1万社の中小企業でのAI活用定着と3万人のAI人材輩出を目指し、「世界に負けない日本を築く」をビジョンに掲げる株式会社キャナルAI。
今回インタビューするのは、人事責任者とコンサルティング営業を担当する佐藤巧真さんです。
プロサッカー選手という目標を怪我により断念した過去や、教育事業への参画や起業などのビジネス経験。自分の道を見つけるために、多様な経験を積み、キャナルAIに辿りつきました。
独自の強みを模索し続けた彼が、なぜ次のステージにキャナルAIを選んだのか。その軌跡を辿ると、佐藤さんの根底にある「人の居場所や選択肢を作りたい」という信念と、決まった枠に囚われないAIコンサルティング事業の面白さが見えてきました。
佐藤 巧真 / 人事責任者
1996年生まれ、京都府出身。小学5年生からサッカーを始め、中学時代にはクラブチームで全国大会ベスト16を経験。高校2年で怪我によりプロの道を断念。専門学校で理学療法士を目指す傍ら、大阪のベンチャー企業に参画し、通信制高校の立ち上げや学生向け起業家育成事業に従事。25歳で起業し、広告運用や人材紹介事業の立ち上げなどを経験。2025年、キャナルAIのビジョンに共感し入社。現在は人事責任者とコンサルティング営業を担当。
プロの道を絶たれた挫折。失って気づいた居場所と選択肢の大切さ
ーーこれまでのキャリアの原体験について教えてください。
サッカーでの挫折が原体験です。
小学5年生からプロを目指し、中学時代はクラブチームでレギュラーとして全国大会ベスト16に進出しました。スポーツ推薦で高校に進学したものの、高校2年の夏に怪我をしてしまい、プロの道を諦めることになりました。
当時の私にとってサッカーは絶対的な居場所であり、常に選ばれ続けるために技術を磨くことが普通の環境でした。そのため、怪我でサッカーに戻れなくなった時に、他のフィールドでどうやって自分の居場所を見つければいいのか分からず、非常に困惑しました。
その後、怪我の経験から理学療法士を目指して専門学校へ進学しましたが、学ぶ中で「これは本当にやりたいことなのか」と違和感を抱き、ここでも自分の居場所ではないと感じるようになりました。
ーーそこからどのようにして次の道を模索していったのですか。
学校に通いながらも、SNSを通じて様々な経営者の方に会いに行くようになったんです。
そんな中で大阪のベンチャー企業に出会い、専門学校に通いながら業務委託として働き始めました。そこの掲げる、未来に挑戦する若者のハードルを取り除く、という想いに自分の経験が重なり、深く共感したんです。最終的には専門学校を中退してその会社にコミットすることにしました。
そこでは通信制の起業家育成学校の立ち上げに参画し、カリキュラム作成や集客戦略、授業の講師も務めました。また、大学生向けの起業家育成のプロジェクトも主導しており、そこではSNS広告を運用して300人規模の入会集客も経験しました。
この経験を通して、誰かの成功や成長の過程に関わること、人が自分の居場所や役割を見つけていく過程にやりがいを感じる自分に気づきましたね。
ーーその経験が、人の選択肢を作りたいという現在の思いに繋がっているのですね。
はい。また、海外への渡航経験や多様な交友関係の中で、生きにくさを感じている人や、うまく自分を表現できず輝ける場所を見つけられていない人を見てきた経験も、その想いに繋がっています。
そうした経験から、環境に恵まれていない人でも、安心して輝ける居場所や、挑戦できる選択肢を作りたいと強く思うようになったんです。
教育事業に3年ほど関わった後、25歳で起業して広告運用や人材紹介事業の立ち上げをしてきました。特にキャリアアドバイザーの仕事では、人の人生の分岐点に関わり、良い選択肢を提示できることに大きな喜びを感じていました。「人の選択肢」に携わる仕事はずっとしてくのだなと思っていました。
AIで選択肢を増やす。キャナルAIのビジョンとの出会い
ーーそこから、なぜキャナルAIに入社されたのでしょうか。
キャナルAIの掲げるビジョンが私の「人の選択肢を増やしたい」という思いと重なったこと、そして自身の「専門性をつけたい」というキャリア軸に一致したことが大きな決め手です。
起業して3年が経ち28歳になる頃、何でもこなせるオールラウンダーである一方で、自分には尖った強みや明確なスキルがないことに悩むようになりました。これからの時代に不可欠なAIの知見を自分の専門性にしたいと考えていたタイミングで、知人の紹介で中村と出会いました。
ーー中村代表のどのような言葉やビジョンに共感されたのですか。
「1万社の中小企業でのAI活用定着」と「3万人のAI人材輩出」という目標に共感しました。
