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【代表インタビュー後編】経営者は天職。経営者として人生を全うしたい

前編では、プロDJ時代の話をお伝えしました。私たち社員も知らなかった驚きのエピソードもたくさん出てきたので、未見の方はぜひ! 後編では、サプライドの設立背景と未来についてたっぷり語ってもらいました。

28歳・業界未経験からのスタート

ーー:音楽活動から退いた後に一度就職されるわけですけど、IT企業に入社したのは何か狙いがあったんですか?

いや、たまたまだね。業界未経験でも募集してたから応募したっていう。入社日が28歳の誕生日だったのは覚えてる。

ーー:IT業界に入ってみてどういう印象を持ちました?

可能性がある業界だと思った。莫大な資本がなくても、技術やアイデア次第で事業を伸ばせるんだなと。

ーー:入社3年半で独立されるわけですけど、独立志向はいつ芽生えたんですか?

入社して2年くらい経った後、海外で仕事をするようになったんだ。社長から「タイのデザイン会社を買ったから経営を立て直してほしい」という指令を直々に受けて。それから毎月2週間バンコクに行って、現地のスタッフと仕事をするようになった。

ーー:経営コンサルタントみたいな役回りですね。

そうだね。赤字を黒字にすることがミッションだったんだけど、普通のことをやっても状況はそんなに変わらないから、規格外のアイデアが求められる。そこに楽しさを見出せたんだ。

ーー:そう考えると経営ってクリエイティブですよね。具体的にはどういった改善を行ったんですか?

組織体制を整備したり、日本から仕事を獲得したり、オフィスを整理整頓したり色々なところにメスを入れたけど、一番注力したのは採用だね。経験者ばかりを雇うことに違和感があったんだ。ただ、未経験者にも間口を広げたかったけど、育成できる環境がない。だったら作ろうってことで、デジタルハリウッドのバンコク校と提携して、学生の受け入れ体制を整えていったんだ。

ーー:サプライドにも未経験者を採用して育てるカルチャーがありますが、原点はそこなんですね。

そうそう。自分自身が28歳から未経験でスタートしたことも影響してると思う。新卒でキャリアをスタートさせていたら、違ったスタイルになっていたかもしれないね。

会社拡大のためには、社長が誰よりも変わらないといけない

ーー:サプライドを設立して6年になりますが、思い描いた通りに成長していますか?

失敗したこともあったけど、会社としての柱は確立できているから、順調だと言えるかもしれない。でも、これからの経済を生き抜いていくためには、もっとビジネスポートフォリオを広げる必要があると思っていて。

ーー:新規事業の立ち上げを計画されたのは昨年からでしたよね。

うん。ITに業種を限定することなく、会社の新しい柱を作りたいとは前々から思ってた。それで昨年ご縁があって、インバウンド観光を目的とした広告代理事業を立ち上げたんだ。2020年はこの事業を広げていくつもりだったんだけど。

ーー:コロナが起きてしまったと。

広告代理事業を頓挫させるわけではないけど、今の状況でアクセルを踏むのはどう考えてもリスクが高い。残念だけど、悲観はしていないよ。何をやるのかも重要だけど、「この人と一緒にやったら面白そう」という直感で採用しているから、別のアクションを起こせばいいと思ってる。

ーー:コロナによって思考や行動に変化はありましたか?

昨年から会社として変えるべきところがあると思っていたけど、今は変わらなくちゃいけないという状況になってると思う。ステージを上げていくためには、今よりも業務を効率化させる必要があるし、利益も追求しないといけない。何かを大きく変えるわけじゃなくて、既存の体制をブラッシュアップしていくというか。

ーー:私たち社員も同じことを感じています。会社を大きくさせるためには、自分たちがもっと主体性を持たないといけないなって。

社員の意識が変わっているのはすごく感じる。でも、社長である自分自身が誰より変わる必要があると思っていて、実は人間関係も見直してるんだ。時間を無為に使うのは止めて、新しい可能性が広がる人たちと会うようにしていて。

ーー:筋トレも休止してるんですか?

いや、筋トレは相変わらず週2回でやってる。

ーー:やっぱり(笑)。

筋トレから学べることもあるんだよね。物事って、結局はコツコツとやらないと何も変わらないことが自分の肉体で理解できるというか。経営もそうだと思う。今できることを地道に積み重ねていくしかないね。

好きなことに没頭できる幸せ。経営者は天職

ーー:今後のビジョンを教えていただけますか?

まずは、物流ロボット事業を軌道に乗せること。在宅時間が増えるとモノを注文する機会も増えるから、この領域はビジネスチャンスがあると思ってる。

ーー:他には?

さっき育成の話をしたけど、スクール事業を展開したいね。今って副業が少しずつ認められるようになってきて、自分の幅を広げたい人が増えてるでしょ。そういった人たちに向けて、気軽にスキルを習得できる場を提供したい。このビジネスの肝は、あくまで副業を軸にしていること。教わる側は副業ができるようになり、教える側は講師をすることが副業になる。副業のWin-Winを生み出せればいいなって。

ーー:それは面白いですね。私もぜひ講師をやってみたいです。

あとは漠然としたプランになるけど、海外でビジネスがしたいね。すでにオフショア開発をしたり、ベトナム人のエンジニアを雇用したりしてるけど、もっとスケールの大きなことをやりたい。これは留学していた頃から思ってるんだけど。

ーー:広告代理事業もその一環になるはずだったんですけどね。

そうだね。まぁでも、うまくいかないことも含めて経営って面白いなって思う。DJをしていたときと同じように、好きなことに没頭できている幸せを感じてる。経営が好きなんだろうね。天職だと思ってるし、経営者として人生を全うしたいね。


2回にわたる代表インタビュー、いかがでした? 「この人と一度話してみたい」という理由でかまいません。少しでもサプライドに興味をお持ちいただいた方はお気軽にエントリーしてください。面接では記事に載っていないマル秘エピソードも聞けるかもしれませんよ!

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