YTT LINKS ICM Group(管理部門)の牧野です。
先日、当社の代表である中川が、とあるVtuberとの対談動画に出演しました。
そこで語られていた「これからのエンジニアの定義」についての話が、YTT LINKSという会社が現場のエンジニアに何を求めているのか、そして、なぜ今のカルチャーに行き着いたのかをとてもリアルに表していました。
今回は、その動画の中で語られた代表の言葉から、私たちが考える「AI時代を生き抜く本当のエンジニア像」について書いてみようと思います。
目次
少しスケールの大きな「エンジニアの定義」
20年前から抱いていた「プログラムだけ」への違和感
あの時の「ミッション」との答え合わせ
「ただの作業者」で終わることに危機感を持つ人へ
少しスケールの大きな「エンジニアの定義」
動画の中で代表は、これからのエンジニアの定義について、こう語っていました。
「世の中の仕事全てができる人、プラス、プログラムもできる人がエンジニアである」と。
これだけを聞くと、「エンジニアに何でも屋になれということか?」と驚く方もいるでしょう。技術を突き詰めたいプロフェッショナルからすれば、少し戸惑ってしまう言葉かもしれません。
しかし、その言葉の裏にある真意を聞いていくと、それは「何でも屋」ということではなく、「システムの作り手である前に、ビジネスの課題をITで解決するプロフェッショナルであれ」という、非常に現実的で本質的なメッセージでした。
今のIT業界、特に多重下請け構造になりがちなSESや受託開発の現場では、仕事が極端に細分化されています。 要件を定義する人、設計する人、そして言われた通りにコードを書く人。
システム開発を効率化するという意味では正しいのかもしれません。 ですがその結果、多くの現場で「顧客の顔も、ビジネスの目的も知らないまま、ただ目の前のコードを書くだけの作業者」が生まれてしまっているのも事実です。
代表は普段から、「自分の役割はここまで」と線を引いたり、「エンジニアとはこういうものだ」と型にはめたりする考え方を好みません。 だからこそ、「ただ言われた通りにプログラムを組むだけ」という枠に自らを閉じ込めてほしくないのだと言います。
20年前から抱いていた「プログラムだけ」への違和感
この考え方の根底には、代表自身が20年前の新入社員時代に抱いた違和感がありました。
当時の代表は、現場で働く先輩たちを見て「なぜみんな、プログラムをするという『作業』だけをして、それで満足してしまうのだろうか」と疑問を持っていたそうです。
そもそも、私たちの仕事の本質は「プログラムを書くこと」ではなく、「相手のビジネス課題を解決すること」です。 顧客はコードの美しさそのものにお金を払うのではなく、自分たちの業務がどう改善され、どう利益を生むかという「結果」に対して対価を支払います。
その対価として報酬をもらうプロフェッショナルである以上、私たちはまず「相手の課題やビジネスの仕組み」を知らなければなりません。
なぜこのシステムが必要なのか。現場のユーザーはどんなことに困っているのか。 そういった「世の中の仕事(業務)の仕組み」を理解した上で、初めてプログラミングという強力な手段が活きてきます。
そして、相手の真の課題を引き出し、連携していくためには、「まず相手に自分のことを知ってもらい、信頼関係を構築すること」が欠かせない。 代表は動画の中で、そのように語っていました。
あの時の「ミッション」との答え合わせ
この動画を見たとき、以前のインタビューで聞いたYTT LINKSの「会社ミッション」に込められた背景と、自分の中で腑に落ちる部分がありました。
「エンジニアを『リソース』として見ない」。綺麗なルールはないけれど、人を一番に考えるアサインの話。
以前、代表に会社のミッションの意図をインタビューした際、こんな言葉を聞きました。
「コロナ禍で、朝礼から終礼まで誰とも話さずに1日を終えるエンジニアが増えましたよね。でも、ただ言われた通りにコードを書くだけなら、それこそAIのような『替えのきく部品』になってしまう。だからこそ、相手を知ろうとする姿勢といった『人間力』がないと、これからは仕事がなくなってしまうという危機感があるんです」
あの時は「なるほど、これからの時代を見据えた視点だな」と深く頷いて聞いていましたが、今回の対談動画を見て、その言葉の背景がより明確になりました。
「AIに代わられないための人間力を」というあのミッションは、昨今のAIブームに乗って作られた言葉ではありませんでした。 代表自身が20年前から現場で感じ続け、ずっと実践してきた「ビジネス課題を解決できる、本質的なエンジニアになってほしい」という原体験から来ているものだったのです。
「ただの作業者」で終わることに危機感を持つ人へ
YTT LINKSには、非常に真面目なエンジニアが多いように感じます。 真剣に「取引先が本当に作りたいものは何か」「どうすればこのシステムで課題を解決できるか」を考え抜こうとする姿勢を持つ人たちが集まっている印象です。
仕様書が降りてくるのをただ待つのではなく、足りない情報があれば自ら取りに行き、顧客の業務を理解しようとする。 時には「その機能より、こちらのアプローチの方が御社のビジネスには最適ではないですか?」と論理的に提案できるような、そんな働き方が理想とされていますし、実際にそう動いているメンバーをよく見かけます。
「コードを書くこと」はあくまで手段であり、目的は「顧客のビジネス課題を解決すること」。
だからこそ、うちの会社はただのプログラマーではなく、相手を知り、上流から課題解決に入り込める「ビジネスパーソンとしてのエンジニア」を評価しますし、そう成長できる環境を用意しています。
今、自分の仕事が「仕様書通りに動く替えのきく部品」になっていないか。 AIがコードを自動生成する時代に、自分には何ができるのか。
もしあなたが、そんな「ただの作業者」で終わることに危機感を感じていて、ビジネス視点を持った本質的なエンジニアとして成長したいと考えているなら。 YTT LINKSという環境は、あなたのその真面目な思考と技術を活かせる場所になるはずです。
顧客のビジネスに踏み込み、自分の頭で考え、真に価値のあるシステムを一緒に創りませんか? 少しでも共感していただけたら、ぜひ一度、カジュアルにお話ししましょう。
【追記】 今回記事のきっかけになった代表の対談動画は、こちらからご覧いただけます!会社の雰囲気や代表の飾らない人柄が伝わる内容になっていますので、お時間がある時にぜひ覗いてみてくださいね。