ガートナーが面白い予測を発表しました。2029年までに60%の組織が、より小さなソフトウェアエンジニアリングチームを本格展開するというものです。AIが日常的な開発作業を担うことで、人間は複雑な問題解決に集中できる。チームは4〜5人、場合によっては2〜3人で十分になるという話です。
キュクノスは全社で約10名の会社です。この予測を読んで、目指す世界が業界の標準に近づいていく感覚がありました。
小さいチームで働くということ
少人数の現場では、役割の壁がほとんどありません。要件定義に出た人が、そのまま設計を考え、AIに実装させ、出力をレビューする。「PMだから」「開発だから」という線引きをしている余裕がない、とも言えます。
これは大変そうに聞こえるかもしれません。実際、求められる幅は広いです。ただ、キャリアの観点では大きなメリットがあります。大規模な体制では何年も先だった「上流工程に触れる機会」が、最初から目の前にあるからです。
ガートナーも、少人数チームのメンバーには、ビジネス目標の理解から製品設計、AIエージェントの監督までの能力が求められると述べています。裏を返せば、それを日常的に鍛えられる環境にいる人が、これからの市場で強くなります。
「ジュニアを採らない」は悪手
この予測で私が一番共感したのは、「ジュニアレベルの採用と育成をやめるべきではない」という警告です。若手の採用を絞ると、知識の移転が止まり、人材のパイプラインが枯れる。
キュクノスも同じ考えです。若手が育ちやすいことを会社の価値観に掲げています。小さいチームは、育成に不利どころか、経験の密度で言えば最速の環境だと思っています。先輩の仕事が隣で全部見えて、自分の仕事も全部見てもらえる。この距離感は、人数が多いと作れません。
これからの話
AI駆動開発はもう前提です。その上で、少人数チームをどう設計するか。誰に何を任せ、AIに何を任せるか。この問いを一緒に考えたい人と話してみたいです。
上流工程に早く関わりたい方、AI時代の開発チームに興味がある方。まずは気軽に話しましょう。
元記事: https://www.publickey1.jp/blog/26/202960.html
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