「未経験からエンジニアになると、どれくらいのスピードで成長できるのだろう」
「グローバルな仕事に挑戦したいけれど、語学力も経験も不安だ」
エンジニアとしてのキャリアを考える学生の皆さんにとって、入社後の成長ステップや挑戦できる環境は、企業選びの大きな軸ではないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、2024年4月に新卒でBREXA Technology(以下、BREXA Tech)に入社した藁谷さん。入社時には名前も知らなかったPLC*について半年間の手厚い専門研修を受け、入社2年目でアメリカでの大規模工場立ち上げプロジェクトを経験しました。「わからないことがあるのが、もどかしい」と語る尽きない好奇心を武器に、彼がどうやって技術を習得していったのか。その軌跡と、BREXA Techならではの環境について詳しく伺いました。
*PLC(Programmable Logic Controller):工場などの自動機械を制御(コントロール)するためのコンピュータ
藁谷さん / 制御エンジニア / インテグレーション事業本部・プロフェッショナルサービス2部 設備エンジニアリング課
2024年4月、新卒でBREXA Techに入社。高等専門学校で情報IT分野(組み込み系)を、大学では電子システム分野(ハードウェア寄り)を学び、幅広い技術分野への興味を持つ。入社後は半年間のPLC専門研修を経て、現在は産業機械業界の配属先にて、リチウムイオン電池の生産装置に関するPLCソフト設計・装置立ち上げ業務に従事。入社2年目でアメリカでの大規模工場立ち上げプロジェクトを経験。応用情報技術者資格を保有。
「範囲を広げたい」知的好奇心が導いた、BREXA Techという選択
──藁谷さんは高等専門学校から大学に編入されたご経歴ですが、学生時代はどのようなことを学ばれていたのですか?
高専では情報IT系をメインに、マイコンを使った組み込み系のソフトウェア開発などを学びました。そこから大学の電子システム系に進んだのは、自分の興味の「範囲を広げていった」という感覚に近いですね。
IT技術を動かすには当然デバイス(ハードウェア)が必要です。ソフトウェアを学んだからこそ、今度はそれを動かすハード側にも自然と興味が広がり、意図的にその道を選びました。
──幅広い分野を学ばれた上で、最終的な入社の決め手は何でしたか?
メーカーでは一つのことを担当するケースが多いと聞いていたのですが、私はソフトもハードも学んできたので、両方を活かせる場所を探していました。 BREXA Techは、保有しているプロジェクトの数が桁違いで、「何でもある」と感じて。ここなら私の経歴にマッチするプロジェクトを柔軟に提供してもらえるのではと思い、強く惹かれました。
また、「人」の魅力も大きいです。採用担当が、採用前から私の経歴を見て「こういうプロジェクトがいいんじゃないか」と具体的な提案をしてくれました。「選ぶ側」という雰囲気は一切なく、常に対等に寄り添い、情報を開示してくれたおかげで、入社後のキャリアを非常に描きやすかったんです。それが最終的な決め手になりました。
PLCという単語も知らなかった。半年間の専門研修で手に入れた「技術+α」
──入社後、PLCの案件に携わったきっかけと、当時の研修内容について教えてください。
実は入社時、PLCという単語すら知りませんでした。しかし、ITやハードウェアの両方に携わりたいという私の希望を汲んだ営業担当から「PLCに挑戦してみないか」と提案をもらい、新しい領域への好奇心から挑戦を決めました。
研修は、神戸の研修センターで半年間ほど受けました。同期と2名体制で、講師からみっちり教えてもらえる贅沢な環境でした。
──半年間の研修内容で、特に現場で役立っていることは何ですか?
単なる技術研修に留まらなかった点が特に役立っています。プログラムだけでなく、「お客様とどうやり取りするのか」「プロジェクト全体の進め方は」といった、業務の基礎から包括的に学べました。この「技術+α」が実務にそのまま活きています。
入社2年目でアメリカへ。トラブルの最前線で学んだ「現場での解決力」
──現在はリチウムイオン電池の生産装置という最先端の分野に携わっていますが、入社2年目でアメリカ出張も経験されたそうですね。
はい。リチウムイオン電池の生産装置立ち上げのため、3週間アメリカに滞在しました。大規模なプロジェクトで、私は常駐先のチームからは1人での参加でしたが、現地では十数名のチームで動いていました。BREXA Techがお客様と長年の信頼関係を築いていたことに加え、スキルや学習意欲を評価していただき、アサインしてもらえました。
──入社2年目での海外プロジェクト参加。アサインされた当初、技術的な不安はありませんでしたか?
正直、知識も経験も最低限ギリギリのレベルで、「何かあったら自分1人で対処できるだろうか」という不安は大きかったです。そして案の定、現地ではトラブルが発生しました。
──慣れない海外でのトラブルは大変そうですね。具体的にはどのようなことが起きたのでしょうか?
