会社の紹介は、どうしてもうまくいった話に寄ります。でも、入る側からすれば、その会社が何をやめてきたかのほうが、よっぽど判断材料になるはずです。
REJECTは2018年にできた会社です。8年で、始めたものも、やめたものもあります。この記事では、やめたものの話を書きます。
AGENDA
・最初の事業は、eスポーツではありませんでした
・アパレルを、一度やめました
・やめなかったものと、後から買ったもの
・なぜこの話を採用の記事に書くのか
最初の事業は、eスポーツではありませんでした
チームを作った直接のきっかけは、自分が選手として参加していたリーグで、給料が支払われなかったことでした。それなら自分で、ちゃんと報酬を払えるチームを作るしかないと思いました。
とはいえ、チームだけでは給料は出ません。初期の選手の給与は、大部分をWeb制作の仕事の売上で補っていました。つまりREJECTの最初の事業は、eスポーツではなくWeb制作です。
この順番は、いまの会社の形にそのまま残っています。チームの外側に事業を作って、その利益でチームを強くする。やっていることは8年前から変わっていません。
アパレルを、一度やめました
一番大きな「やめたこと」はアパレル事業です。ものとしての評価は、悪くありませんでした。でも、仕掛けるタイミングが早すぎました。
eスポーツチームのアパレルが成立するには、チームのロゴを身につけること自体が意味を持つところまで、ファンの母数とブランドの浸透が先に必要です。それがない状態で良い服を作っても、ただの良い服で終わります。
だから一度止めて、いまは物販をグッズ中心に寄せています。ファンが「推しのものだから欲しい」と思えるもののほうが、いまの規模に合っているからです。
やめなかったものと、後から買ったもの
逆に、何度かやめる選択肢があったのに残したのが、競技部門です。単体で見れば、競技チームは金のかかる事業です。それでも残しているのは、ここがなくなった瞬間に、他の事業の意味もなくなるからです。
そして、自分たちでゼロから作るのをやめて、買ったものもあります。クリエイティブ領域の会社をグループに入れました。自分たちでゼロから育てると何年もかかる領域は、買ったほうが早いと判断しました。
海外にも拠点を作りました。これも、日本で完成させてから出るという順番を取らなかった結果です。
なぜこの話を採用の記事に書くのか
REJECTに入ってくる人には、この前提を知っておいてほしいからです。
この会社は、始めた事業を必ず続ける会社ではありません。タイミングが違うと判断すれば止めます。自分たちでやるより早い方法があれば、そっちを取ります。
だから、自分の担当事業がずっと同じ形で残ることを前提にキャリアを考えたい人には、向いていません。逆に、事業が変わることを前提に、自分のやることを作り直していける人には、面白い会社だと思います。
いまは、新規事業、タレント、グッズ、パートナー戦略、クリエイティブ、管理部門まで、幅広く募集しています。選考の前に、まず話を聞くだけでも構いません。うまくいっていないところも含めて話します。
株式会社REJECT 代表取締役 甲山翔也