こんにちは!法人向けにAI研修と伴走支援を行う株式会社AX(エーエックス)です。
AIが当たり前になりつつある時代に、私たちはAIとどう向き合うか?人はどんな価値を発揮できるのか?
この連載では、AIと共に働くAXメンバーの、それぞれの探究と成長を掘り下げます。
第5回は、AIコンサルタント・阿部将英さん。
広告運用からセールス、そしてAIコンサルタントと、多様な役割を担い続けてきた阿部さん。「特別な得意分野がないからこそ、できることを積み重ねてきた」と本人は語りますが、その柔軟な姿勢こそがクライアントの"最初の一歩"を支える存在へと導きました。
プロフィール
阿部 将英 / AIコンサルタント兼セールス
クライアントの課題を丁寧に紐解き、AI活用の最初のステップを一緒に歩む伴走支援を担当。前職は広告代理店で、広告運用からキャリアをスタート。AXの前身・株式会社アフタースクール時代から約5年にわたり、広告運用、SEO、契約周りなど幅広い業務に携ってきました。
双子の子育てと仕事を両立しながら、仕組み化とチームワークを大切にする「頼れる兄貴分」的存在です。みんなからは"あべちゃん"と呼ばれています!
「特別な得意がない」からこそ、できることを積み重ねてきた
「自分のやりたいことベースは、正直そんなにないんです」
一見、控えめに聞こえるこの言葉。でも、阿部さんの5年間を振り返ると、その言葉の意味が見えてきます。AXの前身である株式会社アフタースクール時代から、広告運用、記事制作、助成金対応、契約周りまで。役割を限定せず、組織に必要なことを一つずつ担ってきました。
「最初は広告運用を担当していたんですが、役割が広がって、みんなのところを広くサポートするようになってきました。その時々で必要なことをやってきた、という感覚に近いですね」
その姿勢は今も変わりません。「必要なこと」を一つずつ積み重ねていくことが、阿部さんの働き方の軸になっています。
セールスから始まり、AIコンサルタントへ
AI事業が立ち上がったとき、阿部さんはセールスを担当することになりました。
「元々営業経験があったので、"向いてるんじゃない?"と声をかけてもらいました。インバウンド中心なら飛び込みもなく、まずはそこから始めてみよう、という流れでした」
一方で、次第にこんな思いも芽生えていきます。
「商談の場で盛り上がって、『一緒に頑張りましょう』とお話ししたあと、契約後にクライアントがどう活用して、どんな変化が起きたのかを知らないまま終わってしまうのは、少しもったいないなと感じていました。提案して終わりではなく、その後の活用まで関わったほうが、クライアントにとっても価値が高いのではないか、と」
やがてAXの中で、「セールスを切り出すよりも、AIコンサルタント自身がセールスも担ったほうがいいのではないか」という考え方が生まれていきました。
そこで阿部さんは、AIコンサルタントとしてクライアントに関わりながら、必要に応じてセールスも行うスタイルへと役割を広げていきます。クライアントに深く関わりながら伴走する今のスタイルは、そうした思いから形づくられていきました。
「最初の翻訳」ができる人になりたい!
