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ローコード開発でキャリアが広がる!エンジニア職で叶える自分らしい働き方

人生100年時代と言われる昨今。働くことの意義はますます高まっていますが、一方で「いつまで働けるのか?」「将来も仕事があるのか?」など、仕事と年齢に対する不安もありますよね。

そこで今回は、経験を積みながら日々新たなチャレンジも欠かさない、ベテランエンジニアの2人にインタビュー。生涯現役で働き続けるヒント満載な他、新たに資格取得し現在開発に使用しているというOutSystemsについてもお話を伺いました。

インタビュイー:榊 崇さん

トライアローエンジニア。入職23年目の50代。企業の運用保守を経て開発に異動。仕事も趣味もコンピューターの根っからの開発人。自宅でサーバーを立てたりパソコンの自作をしたりと自他共に認めるコンピューターマニア。

インタビュイー:久保田 淳介さん

トライアローエンジニア。入職11年目の40代。榊さんと同企業にて運用保守を経て開発に異動。古い洋楽、とくにクラシックロックが大好きでギターを弾くことが趣味。自作も得意で、ギター用のエフェクターを改造し音を歪ませたり変えたりして楽しんでいる。

開発者も顧客にも大きなメリットがあるOutSystems

まずは、現在のお仕事内容について教えてください。

榊:建材メーカーの裏側のシステムをOutSystemsで作っていて、新規開発や修正、バグの調査など全体的な開発に携わっています。

久保田:自動車部品を製造するメーカーの倉庫用の管理アプリケーションを開発しています。働く方が、在庫を管理したり出庫したりといった作業をハンディ端末やハンディターミナルで行うのですが、そういった物の倉庫管理アプリケーションをOutSystemsを使用して開発しています。


お2人ともOutSystemsを使っているのですね。いつ頃からOutSystemsを使用して開発をしていますか?

榊:OutSystemsの経験値はまだ半年ほどです。私も久保田も2022年の8月に前の現場が終わったのですが、ちょうどそのタイミングで「OutSystemsをやってみないか?」という話があって、保守運用から開発畑に移ってきました。

久保田:実際に現場に配属されたのは2022年の10月からです。前の現場でも裏側で使っている人たちがいたので話には聞いていたのですが、触ったことはありませんでした。

榊:試験には大体1ヶ月弱で合格しました。途中で会社がブートキャンプを受けさせてくれたのでスムーズに合格することができたと思います。

久保田:そうですね。開発の経験がある人は比較的スムーズに合格できると思います。


実際に、仕事でOutSystemsを使ってみた感想はいかがですか?

榊:一から全てスクラッチで組むのに比べたら作業が楽ですね。だけど、凝ったことをやる時はスクラッチでやっているのとあまり変わらない感じです。痒いところに手が届きにくいと言いますか。スクラッチ開発だとニーズに合わせて構築できますが、OutSystemsを含めローコードプラットフォームは機能の範囲を超えて開発することができません。つまり、スクラッチに比べると機能やデザインのオリジナル性が低下するので、細かいところをいじる場合は手間がかかるという側面もあります。

久保田:ある程度まではものすごく手早く作れるので、開発スピードがかなり上がりました。これは顧客側にとってもメリットで、初期投資は掛かるとは思いますが、それを上回る開発速度があるので顧客にとっても開発にとっても大きなメリットがあるのではないでしょうか。

榊:画面のモックだけでなく、半分動くモックがすぐに作れるんです。そうするとお客様に実際に動かしてもらえるわけで、「ここにこのボタンが欲しいな」「この項目をこうして欲しいな」といったことが本当にすぐできる。実物を一緒に見ながら話せるので開発テンポが速いです。

久保田:普通は1週間単位で色々やるというのは難しく、そういう速度では回らないですよね。まず、大体1~2か月単位で「この機能を作ります」と言って設計書を書いて、承認してもらって、それから細かい設計に入って、実際にコーディングに入るまでにひと月。その後コーディングして、それからバグがたくさん出てきてまた手戻りして……という感じでスパンが長いのですが、 OutSystemsを使うことで時間が短縮され、かつ無駄な作業も少なくなりました。


開発者だけでなく、顧客にとってもメリットがあるのですね。他にも顧客側にとってのメリットだと思う点はありますか?

久保田:ローコード開発ってプログラムをガリガリ書かなくて良いので、難易度が下がるのでお客様目線で見ても中身が分かりやすい。ちょっと詳しい方がいるとご自分たちで直したり、我々から設計書を引き継いで内製化や運用したりできるお客様もいらっしゃいます。我々にとっては仕事が減ってしまいますが(笑)、お客様にとっては効率的でコストカットも叶うので大きなメリットだと思います。

活躍し続けるコツは好奇心&チャレンジ精神にあり!

