「待っていれば採用できる時代」の終焉と、今すぐ園が変えるべき採用の常識
こんにちは!キャリアフィールド株式会社の都築です。
毎週お届けしているポッドキャスト番組『ココキャリ園長通信ラジオ』。第4回は、現在の保育業界を揺るがしている「配置基準の歴史的改正」と、それに伴う採用市場の激変についてです。
テーマは、「76年ぶりの改正で何が変わる?保育士不足の本当の理由」。
「保育士って、本当に足りないの?」という疑問に対し、現場の様子とこれからの生存戦略について解説します。
1. 「数が足りないから、質が落ちる」保育現場の実態
これまで日本の保育現場は、非常に厳しい配置基準のもとで運営されてきました。特に1歳児においては「保育士1人が6人の子どもを見る」という基準が長く続き、現場は文字通りギリギリの状態で我が国の幼児教育・保育を支えてきました。
そして今、この基準が実に76年ぶりに見直しされることになります。一見すると現場の負担軽減につながる素晴らしいニュースですが、採用の現場では深刻な事態も起きています。
それは、とにかく有資格者が足りないということです。現場では、資格を持たない保育補助の方や、自治体の講習を受けた『子育て支援員』の力を借りて、なんとか現場を回しているのが実態といえます。
有資格者からの応募が激減した結果、多くの園が「資格を持っている人が来たら、園の方針に合う合わないに関わらず、無条件で採用せざるを得ない」という歪んだ状況に陥っています。これが結果として、園の理念とのミスマッチや、最悪の場合は「不適切保育」のリスクへと繋がりかねない。まさに「数が足りないために、保育の質が落ちてしまう」という悪循環が起きているのです。
2. 保育士の「働く選択肢は2倍」に。なのに「卒業生は激減」の衝撃
なぜ、ここまで人が採れなくなってしまったのでしょうか。
かつては、保育養成校から次々と保育士が輩出され、今ほど共働き世帯も多くなかったため、園側は「待っていればいくらでも採用できる(選べる)時代」が長く続いていました。しかし、平成15年(2003年)頃を境に状況は一変します。
- 活躍の場は2倍に拡大: 保育士の資格を活かせる場所は、従来の保育園や幼稚園だけではありません。近年では「学童保育」や「放課後等デイサービス」など、保育士を求める施設が爆発的に増え、選択肢は当時の倍以上になっています。
- 分母となる若者は激減: 働く選択肢が倍増している一方で、肝心の養成校の卒業者数は増えるどころか、少子化の影響もあいまって激減しています。
「待っていれば採用できた時代」の成功体験が長い業界だからこそ、急激な市場の変化に対応できず、「採用が苦手な業界」になってしまっているのです。
3. 明暗を分ける「二極化」ーー勝つ園の秘訣とは?
現在、保育業界の採用は完全な「二極化」が進んでいます。大半の園が採用に苦戦する一方で、一部の園では通常の配置基準の2倍近い保育士を余裕を持って配置できているところもあります。
その違いは『採用活動を、地道に、ちゃんとやっているか』。これに尽きます。
地道な努力を重ねている園には、自然と良い人材が集まり、職場環境が良くなり、さらに人が集まるという「最高の好循環」が生まれています。
しかし、学生の減少スピードは私たちの想像以上です。かつては地道にやっていて上手くいっていた園でさえ、今は厳しい戦いを強いられています。だからこそ、今までのやり方をアップデートする「攻めの採用広報」が必要不可欠なのです。
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第4回 「76年ぶり改正で何が変わる?保育士不足の本当の理由」
最後に:激変する市場だからこそ、本質的な支援を
国のルールが変わり、求職者の動きが変わる今だからこそ、園の経営に深く寄り添った採用広報の力が必要です。
キャリアフィールドでは、単なる「求人媒体の提供」にとどまらず、市場の構造変化を捉えた上での採用コンサルティングを行っています。「時代の転換期に、保育業界のインフラを支える実感を味わいたい」「経営者の最高のパートナーになりたい」という方、ぜひ私たちと一緒に新しい採用の常識を作っていきませんか?