「目的のない仕事は、タスクでしかない」
2026年4月1日、株式会社アクトビの入社式は、新入社員に向けたそんな鋭い問いかけから始まりました。一般的な「祝辞で始まり祝辞で終わる」形式とは一線を画し、約2時間、途中ワークショップを挟む形式で実施された【パーパスドリブン入社式】。そこには、単なるタスクをこなす労働力ではなく、本質的な価値を生み出すプロフェッショナルを育てたいという、アクトビの強い覚悟が込められていました。
今回は、代表取締役CEOの藤原さん、CHROの吉川さん、そしてこの入社式を経験し、社会人としての第一歩を踏み出した新卒メンバー4名にインタビューを実施。型破りな入社式の裏側にあった緻密な設計と意図、そして新入社員たちが初日に体感した「アクトビのリアルな成長環境」について、余すところなくお話を伺いました。
目次
【インタビュイー紹介】
- 代表取締役 CEO 藤原 良輔
- CHRO 吉川 千尋
- 新卒メンバー
- 桒嶋 さん
- 久保田 さん
- 星野 さん
- フィズ さん
【当日の入社式アジェンダ】
- 16:00〜16:20:Opening Address|なぜ仕事をするのか、考えたことはあるか
- 16:20〜16:45:Session 01|Purpose Drivenとは/MVVの解体
- 16:45〜17:10:Session 02|ACTBE OS/成長の構造と行動判断を自分事に
- 17:10〜17:40:Session 03|なぜアクトビで頑張るのか。一人一人の“パーパス宣言”
- 17:40〜18:00:Closing Ceremony 宣言・迎え入れ
「おめでとう」から始まらない。入社式をあえてこの形にした理由
──「祝辞」から始まる一般的な形ではなく、あえて「問い」から始まるこの形式にした理由を教えてください。
藤原:形だけの式典には意味がないと考えたからです。スーツを着て集まり、賞状を渡して「おめでとう」と伝えるだけでは、学生から社会人への本当の意味での切り替えはできません。入社式というよりも、『今からアクトビの社員に正式になります』という明確な区切りを作りたかったんです。だからこそ、事前に会社の歴史や理念に関する資料を読み込んでもらった上で、当日は「なぜここで働くのか」を自ら深く思考してもらうワークショップ形式の入社式を採用しました。
この入社式の目的は、アクトビのプロフェッショナルとしての基準を示すことにありました。言われたことをただこなすだけの受け身の姿勢は、プロフェッショナルとは言えません。そうではなく、本質的な価値を生む「目的駆動(Purpose Driven)」の重要性を、初日から体感してほしかったのです。だからこそ、すべてのプログラムが終わり、彼らの覚悟を聞いた最後の最後にだけ、「おめでとう」と伝える設計にしました。
──プログラムの中で、新入社員の皆さんに最も伝えたかったメッセージは何でしょうか。
藤原:期待と責任は同義である、ということです。アクトビはまだ完成された会社ではなく、これから共につくっていく途上にあります。新入社員にも大きな期待を寄せていますが、それは同時に“お客様の前に出ればプロとして責任を持ってもらう”という意味でもあります。歓迎の意はありつつも、今日からアクトビの一員として、プロとしての覚悟を求めていることを伝えました。
また本音を言えば、私たち既存社員が『彼らの期待に応えられるか、お手本になれるか』が試されている場でもありました。新入社員にだけ厳しい基準を求めているわけではなく、迎え入れる会社側もプロとしての覚悟が問われているのです。
吉川:結果ではなく、姿勢を問うという文化も伝えたかったポイントです。アクトビでは、挑戦した結果の失敗は資産として歓迎しますが、失敗を隠すことや思考停止は許容されません。その厳しさと心理的安全性が共存する環境であることを、知識としてではなく空気として感じ取ってほしかったですね。
◼️ 新卒メンバーにインタビュー:答えのない問いに向き合った入社式。4名が体感した「アクトビの基準」
──新卒メンバーの皆さんは、「なぜ仕事をするのか」という問いから始まった入社式の空気感をどう感じましたか。
桒嶋:アクトビらしさが出ているなと感じて、気合が入りました。ただ歓迎されてパーティーをしたりなどではなく、「自分がこの会社に入ってなんで頑張るのか」という目的からスタートしたことで、インターン時代とは違う、正式なメンバーとして先輩方と働くのだという責任感が芽生えましたね。
星野:一般的なベンチャー企業のように「期待しているよ」と言われるだけでなく、藤原さんから「一緒に責任を持ってほしい」と明確に伝えられたことが非常に印象的でした。他の会社の新卒社員よりもさらに一歩上の基準と期待値を持たれているのだと感じ、覚悟が固まりました。
──入社式を通じて、アクトビという会社のリアルをどう捉えましたか。
久保田:アクトビは成長市場にいて、事業の方向性も間違っていないという前提を理解できました。だからこそもし自分がこの環境で成長できなかったら、“それは完全に自分のせいだ”という強い「自責思考」を持ちました。良い市場にいるのに結果を出せないのは自分の力不足でしかないので、ここでやっていく上でその視点はすごく大事だと感じました。
