしたい部分があれば教えてほしい」ということでした。目の前の業務以外にも伸ばすべきところや自分のキャリアについて自分以上に考えてくれていることに、安心しましたし嬉しかったですね。現在は配信技術に力を入れて学ぶようにしていますが、久保の言葉は今も胸に残っています。

印象的なタスクでいうと、生配信で使われているデータを別のMongoDBに分けるという作業がありました。久保も「新卒に振るタスクではないかもしれないけど」と言っていたのですが、頻繁に書き込みが続いている中でサービスを止めずにDBの移行作業を行なうというのは、僕自身も学生時代には経験したことがないものでした。何とか事故なく作業を終えられてよかったです。



山中:入社前にサイバーエージェントに対して思っていたイメージって、やっぱりキラキラして派手で、というものだったのですが、私は「AbemaTV」しか経験していないものの、開発環境も良いし話しやすい先輩ばかりですし、普通に良い会社なんですよね(笑)

タスク面でいうと「AbemaTV」にはメンテナンスモードがありますが、本開局以降は一度も使ったことがないんです。ダウンタイムなしでアプリケーションをデプロイしたり更新するためにはどういった構成、コードであるべきかというのを常々考えるようになりました。また、古いバージョンを利用しているユーザーもいるので、何かあった際には常に切り戻せるようにということも気をつけています。




2018年にむけて

ーー最後に来年の抱負を教えてください

芝田:配信チームで半年やってきましたが、映像配信技術に関してはまだまだ素人の域を抜けていません。山中のような映像配信のエキスパートに追いつくのは難しいと思っていますが、チームメンバーから「ここは芝田に任せよう」と思ってもらえるような得意領域を1つでも2つでも見つけて増やしていきたいです。


山中:先日開催された、新卒6年目以内の若手社員向けグループ総会「YMCA総会」でノミネートいただいたので、分かりやすい指標でいうと来年は全社員を対象にしたグループ総会で壇上に立てたら嬉しいなとは思います。とはいっても、自分のペースで頑張っていきたいですね。


石川:来年には「AbemaTV」で新たな対応デバイスやプラットフォーム対応が増えていきます。なので、来年からは今までの視点での改善継続しながら、より大きな機能でも安心して実装を任せてもらえるように努めていきたいと思います。


竹田:まだまだ半人前で、トレーナーやチームの先輩方からたくさん指導してもらいながら仕事をしている毎日です。来年は安心して仕事を任せてもらえるべく、今年よりも成長速度を上げて少しでも早く一人前になることを目指していきたいと思います。

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