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システムリプレイスに挑む、バックエンドエンジニアが実感する「harmoにしか無い魅力」

お薬手帳アプリを提供する「harmo(ハルモ)株式会社」は、現在、システムのモダナイズを目的としたリニューアルプロジェクトに取り組んでいます。そこで今回ご紹介するのは、このリニューアルプロジェクトをリードする2人のバックエンドエンジニアが感じるharmoの魅力とやりがいです。2021年、22年に相次いで入社したベテランエンジニアは、なぜharmoを選んだのでしょうか。その魅力に迫ります。

harmoとは?

harmo(ハルモ)は、個人がご自身やご自身の家族の医療・健康情報を管理・活用するためのPHR(パーソナルヘルスレコード)システムです。中核サービスである「harmoおくすり手帳」は、約40万人が利用し、全国1万7,000軒以上の調剤薬局で利用されています(2022年9月現在)。さらに、ワクチン接種の記録・管理アプリとして開発した『harmoワクチンケア』、新型コロナワクチン接種に特化した接種記録・管理アプリ『harmoワクチンケアwithコロナ』は、全国25以上の自治体で採用され、累計利用者数は1060万人を突破。harmoは、生活者一人ひとりの健康価値向上に貢献しています。



harmo株式会社
バックエンドエンジニア
芝端

大学院で情報工学を修め大手SIerに入社。社内フレームワークの開発に従事後、コンテンツサービスの開発などを手掛けるITベンチャーや環境系スタートアップで、アプリケーションエンジニアやマネジャーを歴任。サービス開発に携わる。2021年にharmoに入社。



harmo株式会社
バックエンドエンジニア
長田

大学でコンピュータサイエンスを学んだ後、数学教師として中高一貫校に採用され教鞭を執る。その後、ソフトウェア開発会社のエンジニアに転じ、金融系システムやサブスクリプションシステムのフロントエンド開発やバックエンド開発に従事する。2022年harmoに入社。

harmoの何がベテランエンジニアを惹きつけたのか?

——まずは長田さんから、転職を志した経緯を聞かせてください

長田 家庭の事情で実家に戻ることになり、教師を辞めて選んだのがソフトウェア開発の道でした。大学で学んだコンピュータサイエンスの知識を活かしたかったからです。選んだのはいわゆる受託開発会社で、5年間の在籍中、大小さまざまなWebシステムの開発に従事しました。お客様と折衝を重ね、仕様をまとめ、ソフトウェアによって課題解決につなげる。この一連の流れがうまくつながったときの喜びは何ものにも代えがたいものがありましたが、1つ残念だったのは、システムはあくまでもお客様の所有物だということ。じっくりと腰を据えてシステムと向き合おうと思ったら受託開発では超えられない壁があります。自社サービスに携わってみたいという思いが、転職を考えはじめたきっかけでした。

——芝端さんはいかがですか?

芝端 harmoに入社するまでは、省エネサービスを提供するスタートアップで開発に携わっていました。harmoは私にとって4社目なのですが、今回の転職の引き金になったのは、コロナ禍で逼迫する医療現場の厳しい実情を知ったことが大きかったですね。これまでエンジニアとして培った知見をこの領域で活かせないかと思っていたタイミングで、たまたま人事からお声がけいただき入社することになりました。新卒で入社したSIerを経て、自分が使いたいと思えるサービス開発にこだわり続けてきた私にとって、電子お薬手帳サービスを手掛けるharmoは、まさに有力な選択肢だったわけです。

——数ある転職先候補があるなかで、なぜ、harmoを選ばれたのでしょう?