作業する工場自体がまだ建設途中で、計画通りに進まず作業待ちが発生するなど、日本では考えられないことも日常的に起こりました。 しかも、国内ならメーカーに電話一本で聞けることも、海外では時差で聞けません。「今ここにいる数名で解決しきらないといけない」というプレッシャーは想像以上でした。
──その「壁」をどう乗り越え、何を得ましたか?
トラブル解決能力は間違いなく上がりましたね。メーカーに聞けない状況で、PLCのトラブル解析用ツール(トレース機能など)を片っ端から調べ、使い方をマスターしました。
特にサーボモーター(機械を精密に動かすためのモーター)のトラブルでは苦労しました。設定項目が200近くある複雑な部品ですが、私たちは主要な10項目ほどしか知らなかったんです。それではうまくいかず、一つひとつのパラメータの意味を調べ、検証を繰り返す地道な作業で、ようやく解決に至りました。
実は、このプロジェクトがほぼ初めての「現場で装置を立ち上げる」という経験でした。日本での想定と「現地でしか気づかないこと」のギャップを痛感したおかげで、その後の設計業務においても「現地ではこういうことが起こるかも」と実体験に基づいて先回りして想像する力が格段に上がったと感じます。
年の差も、立場の壁も超える。チームで挑んだからこそ、得られた成長
──現地では、チームの中でどのような立ち回りだったのですか?
チームでは一番若く、周りは経験豊富な方ばかりでした。当然、経験則では敵いませんが、ソフトウェアや新しい技術に関しては、私が役に立てる部分もありました。そこで、わからないことは素直に教えてもらい、私から情報共有できることは積極的にお伝えするなど、「お互いに共有し合う」関係性を意識していました。
──トラブル対応では、情報収集も大変だったかと思います。
PCで調べるだけでなく、一番意識したのは「その場にいる人みんなに聞く」こと。自分のチームだけでなく、発注元のお客様先エンジニアも巻き込んで「教えてください!」と総力戦で情報を集めました。
──ちなみに、海外プロジェクトというと語学力が心配ですが、その点はどうでしたか?
今回のプロジェクトは日本からも数百人規模でエンジニアが参画している大規模なもので、業務はすべて日本語で完結する環境でした。逆に言えば、語学力の心配なく、純粋に技術的な挑戦とトラブルシューティングに集中できたのは、非常にありがたい状況でした。
──入社2年目で、しかもアメリカという遠方でのプロジェクトを経験できるのは、すごいスピード感ですね。
本当にそうですね。貴重な機会をいただけたと感謝しています。
「実力があれば、若手でも任せるよ」と送り出してくれる。これは、BREXA Techがお客様と長年の信頼関係を築いていること、そして年功序列ではなく個人の挑戦を後押ししてくれる文化があるからこそだと感じています。
──BREXA Techならではの魅力は、他にどんな点がありますか?
「ランナーズ」という会社の部活(サークル)での横の繋がりも大きいです。PLC業務を担当する先輩方も多く参加されています。業務上の関係ではなく共通の趣味を持った仲間として繋がっているので、現場で困った時も役職を気にせず気軽に相談できます。こうしたフラットな関係性が築きやすいのは、BREXA Techのいいところですね。
【ランニングサークル紹介】走って、語って。部署や役職の垣根を越えた全国の仲間とのつながり | カルチャー・イベント
「わからない」を原動力に、領域を越えるエンジニアへ
──藁谷さんは業務と並行して「応用情報技術者」の資格も取得されていますが、そのモチベーションはどこから来るのでしょうか?
この資格は、今のPLC業務には直接関係ありません。ただ、私は「わからないことがあるのが、もどかしい」というタイプで。
高専時代から続く「自分の知識や技術の範囲を広げたい」という好奇心が今も一番の原動力ですね。ある技術がどう動いているのか気になると、すぐに調べて、自分でやってみたくなります。
──その好奇心を武器に、今後どのようなエンジニアを目指していきたいですか?
今はソフトウェア側から入りましたが、大学で学んだハードウェア寄り、例えば電気回路や三相モーターといった知識もこれから本格的に伸ばしたいです。
将来的にはソフトもハードもわかるエンジニアになりたい。そして、その知識を活かして専門的な知識を持ったエンジニア同士を繋げられるような、プロジェクト全体を見渡せる存在にもなれたら面白いと思います。
──最後に、エンジニアを目指す学生の皆さんへメッセージをお願いします。
BREXA Techは、エンジニア一人ひとりに本当に寄り添ってくれる会社です。
就職活動中、「何をやりたいのかわからない」と迷っている人には、「これはどう?」とできることを提示し、一緒にキャリアを探してくれます。
逆に、私のように「あれもやりたい、これもやりたい」という好奇心旺盛な人には、そのすべてに応えられるプロジェクトと挑戦の機会が提供されます。どちらの人にとっても、最高の環境がここにはあると感じています。
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