「AIに興味はある。でも、エンジニアではない。」
「プログラミングもできない。」
「今からAIを勉強して、仕事にできるのだろうか?」
最近、こうした相談を受けることが増えました。
私の答えは、
十分に可能だと思っています。
ただし、ひとつ条件があります。
目指すべきなのは、単に「AIに詳しい人」ではありません。
AIを使って、企業の課題を解決できる人。
私たちは、そこを「AIコンサルタント」と考えています。
AIコンサルタント=AIエンジニアではない
AIコンサルタントと聞くと、
プログラミングができる。
AIモデルを開発できる。
高度なIT知識がある。
そんな人をイメージするかもしれません。
もちろん技術力は大切です。
しかし企業の現場では、その前にもっと重要なことがあります。
例えば経営者から、
「最近、社員がなかなか定着しない」
と言われたとします。
ここでいきなり、
「AIを導入しましょう」
ではコンサルティングになりません。
必要なのは、
なぜ辞めているのか。
採用に問題があるのか。
教育なのか。
評価制度なのか。
上司との関係なのか。
業務負荷なのか。
まず、課題を正しく整理することです。
AIは、その後です。
最初に学ぶべきなのは「AI」ではなく「要件定義」
私はここを非常に重要だと考えています。
企業から相談を受けたら、
現状 → 課題 → 原因 → あるべき姿 → KPI → AI活用方法
まで整理する。
例えば、
「経理をAI化したい」
という相談でも、
本当の課題が入力作業なのか。
月次決算の遅さなのか。
資金繰りなのか。
経営者が数字を理解できていないことなのか。
課題によって作るものはまったく違います。
だから、
AIコンサルタントの第一歩は、
プロンプトではなく「問い」をつくること。
だと考えています。
未経験者には、むしろ「これまでの経験」がある
例えば、
営業を10年間やってきた人。
経理を15年間やってきた人。
介護現場で働いてきた人。
建設会社で施工管理をしてきた人。
人事・採用を担当してきた人。
その人たちは「AI未経験」かもしれません。
しかし、
仕事については未経験ではありません。
ここが重要です。
営業経験者なら、
営業経験 × AI
経理経験者なら、
経理経験 × AI
人事経験者なら、
人事経験 × AI
介護経験者なら、
介護経験 × AI
建設経験者なら、
建設経験 × AI
に変えることができます。
私はむしろ、これからのAIコンサルタントには、この「現場経験」が大きな武器になると考えています。
私たちが考える5つのステップ
未経験からAIコンサルタントを目指すなら、私は次の順番がいいと思っています。
STEP 1|AIを使う
まずChatGPTやClaudeなどを実際に使う。
調査、分析、文章作成、資料作成など、自分の仕事でAIを使うところから始めます。
↓
STEP 2|課題を聞く
経営者や現場社員から、
「何に困っていますか?」
を聞けるようになる。
↓
STEP 3|要件定義する
課題を整理して、
何をAI化すれば成果につながるのか
を設計する。
↓
STEP 4|AIダッシュボードをつくる
要件定義した内容をもとに、AIを使いながらダッシュボードやAIエージェントの形にしていく。
↓
STEP 5|現場で改善する
ここが一番重要です。
作って終わりではありません。
実際に使ってもらう。
数字を見る。
フィードバックをもらう。
そして改善する。
この経験を積むことで、
「AIを知っている人」から「AIで企業課題を解決した人」
へ変わっていきます。
「勉強してから実践」では遅い
AIの世界は変化が速い。
半年勉強して資格を取ってから現場に出ようとしても、その頃にはツールが変わっている可能性があります。
だから私たちは、
学習 → 実践
ではなく、
学習 ↔ 実践
を繰り返すことを重視しています。
学んだことをすぐ企業課題に使う。
分からないことが出たら、また学ぶ。
そして改善する。
この繰り返しです。
NLVで考えている人材育成も、この考え方です
私たちはAI人材育成を、
初級 → 中級 → 上級
という段階で考えています。
初級では、
AIの基本的な使い方と、企業課題を整理する要件定義。
中級では、
実際の課題からAIエージェントやダッシュボードを共同設計する。
上級では、
実装・改善まで行い、実際に企業で使える形へ持っていく。
そして最終的には、
企業とのプロジェクトに参加する。
ここまでつなげたいと考えています。
研修を受けて終わりではありません。
実務経験をつくるところまでが人材育成。
という考え方です。
AIコンサルタントに必要なのは「5つの力」
私は、
課題発見力
ヒアリング力
要件定義力
AI活用力
実行・改善力
この5つが重要だと考えています。
AIツールは進化します。
今日使っているサービスが、3年後も主流とは限りません。
しかし、
企業の課題を聞き、整理し、解決方法を考え、実行する力
は残ります。
だから、ツールだけを覚える人材ではなく、
「AIを使って考えられる人材」
を育てたいのです。
未経験だからこそ、始められる。
私自身も、最初からAIの専門家だったわけではありません。
これまで培ってきた経営、営業、マーケティングなどの経験に、生成AIを掛け合わせています。
大切なのは、
「AIについて何年経験したか」ではなく、
「自分の経験をAIで何に変えるか」。
営業経験。
経理経験。
人事経験。
介護経験。
建設経験。
製造経験。
そして、これまで仕事をしてきた中で得た失敗や成功。
それらは、AI時代にも使える資産です。
私たちCENTROTUS・NLVグループが探しているのも、完成されたAI専門家だけではありません。
これからAIを学び、自分の経験と掛け合わせ、企業の課題を一緒に解決してみたい人。
そんな人と出会いたいと思っています。
AIを学ぶ人から、AIで企業を変える人へ。
未経験からでも、その一歩は始められます。
興味があれば、まずはWantedlyでカジュアルに話してみませんか。
折瀧 浩二
CENTROTUS × NLVグループ
AI企業OS/AIコンサルタント育成プロジェクト