フィズ:単に仕事をもらってそのタスクをこなすだけの会社ではない、というリアルを感じました。入社式の中で「今後の目的」や「なぜ入社したのか」を言語化する課題があったのですが、そこで「なぜその仕事をするのか」という目的意識を持つことの重要性を学びました。言われた作業をやるだけでなく、目的を大事にして仕事に向き合うマインドが常に求められる厳しい環境なのだと痛感しました。
──最終ワークで「なぜアクトビで頑張るのか」をパーパス宣言として言語化しましたが、難しさを感じた部分はありましたか。
久保田:自分がどういう人間になりたいかを考える中で、「人に頼られる人間になりたい」という目標を立てたのですが、それを具体化するのが難しかったです。仕事の進め方や技術的な面で頼られるのか、それとも人として頼られたいのか。頼られるという一つの言葉でも色々な視点があるので、それを整理して発表するのはかなり苦戦しました。
星野:私は将来的に東京オフィスの中核を担う人材になりたいという大きな目標はあったのですが、それを「1年後、3年後にどうなっていたいか」という短いスパンに落とし込むのが難しかったです。例えば、Salesforceの資格をどれくらい取得していれば1年後の目標として正しいのかなど、具体的な基準が想像できなかったため、短期的なマイルストーンを言語化する部分に非常に苦戦しました。
──入社式で感じた「アクトビの基準(ACTBE OS)」は、実際の現場や先輩とのやり取りでいつ体現されていると感じますか。
桒嶋:自分が取り組んだことに対して、先輩から「なぜこうしたのか」は常に問いかけられます。単に作業をするのではなく、目的を前提として考えているかを求められていると感じます。また、1on1の時間でも時折「今、何が足りていないと思う?」と自己分析を促され、どうすれば改善できるかを一緒に考えさせてくれるので、ACTBE OSに沿った教育を受けている実感があります。
星野:研修の時から、単なる技術的なフィードバックだけでなく「これがユーザー目線だったらどう作るか」という視点での指導が多いです。研修中の課題であっても、常にお客様のためにどうあるべきかという目的がベースになっている点に、アクトビらしさを感じていました。
会社を共につくる。「人を育てる組織」のリアルと経営陣の想い
──新卒メンバーの発表を聞いて、経営陣のお二人は何を感じられましたか。
藤原:面接の時から話してくれていた「アクトビに入りたい理由」と、入社式での宣言内容にブレがなかったことがとても嬉しかったです。建前で言っていたことではなく、心から納得してアクトビを選んでくれたのだと再確認できました。
吉川:一人ひとりが自分の頑張る目的を定め、自分の言葉でしっかりと宣言する姿を見て、お互いに認識相違のない確かな目標(合意)が作れたという強い手応えを感じました。実際、入社式だけで終わるのではなく、その後の1on1でも本人から「こうなりたいから今これを頑張っています」という言葉が都度出ています。壁にぶつかった時でも、自分たちの軸に立ち返って前向きに頑張り続けられる共通の指標ができたなと、非常に良かったと感じています。
──今後、組織を拡大していく中で、どのような人材育成に挑戦していきたいですか。
吉川:新入社員向けのオンボーディングにおいて、単なる座学や業務スキルの習得だけでなく、レジリエンス(回復力)を強化するための研修を取り入れていきたいと考えています。アクトビの環境で圧倒的な成長を遂げるためには、壁にぶつかった時に折れない精神的な土台づくりが重要になるためです。
藤原:アクトビは人を育てる会社として【100年先も成長し続ける会社】を目指しており、そのためには「在籍している人も成長し続けていること」が大前提です。20代で圧倒的な成長の機会を得られるかどうかは、その人の一生の財産に直結します。だからこそ、企業には彼らを育てる責任がある。決して楽な環境ではありませんが、失敗を共有して資産に変え、目的を見据えて圧倒的な成長を求められるメンバーを迎えられたことを誇りに思いますし、彼らが存分に活躍できる構造を作り続けることが、僕の責任だと考えています。
これからアクトビを目指す就活生へ。期待と責任を分かち合う仲間を求めて
──最後に、これからアクトビを目指す就活生へ、先輩としてメッセージをお願いします。
フィズ:ぜひ失敗を恐れず、明確な目標を持って飛び込んできてほしいです。挑戦する中で失敗して怖いと思うこともあるかもしれませんが、アクトビには一緒にリカバリーし、フォローしてくれる先輩がたくさんいます。自分自身がどうなりたいかをしっかり持っていれば、必ず成長できる環境です。
桒嶋:アクトビは、何でも挑戦しようと思えば挑戦させていただける環境です。だからこそ、失敗したとしても他責にせず、自責思考を持ってずっと挑戦し続けられる人には、かなりおすすめの環境だと思います。ぜひ一緒にアクトビを盛り上げていきたいですね。
──経営陣のお二人からも、未来の仲間へメッセージをお願いします。
吉川:「言われたことをただこなす」だけの環境に物足りなさを感じている方にとって、アクトビは最高のフィールドです。皆さんの成長への熱量を、私たちは全力で受け止めます。
藤原:私たちは、皆さんがアクトビで過ごす時間が、これからのキャリアにおいて圧倒的な強みになると確信しています。期待と責任は同義です。会社の成長を自らの手で牽引し、共に新しい時代を創っていく覚悟のある方からの挑戦を、心からお待ちしています。