長田 以前から薬の処方箋を紙で管理することに不便を感じていましたし、そもそもヘルステックはその将来性が期待されている分野です。しかもharmoは単なるベンチャーではなく、医薬品開発支援大手のシミックグループの一員です。10年以上にわたる歴史もあり、数ある電子お薬手帳サービスのなかでも抜きん出た信頼感があります。将来的には、お薬手帳の普及に留まらず、処方箋データをもとにしたさまざまな統計データを用いたデータビジネスへの発展も期待できそうです。そうした数々の利点に惹かれ私はharmoを選びました。

芝端 私の場合、最初にお声がけいただいてから入社まで半年ほど時間がかかったのですが、この間、手間暇を惜しまず、harmoを率いる経営陣やエンジニアたちと何度も引き合わせてもらったことが、結果的に入社を決める決め手になりました。採用にコストを惜しまない真摯な会社だと感じたからです。実際にお会いしたエンジニアからは、技術や開発に対する真摯な姿勢とチームワークのよさ、また、エンジニア以外の方々からはharmoの普及に賭ける思いとエンジニアリングへの深い理解を汲み取れたのも、要素としては大きかったですね。前職で慣れ親しんでいた技術スタックがほぼそのまま使えるという偶然も重なり決断しました。

人生に寄り添うサービスをチームワークで実現する面白さ



——電子お薬手帳を開発する醍醐味はどこにあると思われますか?

長田 「人生100年」といわれますが、harmoはまさに乳幼児から後期高齢者まで、年齢を問わず人の一生に寄り添い続けられる数少ないサービスだということでしょうね。家族や友人をはじめ、身近な人たちのためにプロダクトを開発している感覚は業務システムを開発していたときには感じなかったことです。社会とのつながりを感じますし、人に誇れる仕事に携わっている実感もあります。それが私にとってharmoの開発に携わる一番の魅力であり醍醐味を感じる点です。

芝端 エンジニアリングの世界には、尖った技術力さえあれば、多少振る舞いや言動に問題があっても目を瞑るような、スキル至上主義がまかり通っていたり、エンジニアはビジネス側が出す要求に応えればいいといった社内受注関係が固まっている会社があったりしますが、harmoはこれらとは無縁です。むしろチームワークを好み、誰とでも対等にコミュニケーションできるカルチャー(※harmoの大切にしたい価値観「役職は役割」)があるからです。全国を駆け回っている経営陣や営業、各地で耳にしたお客様からの好意的な反応や新たな課題を共有してくれるなど、エンジニアを盛り立てる雰囲気もある。フラットで風通しのいい環境は間違いなくharmoの魅力の1つなのは間違いありません。

——現在、システムのリプレイスプロジェクトが進行中と聞いています。具体的にはどのような取り組みなのでしょうか?

芝端 リプレイスに関しては私たちが入社する前から準備が進められており、今年で3年目の取り組みになります。リプレイスの目的は、先ほど長田が触れた通り、harmoがユーザーの人生に文字通り寄り添い続けるための重要なプロセスです。具体的には、新技術の導入により長年にわたって累積した技術的負債を解消するとともに、ビューとロジックを切り分け、ライフサイクル寿命の異なるフロントエンドとバックエンド開発の効率化が主なテーマになります。いずれもharmoのさらなる進化に、なくてはならない取り組みという位置付けです。

長田 harmoを取り巻く周辺環境が活発になっているのもリプレイスの一因です。2010年のリリースから13年を経て、既存のお客様に加え、パートナー企業やグループ企業の間からもharmoに寄せられる要望の数は増え続けています。一方、2023年1月から電子処方箋運用がはじまるなど、電子お薬手帳の利用拡大に向けた行政の動きも本格化しており、私たち開発陣もいままで以上に迅速で的確な対応が求められることになる見込みです。こうした変化に柔軟に対応するには、システムのモダナイズはもちろん、アジャイル開発への移行とエンジニアの増員は不可欠です。そのためリプレイスプロジェクトと並行してエンジニア組織の体制強化に取り組んでいます。

——こうした変化はバックエンドエンジニアの働き方に、どんな変化をもたらすと思われますか?

