「正論」で人は動かない。アクセンチュアとコーチ・エィを経て、私が「業務と文化を、同時に変える」会社を創った理由。
序文:順風満帆に見えたキャリアの中で抱いた「敗北感」
アクセンチュアやベイカレント・コンサルティングで、私(代表の豊川)は、がむしゃらに働いてきました。諸先輩方に食らいつくのはとても苦労しましたが、辛抱強く教えていただいたおかげもあって、お客さまからご愛顧いただくことも多くなりました。
コンサルティングは、事実を抽出して論理的に問題を整理し、あるべき姿に向けて解決策を考えるのが仕事です。しかし、どんなに完璧な「正論」をぶつけても、人や組織が動かない場合がある。 どれだけ優れた戦略・仕組み・システムを導入しても、私が現場を去った数ヶ月後には、元の状態に戻ってしまうことがある。
外から見れば、順調なキャリアを歩んでいるように見えたかもしれません。しかし私の中では「正論だけでは、人や組織は変われない」という、いま振り返れば当たり前なことではありますが、当時は拭いきれない無力感を抱えていました。
その時に感じた「本質的な変革への渇望」こそが、私のすべての始まりでした。
転機:コーチングとの出会いと「1,000時間の対話」
戦略・仕組み・システムで解決できないなら、次は「人」だ。 そう思い、私は日本におけるコーチングの最高峰であるコーチ・エィへ飛び込みました。
そこで1,000時間を超えるセッションを行い、数百人のリーダーと深く向き合いました。そこで確信したのは、「人は納得感と関係性の質が変われば、勝手に走り出す」という事実です。
ロジックだけでは動かなかった現場が、コーチングという関わり一つで劇的に変わり始める。その手応えは、これまでのコンサル人生で味わったことのない衝撃でした。
葛藤:仕組みか、人か。それとも……?
しかし、一方で「コーチング(人・組織)だけ」でも限界がありました。 人のやる気があっても、日々の業務フローがぐちゃぐちゃで属人化し、無駄な作業に追われていれば、疲弊感が漂い、いつか必ず心は折れてしまいます。
「業務(仕組み・制度)」を変えても戻る。「文化(人・組織)」を変えても回らない。 ならば、この両方を同時に、同じ熱量で整える場が必要だ。そう考え、私はLIBERATEを設立しました。
決意:私たちが大切にしていること。
LIBERATEには、明確な「やらないこと」があります。
- 正論で押し切るだけの改革。
- 現場の主体性を奪うような一方的な提案。
- その場しのぎの仕組みづくり。
私たちは、コンサルタント・コーチが去った後も、現場の人が誇りを持って自走し続ける「文化」を残したい。そのために「誠実さ」を持って、現場に寄り添い続けます。
未来:これから共に歩む仲間へ
私は今、これまでのキャリアで得た「コンサルティングの問題解決力」と「コーチングの対話・共感力」のすべてを、次の世代に継承したいと考えています。
「コンサルは冷たい」「コーチングは実務に直結しない」 そんな既存のイメージを壊し、本当に組織を幸せにできるプロフェッショナルを育てたい。
未経験でも構いません。今の環境に違和感があり、「誰かの、組織の、本当の力になりたい」という純粋な熱意だけを持って、私の門を叩いてほしいと思っています。