阿部さんがAIコンサルタントとして大切にしているのは、クライアントの"最初の一歩"を一緒に踏み出すことです。
「AXにはAIに詳しいメンバーがたくさんいます。その中で自分が貢献できるのは、初心者が抱える"分からない"を翻訳してあげる最初の段階だと感じています」
セールス経験を通じて、「知識がない状態で疑問を投げかけてくる相手の気持ち」が分かるようになったという阿部さん。複雑なことをシンプルに伝える力は、クライアントのワークフロー分解にも活きています。
「業務をどう分解してAIに投げればいいか、その最初の紐解きを一緒にやる。そうやってレールに乗せることができれば、あとはクライアント自身で伸びていくんです。どんどん成長して、自分でAIを使いこなせるようになっていくクライアントの姿を見ると、"めっちゃいいな、この流れ!"って嬉しくなります」
それはまるでコーチングのよう。なんでも教えるのではなく、一緒に考え、気づきを引き出す……これが、阿部さんの伴走スタイルとなっています。
双子の子育てと仕事の両立にも、「仕組み化」が大切
阿部さんは、双子のお子さんを育てるパパでもあります。
「子育てが始まってから、"昔はあんなに時間があったのに、なんでちゃんとできてなかったんだろう"って思うくらい、使える時間が減りました。体感で1/3くらいですね(笑)」
それでも、仕事も育児も「やりたいと思っている自分の意思でやっている」という感覚が支えになっているといいます。
「大変なのは自分で選択してるから。でも、ここでどっちも頑張りたいと思ってる自分がいるから、頑張れるんです」
そんな阿部さん、最近は「自分さえ頑張ればいい」という考えを見直し始めたそうです。
「頑張ることだけでは限界がある。"この状況で回る仕組み"を本気で考えないといけないと思い始めました。毎週の振り返りで自分が抱えているタスクを整理して、一旦手放せるものは手放す。チームで協力する体制を作るために、"これはAIに任せられる""これは人間がやるべき"と分けてみる。そうやって少しずつ、仕組みで回せる状態を目指しています」
複数のコミュニティを持つことが癒しになる
仕事と育児の両立で自分だけの時間が取りにくい中、阿部さんにとっての「癒し」は何でしょうか?
「いろんなコミュニティを持つことですね。会社、家族、音楽好きの仲間、地元の友達、服が好きな人たち。それぞれの場所で"少しずつ違う自分"になれるから、客観視できるんです」
一つの場所だけに閉じこもっていると、やがてしんどくなる。でも別の場所に行けば、状況が違う自分がいて、「さっきはなんであんなに悩んでたんだろう」と思えることもある。
「昔から、縁のある仲間たちと過ごす時間が自分にとっては大切なんです。以前、個人的にもしんどい時期があったんですが、あるコミュニティの仲間が、自分を元気づけるための動画をわざわざ撮影して送ってくれたことがあって。今でもそれを見返すと、あの時の優しさを思い出します」
「なりたい自分」より「ありたい状態」を大切に
年末年始に自分の人生を振り返ったという、阿部さん。そこで気づいたのは、自分が「なりたいことドリブン」ではなく、「こうありたいという状態ドリブン」だということでした。
「昔は"売上いくら稼ぐ"とか"いい車に乗る"とか目標を立ててたんですけど、全然モチベーションに繋がらなくて。でも今は、"子供たちとの時間が取れているか"と"自分が熱中できることをやっているか"、この2つが大事なんだと分かりました」
仕事における直近の目標は、さらに本質的なスキルを身につけること。
「スキルベースで仕事をしてきましたが、AXで働くことで"本質の課題を解決する"視点を学んでいる最中です。以前よりも気づけなかったことに気づけるようになってきた。それが自己成長に繋がっていると感じています」
「めんどくさいこと」がある方が、人生は豊かになる
最後に、年齢を重ねて感じていることを聞きました。
「いい意味で“めんどくさいこと”があった方が楽しいな、と思うようになりました」
たしかに、一人でいるのは楽。でも、それだと自分の想定以上のことが起きない。家族といる、チームで働く……そういう一見「めんどくさいこと」があるからこそ、人生は豊かになる。
「以前、外注だけでフリーランスの仕事が回っていた時期があって、やることがなくてNBAの試合ばっかり見てた時期があるんです。でも"楽しくない"って思いました。それから、複雑な状況の中に身を置くことの価値を再認識しましたね」
その価値観は、AIに関心を持つ人へのメッセージにもつながります。
「今はAIを使えることがプラスになる時期だけど、数年後には使えないことがマイナスになる。プラスになるうちに挑戦した方がいいと考えていますね。
そんな中でAXの魅力は、一人じゃたどり着けないところに、みんなで行けること。その環境に身を置くからこそ、想定を超えた成長ができると思います!」
組織のためにできることを積み重ね、クライアントの最初の一歩に寄り添い、家族との時間も大切にする阿部さんの姿勢は、「AIと人が共に成長する」というAXの理念を体現しています。
次回のメンバーインタビューもお楽しみに!
正解のない時代に、問いを磨きながら進む。そんな仲間と共に、"AIと働く未来"を一緒に描いていきませんか?