はじめまして。株式会社インバウンドホールディングス代表の坂本正樹です。
私は一度、上場を目前にしていた会社の倒産と、自己破産を経験しました。それでも2024年9月、再び会社を立ち上げました。
なぜ、もう一度起業したのか。なぜ、時価総額1000億円という目標を掲げるのか。
これから一緒に働くかもしれない皆さんに、まずは私自身のことを知っていただきたいと思います。成功した話だけでなく、失敗した経験や、そこから何を大切にするようになったのかも含めて、お伝えします。
「時間は有限である」。挑戦の原点になった経験
私が仕事に打ち込む根底には、「人生は、思っているより短い」という実感があります。
大学1年生のとき、母を白血病で亡くしました。病床で母が繰り返していた「4人の子供を残して、まだ死にたくない」という言葉は、今も忘れられません。
母の手を握ったあの日、人はいつか必ず死ぬこと、過ぎた時間は戻らないことを、はっきりと感じました。
プロボクサーを目指し、怪我で挫折したときも。証券会社で、1日に350件の電話をかけていたときも。心の奥にあったのは、同じ思いです。
「どうせ終わりが来るなら、後悔しない人生を生きよう。」
この思いが、挑戦を続ける原動力になっています。
事業譲渡、民泊事業の成長。そして、倒産と自己破産
証券会社を辞めて最初に立ち上げたのは、地域活性化プラットフォーム事業「みちグル」でした。
簡単な道ではありませんでしたが、少しずつ事業が軌道に乗り、最終的には読売テレビ放送株式会社への事業譲渡を経験しました。「やれば、できる」と思えた、最初の成功体験です。
次に取り組んだのが、民泊運営事業でした。インバウンド需要の拡大を追い風に会社は成長し、上場企業との資本提携、国内最大級の管理物件数、そして上場準備の最終段階へと進みました。
しかし、2020年の新型コロナウイルスの流行で、状況は一変します。
売上が失われ、資金繰りは限界に達しました。会社は倒産し、私自身も自己破産を経験しました。悔しさも、惨めさも、後悔もありました。
もう一度立ち上がれたのは、支えてくれる人がいたから
自己破産をしたら、人は離れていくものだと思っていました。でも、実際にはそうではありませんでした。
変わらずそばにいてくれる友人がいました。仕事をくれる人、連絡をくれる人、何も言わずに会いに来てくれる人がいました。
そして、家族です。特に妻は、不安な顔ひとつ見せず、それまでと変わらない日常を一緒に過ごしてくれました。多くを語らなくても、その態度だけで十分でした。
「まだ、やれる。」
そう思えるようになったのは、私一人の力ではありません。支えてくれる人がいたからです。
失敗したあとにも残ったつながりや信頼。その存在が、もう一度挑戦する勇気をくれました。
旅マエから旅アトまで。世界に「日本のファン」をつくりたい
2024年9月、私は株式会社インバウンドホールディングスを立ち上げました。
目指すのは、インバウンドで日本一になること。そして、訪日外国人の旅マエ・旅ナカ・旅アトをつなぎ、旅行前から滞在中、帰国後までの体験を支える会社になることです。
日本には、世界に誇れる文化、食、自然、地域があります。その魅力は、まだ十分には世界へ届いていないと感じています。
だからこそ、メディア、宿泊・体験、EC・物販をつなぎ、旅の一場面にとどまらない関係をつくっていきたい。日本を訪れるきっかけを届け、滞在中の体験を豊かにし、帰国したあとにも日本とのつながりが続く。そんな未来を目指しています。
私たちがつくりたいのは、世界中の「日本のファン」です。
時価総額1000億円は、目指す未来に向けた目標
私が掲げているのは、時価総額1000億円という目標です。
本気で世界と向き合い、日本の魅力を届ける事業をつくるなら、それだけの規模を目指す必要があると考えています。
もちろん、実現が約束されているわけではありません。挑戦に保証はない。そのことは、これまでの経験から痛いほど分かっています。
それでも、もう一度ゼロから挑みたい。諦めずに努力を続け、小さな信頼を積み重ねていくことで再起できると、自分の起業家人生を通じて示していきたいと思っています。
「何かに挑戦したい」と思っているあなたへ
「このままで終わりたくない」「何かを変えたい」「本気になれる場所がほしい」。もし今、そんな気持ちがあるなら、大切にしてほしいと思います。
私は、失敗も遠回りも経験しました。それでも支えてくれる人がいて、もう一度挑戦を始めることができました。
いつか、「この人の姿を見て、また挑戦してみようと思った」と言ってもらえるような背中を見せたい。それが、経営者として、そして一人の人間としての願いです。
私たちの目指す未来に興味を持っていただけた方は、ぜひインバウンドホールディングスの会社ページや募集をご覧ください。「まずは話を聞いてみたい」というところから、つながれたらうれしいです。
本記事は、坂本正樹のnote「【社長ブログ:自己紹介】上場直前の倒産・自己破産を経て。なぜ私は今、再び『1000億企業』を目指すのか。」(2025年12月5日公開)をWantedly向けに再構成したものです。時価総額1000億円は、代表が掲げる将来の目標です。