AbemaTVのプロダクト開発は、総合プロデューサーである藤田とエンジニア・クリエイターが顔を突き合わせ、徹底的にプロダクトクオリティに向き合って作り上げてきました。
プロダクトクオリティ。これは1年準備したと申し上げましたけれども。これのほとんど3/4以上は徹底的にプロダクトクオリティにこだわっています。サイバーエージェントが持てる技術のすべてを集結して作ったと言っても過言ではない体制で取り組んでまいりました。操作性でいうと、一度開いた人が快適である、気持ちがいい、もう1回開こうと。結局インターネットのサービスというのは、一番システムがよくできている、サーバーレスポンスが早いものが選ばれると思っているので、そこには徹底的にこだわって、技術力・デザイン力を駆使したものを作り上げたと自負しております。 (引用元: 【全文】CA藤田晋氏「AbemaTVは、24時間編成・会員登録不要の神アプリ」 )
今回は藤田と開発チームとの開発風景にフォーカスしてエントリーしたいと思います。
開発ミーティング 藤田とは、週に1度の頻度で開発ミーティングを実施しています。ここでは、(1)全体の優先度のすりあわせ、(2)主要な機能のすりあわせ、(3)デザイン・モックのチェックが主な内容になっています。
基本的な会議の流れとしては、デザインやモックなどのアウトプットをもとに、実現したいユーザー体験から細かなラベリングやインタラクションまで藤田と共に一緒に詰め切っています。
これまで開発ミーティングの中でもかなりの時間を割いて開発してきた「Twitterシェア&コメント機能」について、3月から現在までのトライについて紹介させて頂きます。
3月(一部先行配信)時は、Twitterシェアのみができる機能としてリリースしました。このTwitterシェア機能の特徴はシェア時に流れている映像を切り出して動画と共にTwitterシェアできるところにあります。
3月時点ではあえてコメント機能を対応せずにいましたが、一部先行配信期間中にLIVE映像とコメントの相性の良さを再認識し、急遽コメント機能を追加しました。
突貫でコメント機能を実装したものの、コメント欄が映像にかぶることがストレスだったため、暫定措置として半透明にデザインを改善しました。
コメント欄が映像に被らないようにコメント画面を追加しました。この時点ではコメントの自動スクロールは対応せず実際の使用感を試すことにしました。
こちらが最新のコメント画面。自動スクロールに対応したこと、そして、コメント欄の文字サイズをブラッシュアップをして見やすさ、使いやすさをさらに向上しました。
一連の「Twitterシェア&コメント機能」のブラッシュアップを藤田と開発チームが顔を突き合わせて開発を進めてきました。この開発ミーティングを通して、 (1)ユーザーファースト 、 (2)シンプル is ベスト 、 (3)操作性・快適さの追求 の3点について一切の妥協をすることなくモノづくりに取り組んできました。
また、大前提の考え方になりますが、開発段階から100点満点のものに仕上げてリリースすることがベストではありますが、実際に出してみなければわからないことがたくさんあります。大事なのは リリースしてみてからしっかりと検証をしその上で適切にダカイゼン(打開と改善)を繰り返して最適なプロダクトに持っていく ことだと考えています。
これはAbemaTVの開発において大事にしていることの1つになります。
藤田に直提案「Agema会議」 先ほど説明した開発ミーティングとは別に、藤田に対して新機能や改善案を提案できる会議 「Agema会議」を毎週開催しています。この「Agema会議」の特徴は、番組制作プロデューサー、エンジニアやクリエイター、宣伝/PR担当などAbemaTVに関わる いろんな部署の方が寄ってたかって「AbemaTVはもっとこうしたら良くなる!」という提案 を実施するところにあります。
エンジニア・クリエイターが所属する開発局は、これまで300案のアイデアを募り、そこから激選した25案を提案してきました。
先日のAgema会議に参加したAndroidエンジニアが、「フィジカルウェブを活用したプロモーション施策」、「3rd-party botエンジンを活用したAbemaTV bot」などを提案し決議を頂きました。
(写真は、藤田より「技術者らしい提案だったね!」とフィードバックをもらい、満足気な表情をするAndroidエンジニアのふじたく)
この「Agema会議」をはじめ、エンジニアやクリエイターが 「自らが考え、自らが創る」 ことを大事にしています。Slackを眺めると、「もっとこうしたほうが使いやすくなるのでは?」「このデザインはもっとこうしたほうがよいのでは?」といった発言が飛び交っています。
このようなカルチャーは、AbemaTV開発チームの大きな強みではないかと思っています。
最後に 今回は総合プロデューサーである藤田晋と開発チームの関わり方についてまとめてみました。社外の方にこの話をすると「こんなに藤田社長とエンジニアが顔を突き合わせてやっているんですね」とよく驚かれます。
日々の開発を通して、藤田がエンジニアと直接コミュニケーションをとる機会を作ることで、開発チームとして「何を大事にすべきか?」の意思統一ができる事はとても大きいと考えています。その結果、主体性を引き出し、それと共に「挑戦できる環境」や「裁量」を与えることで、個々のパフォーマンスを最大限に高められると考えています。
現在、AbemaTVでは一緒に「インターネット発のマスメディア」に押し上げてくれるエンジニアを大募集しています。
チャレンジ精神溢れるエンジニアの応募をお待ちしています。