長田 今後は行政主導で、マイナンバー連携など電子お薬手帳に必要な機能や仕様が標準化されていくことになるでしょう。それに伴って、私たちエンジニア自身も開発だけに閉じるのではなく、営業やマーケティング、カスタマーサクセスとの連携を深める必要性が増すのではないかと思っています。素早い対応がビジネスの成否を左右するからです。自分が書いたコードが、ビジネスにどう反映され、社会に対してどんな影響をもたらすか考え、何が最善かをエンジニア自身が考える場面が増えるのではないでしょうか。

芝端 バックエンド領域の技術革新は、トレンドの変化が著しいフロントエンドと比較するとそれほど速くないかもしれませんが、だからといって変化は避けられるものではありません。リプレイス完了後に「あのとき、ああしておけばよかった」と後悔しないためには、変化を前提とした設計が必要になるでしょうし、課題の本質を捉えた洗練されたコードも必要です。そして何よりharmoに蓄積された処方箋データは、その方の人生にとってかけがえのない情報なので、情報セキュリティやデータの保全など、シビアに取り組むべき面が多々あります。どれも疎かにできませんし、最後までやりきる気構えも必要です。

harmoでなければならない。そんな方にきてほしい



——どんなときにharmoで働いてよかったと感じますか?

長田 最近、妹に子どもが生まれ、実家には70代の祖父母が暮らしています。先ほども少し触れましたが、こうした幅広い年齢層に使っていただけるサービス開発に携われること、それ自体に大きな喜びを感じます。harmoはガツガツと前のめりになって売上や利益を獲りにいく企業というより、医療や健康にまつわる社会問題を解決したい、もしくは多くの人たちが直面する負の体験をなくしたいという志を持つ人たちが集まった企業です。そんなメンバーがharmoというプロダクトを挟み、それぞれがなぜここで働くのかを自覚しながら、互いに支え合っている。日々のちょっとしたやりとりから、そんな社風を感じ取れるのはharmoにきてよかったと感じることの1つです。

芝端 私は何よりコードを書くことに集中できる環境に感謝しています。とくにいまはシステムのリプレイスに注力しているので、その恩恵をひしひしと感じるんです。

——なぜですか?

芝端 システムのリプレイスは新機能の開発とは異なり、アプリケーションの進化をもたらすものではないため、ビジネス側の人たちから「なるべく低コストで終わらせてほしい」という「圧」を感じることがありそうなものですが、harmoにはそうした空気はありません。むしろ「将来の飛躍のために、いまリプレイスすることが大事。だからしっかりやり抜こう」というコンセンサスが浸透しているのを感じます。リプレイスを担当するエンジニアが精神的に追い詰められることなく、5年後、10年後を見据えて開発できるのは得がたい環境といえるでしょう。harmoを選んでよかったと感じる瞬間です。




——harmoのバックエンドエンジニアに必要な人材像を教えてください。お二人はどんな方と一緒に働きたいですか?

長田 いま、採用を強化しているため、最新技術にも通じていて、飛び抜けた実力をお持ちの方とお会いする機会が少なくありません。そうした人たちのなかで、私たちがとくに一緒に働きたいと思うのは、harmoおくすり手帳の開発に携わることに、自分なりに意味を見出している方です。開発を自分事として捉えられる方であれば、きっと課題解決のための議論にも熱が入るでしょうし、互いに学び合い、高め合うこともできるでしょう。harmoが本当の意味で利用者の人生に寄り添うようなサービスになるには、そうした人材の存在が必要です。

芝端 harmoをより多くの方に利用していただけるサービスに育てるには、保守性の高い設計ができ、それを実現する品質の高いコードが書けるエンジニアが欠かせません。また、不確実性が高まるなか、あらゆる可能性を考慮した上で適切な決断を下そうと思ったら、チームワークを前提としたディスカッションやコミュニケーションが必要不可欠です。目先の流行に左右されたり安易な選択をよしとしたりせず、本質的な解決を目指すエンジニアと一緒に働けたら、私自身とても嬉しく思います。

長田 将来にわたって意義あるサービスを作り続けたい。そんなエンジニアにきていただけたらいいですよね。

芝端 そうですね。harmoなら変化と向き合いながら、高い信頼性が求められるサービス開発に挑み続けることができます。もしそうした環境に興味がある方がいらしたら、ぜひ話を聞きにいらしてください。

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