お2人は運用保守から開発へ移ったとのことですが、前職ではどのようなお仕事をしていたのでしょうか。

榊:ほぼ社内SEみたいな感じで、コンピューターが絡む仕事は全部です。社員がExcelの使い方が分からないから始まって、サーバーの調子がおかしくなったらステータスを見たり、状況によってはメーカーに連絡をしたり……。そういった面倒を全て見る、ITの便利屋さんと言うと分かりやすいかもしれません。

久保田:運用というと大概、手順書通りにやる仕事を指しますが、私たちの場合はそうではなくて。手順書もありますがそれだけではない範囲の仕事をしていました。


全くの異業種ではないにしろ、いわゆる“キャリアチェンジ”にあたるかと思いますが、新しい技術を学び、長年行ってきた運用から開発に移行するのは大変ではなかったですか?

榊:運用保守で開発側の意識を持っていない、全くやったことがないという人は厳しいと思いますが、私たちは開発も自分たちである程度やっていたという経緯があったので、開発に行くことはさほど大変なことではなかったです。

久保田:業務用のアプリを組んだことがあるかと言われると「今回が初めてです」ということになりますが、自分で使ったり仕事が楽になったりするという意味においてプログラミングは散々やってきているので、全くの未経験から開発畑に来たわけではないんです。

榊:もうひとつは、私たちは割りと新しい物好きと言いますか、好奇心旺盛なほうなので性格も関係しているかもしれません。「こういうのが出てきたみたいだね。じゃあ、そっち側で書いてみるか」と、そんな感じでしょうか。

久保田:ある程度仕事ができるようになってそのまま同じラインでずっとやりたい人にとっては大変かもしれませんが、「新しいことには興味があるし面白そう!」と思える人には向いていると思います。僕も後者なので、挑戦するのは苦ではなかったです。


IT業界は技術の進歩も早いですし、お2人のようにチャレンジ精神旺盛な方は時代に合わせたキャリアを積むことができそうですね!

榊:まさにそうなんです。今はノーコード、ローコードが流行っていますけど、10年遡ったら全く違うことを言っていたように、この業界は技術進歩が早く変化が大きいです。だから使える技術、あるいは選択肢はなるべく多く持っておいたほうが良い。「手に職を付ける」というものの拡張版だと思えば良いというか、技術屋としてやれることは何でもやっていった方が良いと個人的に思っています。

久保田:ステップアップという観点でも、従来の開発でキャリアを積んできた方もいずれローコードに手を伸ばすのもキャリアとして面白いと思います。ローコード開発の場合はコードを一部書くので、エンジニアとして純粋にやれる範囲が広がります。なので今後のことを考えると良いんじゃないかな、技術力を高めるという意味でも気になっている方は挑戦してみると良いと思います!

多角的な視点で問題解決!チームで働くメリット

お2人はチームで働かれていますが、チームで働くことのメリット・デメリットはどんなところに感じますか?

榊:チームのメンバーと仲が悪い、チームの雰囲気が悪いといったことがあればそれはデメリットだと思いますが、今のチームは仲が良く雰囲気も良いので、私はメリットしかないと感じています。

普段はリモートワークで、基本的には在宅勤務なのですが出勤日もあり、会うと色々な話ができて勉強になるし、リフレッシュにもなる。やっぱり雑談や何気ない会話の中に役に立つことってあると思うので、チームで喋ったり仲間がいたりするのは大きなメリットですね。

久保田:一人ひとり視点が違うので、自分だけで考えても分からないことでもチームメンバーに見てもらうと割と早めに解決方法が見つかることがあるんです。「三人寄れば文殊の知恵」ではないですが、チームで動いているほうが問題解決が早い機会が多いと思います。


本日は貴重なお話をありがとうございました!最後に、今後の目標についてそれぞれ教えてください。

久保田:今我々が持っているOutSystemsの資格は「リアクティブ(Associate Reactive Developer Exam)」という初級クラスの資格なのですが、今後はさらにプロフェッショナル的な上級の資格を取りたいです。あとは、世の中にはOutSystemsの他にもローコードプラットフォームがあるので、触る機会があれば「Mendix」とか触ってみて知見を広げたいと思っています。

榊:これまでOutSystemsを使ってきてチームで得た気付きや経験を、共有していきたいと考えています。現在ナレッジベースという共有知識的なものを構築しているところなので、これから入ってくる方々も何か困ったことがあったらそこを見れば解決方法が得られればと。一人で経験できることって、すごく少ないんですよ。「こういうときどう対応した」みたいなメタ情報を貯めていけたら、我々としても次回が楽になるのでチーム全員がスムーズに働けるように環境を整えていきたいです。

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