特に、AIを使えば地方にいても東京と同じ時給で働けるようになり、働く場所のボーダーをなくすことができるという考えに強く惹かれました。「どこにいてもその人の価値が発揮できる環境を作りたい」という私の思いと、キャナルAIの目指す未来が重なり合い、強く共感したのです。
また、中村の事業に対する姿勢にも深く感銘を受けました。現実の課題から逃げず、顧客への価値提供を徹底的に追求する凡事徹底のスタンスを持っています。
私自身、過去に苦しい状況から逃げたくなる自分の弱さを感じたことがあったため、真正面から課題に向き合い続ける代表の姿勢を尊敬し、ここで共に挑戦したいと決意しました。
高いカスタマイズ性が生む価値。AIの力で誰かの可能性を最大化する
ーー現在キャナルAIで担当されている業務と、事業の面白さについて教えてください。
現在は人事責任者として面接を担当しつつ、メインはコンサルティング営業として活動しています。
事業の面白さは、0から作るカスタマイズ性があることです。
私たちが提供するAI研修は、決まった動画を見せたりパッケージ化されたカリキュラムを提供するものではありません。クライアントの業界や部署ごとの非効率な業務や課題を詳細にヒアリングし、毎回異なる内容のワークショップを作り、その場で課題を解決していきます。
これは地方の中小企業であっても、自分たちなりの解決方法を発見できることに繋がります。
例えば、DifyというAIを活用して、SNS投稿の構成案・文章をAIで生成できるワークフローを構築させていただいたプロジェクトがありました。Difyは、無料で日本語対応可能、そしてクラウドに依存しない自社内の運用が可能なAIです。
先方も自社の課題がわかりつつも、「どのAIが適切か」「どう運用すればいいか」と迷うことが多いです。そのため私たちがAIの選定からワークフローの構築まで行い、最終的に自走できるまでフォローさせていただいています。このプロジェクトでは、最終的に年間400万以上の費用削減を達成、「悩んだらAIに聞いて、自分たちなりの新しい方法を作る」という文化も生まれました。
このように目の前の課題をAIと解決できることを体感いただくことで、自分たちの可能性を閉ざすことなく、誰もが新しい挑戦に向かえるようになる。そこがこの事業の大きな魅力だと感じています。
ーー社内の環境や組織風土についてはどのように感じていますか。
助け合いながら、高め合っていこうという風土ですかね。
誰かがオーバーワークになりそうなら自然と仕事を引き受けたり、クライアントにさらなる価値貢献できるように、社内でAI勉強会を開いて教え合う文化があります。
最近の出来事としては、社内で新しいAIを導入するタイミングで、セットアップに困っていたのですが、すかさず社長自ら教えてくれたり、他のメンバーもサポートしてくれました。単に優しいと言うよりは、みんなで良い仕事をしていこうという部活みたいな印象です。
また、キャリアの観点でも魅力的だなと思います。
AIの基礎知識に自分のこれまでの経験やバックボーンを掛け合わせることで、業種や業界に関係なく市場価値を高めることができます。
例えば前職が税理士法人で働かれていた方が、現在は他社の経理業務をAIで効率化されていますし、私自身も、これまでの教育事業や人事の経験にAIを掛け合わせることで、新たな解決をしていけている手応えがあります。
自分の専門領域を最先端のAIを使いながらアップデートでき、将来的に働く場所や時間にとらわれなくなる。これは大きなキャリアメリットだと感じています。
環境に縛られず挑戦できる社会へ。「人の選択肢を増やす」未来の実現
ーー今後の展望についてお聞かせください。
会社としてAI人材を輩出するというビジョンを実現するため、私個人としても地方に積極的に出ていきたいと考えています。
教育という形でAIのスキルや知識を伝え、実際の業務にどう活かすかを共に考えることで、地方や環境にハンデがあると感じている人たちに新しいチャンスを与えたいです。AIを使いこなせる人材を増やすことで、生まれ育った環境に縛られず、自分の人生の選択肢を広げられる社会を作っていくことが私の目標です。
ーー最後に、どのような方と一緒に働きたいですか。
ベースとして、素直で一生懸命なチャレンジャーな方と共に働きたいと思っています。
その上で個人的には、私と同じように人の選択肢を増やすことや、チャンスを作ることに共感してくれる方と一緒に働きたいと思っています。
自分自身も、強みがないことに葛藤し、悩みながら行動してきました。だからこそ、同じように葛藤を抱えながらも前に進もうとしている方や、環境のせいで挑戦を諦めたくないと考えている方にとって、キャナルAIは間違いなく輝ける場所になります。人の選択肢を増やす事業を、ぜひ一緒に創り上げていきましょう。