【いきもの部】梟の眼


朝、目が覚める。いつも通りの朝だ。

私はモーニングルーチンをこなす。

熱々のコーヒーを淹れるために水を沸騰させる。

ぼこぼこという音を立てる水を聴きながら、今日の予定を確認する。

私は一つのある予定に注目した。

そこにはこう書いてある。「19:30~ いきもの部(注1) フクロウカフェ」と。

注1
いきものとふれあい、普段よりもリラックスした状態でコミュニケーションを行うことで、より一層結束力を強化し、さらなる組織強化を目指している部活です。



私がこのフクロウカフェにかける思いがただならぬ思いであるということだけは説明しておこう。

昨今、社内で噂されていることがある。

いきもの部の活動は主にWantedlyブログでネタを行うために活動していると。



そこで、今回はいたって真面目な活動を行い、その噂を払拭しようではないか。

そして証明したい。ネタブログばっかり書いている

謎の部活ではないということを。

そこまでの固い意思に思いを馳せていると、いつの間にか水が沸騰しきっていた。

冷水が熱湯になるように、思いは決意に、若者は老いぼれになる。

全く不必要で意味不明な一文を挟みつつも、私はコーヒーを飲み、焼けたトーストとカリカリのベーコンで空腹を満たす。

そして私はポロっと呟く・・・







「きょぅ・・・ぃ・・が・・・ぁ・・・ぞ・・・」










ん?







なんて?

こんな茶番を挟んでしまうから謎の部活と言われてしまうのだ。

危ないところだった。

あっという間に夜も更け、フクロウカフェに向かう。

その足取りは軽い。

ネオマッドシティ渋谷が照らす光が、私たちが向かう先への道しるべになったことは言うまでもない。

今回のフクロウカフェでは、フクロウを触ること以外にも、もう一つ重要な活動目的があった。

それは今後の活動内容についてである。

現状9月以降の活動を全く決めていないため、今回カフェというゆったりしたスペースで会議を行い活動内容を決定しようという算段である。

「やっぱり流行って大事なんだよね。

いきもの部はそういうのを追いかける部活動であってほしいよね」





「なんかこう・・・

何かの中に入っているような・・・」





「片手で持てるくらいのサイズ感がいいですよね」




流行していて、

何かの中に入っていて、

片手で持てるくらいのサイズ感


私は頭を悩ませる。

こういう時こそ、フクロウに触れて頭をリフレッシュさせよう。


真っ黒な球体のような眼は、何度見ても驚かされる。













「真っ黒な球体っ・・・!?」

私の脳に電撃が走る。
















「これは・・・まさか・・・!!!!」


流行していて、

何かの中に入っていて、

片手で持てるくらいのサイズ感

そして真っ黒な球体!!!!








「そうだ。タピオカの楽園に行こう」

次回の活動は決まったようだ。

次回いきもの部タピオカ編

Coming soon.

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