こんにちは、株式会社koujitsu 人事のさゆりです。(koujitsuはファーストネームで呼び合う文化があります)
最近、面談や面接の機会が増える中で、応募者の方から「どんな人が採用されるんですか?」とよく聞かれるようになりました。
選考基準を公開することは、応募する側にとっても、私たちにとっても、お互いのミスマッチを減らすことにつながると思います。今日は、私たちが選考で何を見ているかを正直にお話しします。
スキルは、前提条件にすぎない
まず最初に伝えておきたいのは、スキルセットは選考の通過条件であって、合否を決める要素ではないということです。
職種に必要なスキルを満たしていれば、書類選考は通ります。Webデザイナーならデザインができること。マーケターなら数字を見て施策が立てられること。プロジェクトマネージャーなら案件を回せること。ここまでは「必要条件」です。
その先で私たちが見ているのは、もっと別のものです。
視点①:自分の仕事に、責任を取れるか
最初に見るのは、過去の仕事に対する向き合い方です。
うまくいかなかった案件の話を聞いた時に、「クライアントが悪かった」「環境が整っていなかった」「上司の判断が遅かった」と外側の要因ばかりを語る方がいます。一方で、「自分のここが足りなかった」「次はこう動く」と内側に問いを返せる方もいます。
これは能力ではなく、姿勢の問題です。
「鬼十訓」の第5則——結果に執着し、責任を引き取る——を、すでに自然に体現できている方は、入社後の成長スピードがまったく違います。逆に、ここが弱いと、どんなにスキルが高くても伸び悩むことが多い。私たちはこの姿勢を、何より重視しています。
視点②:相手のために、考えられるか
次に見るのは、相手目線で物事を考えられるかどうかです。
面接の中で、こんなことを観察しています。
- 質問の意図を汲み取って、過不足なく答えられるか
- 自分の話だけでなく、こちらの話にも興味を持って聞いてくれるか
- メールやチャットのやりとりで、相手が読みやすいように配慮があるか
派手な技術ではありません。でも、この感覚があるかどうかで、クライアントワークの成果は大きく変わります。
「鬼十訓」の第7則——コミュニケーションは相手基準——は、私たちにとって採用基準の中核です。伝えたつもりではなく、伝わるまで設計する。これができる方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
視点③:学び続けられるか
最後に見るのは、知的好奇心と謙虚さです。
今、できることができるかどうか、よりも、3年後にできることが増えているかの方が、私たちにとっては重要です。
そのために必要なのは、自分の知らないことを認められる素直さと、学び続けられる持続力です。「もう一通り経験したので大丈夫です」と言う方より、「まだまだ知らないことが多いので吸収したいです」と言う方の方が、結果的に大きく伸びます。
「鬼十訓」の第8則——常に学び、謙虚であれ——は、ベテランほど忘れがちな視点です。経験を積んでなお、初学者の気持ちを忘れない方と働きたい。これは私たちの本音です。
逆に、合わない方もいます
すべての方とご縁があるわけではありません。正直に言うと、こんな方とは合わないかもしれません。
- 言われたことだけをやって、定時で帰りたい方
- 自分の専門領域の外には興味を持てない方
- フィードバックを「人格否定」と受け取ってしまう方
- 数字や成果よりも、自分の表現を優先したい方
これは良し悪しではなく、相性の問題です。私たちの環境では幸せになれない方を採用してしまうことは、お互いにとって不幸です。
それでも気になった方へ
ここまで読んで、「自分は合わないかも」と思った方も、「自分は合うかも」と思った方も、まずは話を聞きに来てみてください。
選考の前のカジュアル面談では、こちらからの質問よりも、応募者の方からの質問にお答えする時間にしています。働く環境のリアルを知った上で、本当に応募するかを決めてもらいたい——その方が、お互いにとってフェアだからです。