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勤続年数はおよそ10年。スペシャリストの2人が現常駐先で長く続けられる理由は?

エンジニア派遣と聞くと、プロジェクトごとに職場を変えるイメージを彷彿とさせますが、トライアローでは同じ派遣先に勤続10年以上というスペシャリストが数多くいます。

その中でも今回は2人のエンジニアに長く続けられている理由をお伺いしました!


インタビュー参加者
  • 高野/エンジニア:2014年入社で勤続9年7か月。入社時から現顧客先にリーダーポジションで勤務中。
  • 吉田/エンジニア:2020年入社で勤続3年6ヶ月。前職在籍時から現顧客先に勤務中(勤務年数15年8か月)。
  • 濱谷/営業    :トライアローでエンジニアと向き合って早13年。エンジニアスタッフの皆さんと二人三脚でお客様支援に日々取り組む営業担当。

学生時代からの好きや興味が仕事のきっかけに。


エンジニアを志したきっかけや、これまでのご経歴を教えてください。

高野:昔から物を作るのが好きで図画工作が得意だったので、高校では機械科に入りました。高校では機械制御をメインに学び、大学では情報工学を専攻。その流れでIT系の仕事についたんです。

新卒では東京のIT企業に入社しました。そこで10数年勤めたのちに退職。転職を考える際に、せっかくだから東京から離れてみようと思いたち、花粉症と暑さから逃れられる場所を探してみたら北海道だったんですね。札幌の転職フェアでトライアローの濱谷さんに出会い、現在に至ります。


働きやすさと生きやすさから札幌のトライアローが最適だったんですね。

高野:1番の決め手は、実はお金でした。何社か面談した中で、こちらの要望した年収金額を100%受け入れてくれたのが唯一トライアローだったんです。


そうだったんですね。トライアローとして、年収の100%保証は全エンジニアの方が対象ですか?

濱谷:前職の年収は考慮していたものの、必ずしも100%保証ではなかったですね。僕も当時転職フェアのブースにいて、高野さんが来てくれたのを今でも鮮明に覚えています。本当にすげえ人来たな、と。だから、どうしても採用したかった。開発技術やPLも経験されてて、キャリア自体もそうですが、高野さんと会って話した時の人柄も素敵だったので、一緒に働きたい方だなって強く思ったんです。“すごい経歴の人が来たね”と、メンバーと話しながら帰った記憶があります。


きっと他社からも引く手数多でしたよね。年収以外の決め手はありましたか?

高野:年収面の希望を考慮してくれたことは大きいですが、僕がやりたいプロジェクトに配属してくれそうだったことですね。前職では、PHPを使って業務アプリの開発プロジェクトを長く担当していましたが、過去にやっていた機械制御や組込開発の仕事をやりたいという希望がありました。会社の都合による配置ではなくこちらの希望を汲んで担当プロジェクトを決めてくれたのも大きかったですね。
あとは、濱谷さんたちの人柄がすごくいい感じだったのは、今でも印象に残ってますね。媚を売ってるとか、誇張しているわけじゃないですよ!笑

濱谷:ありがとうございます。(笑)


両者とも好印象だったのですね!吉田さんはいかがですか?

吉田:高校時代のパソコンとの出会いがエンジニアを志すきっかけになりました。パソコンの面白さにハマり、卒業後はIT系の専門学校へ。その頃からエンジニアを目指していたのかなと思いますね。新卒でエンジニアとして入社した会社を1年ほどで退社し、数社を転々した後にトライアローへ入社しました。

トライアロー入社前から今の常駐先で働いていて、勤続年数は12年ほど。待遇面に少し不満があって、ただ前職では改善は難しそうで退職を考えていた時に、一緒に働いていた高野さんに相談したんです。そこからトライアローを紹介してもらい、常駐先を変えることなく転職しました。


それを聞いた時、高野さんはどんなお気持ちでしたか?

高野:「だったらとりあえず、うちどうですか?その方が面倒少ないですよね!」くらいの軽快さで紹介してましたね。


この紹介はトライアローさん的にはすごく嬉しいお言葉なんじゃないでしょうか。

濱谷:凄いありがたかったですね!当時、僕ではなく別の営業が顧客先と高野さんを担当していて、高野さんから現場にいるエンジニアさんを紹介してもらって、採用したいと活発に動いていたことを鮮明に覚えていますね。

また、お客様先としても経験が長い吉田さんが現場を離れるのはチームへの負荷も大きく、顧客側としても痛手だったので、その点では顧客先を守ることにも繋がって、よかったのではと思っています。

チームの雰囲気は良好。勤続10年の理由は人にあり。


1日の流れやお二人のお仕事内容を教えてください。

高野:FA機器と言われる、いわゆるファクトリーオートメーションというものです。工場の生産ラインやビルの中の機械の制御に使用するシステムを開発しています。

例えば工場のライン作業現場でベルトコンべアが動いていて、その上を製品が移動しているとします。その途中にセンサーが反応したら、こっちの機械を動かすようにするといった制御を行う機械があるんです。複数種類の機械を制御するための別の機械ですね。複数の機械をどう動かすかというプログラミングを行うためのツールを開発しています。(気になる方は面談時に気軽にお尋ねください!)


どれぐらいのスパンで1個を作り上げるものなのでしょうか?

高野:かなり規模が大きなものなので、新規開発する際には数年がかりです。開発後は不具合の修正や改善、機能追加などを大体半年か1年に1回ぐらいのスパンでやっていて、今は改修がメインです。


どんなチーム体制で働いてらっしゃるんでしょうか。

高野:6〜7名ほどのチームです。


高野さんと吉田さんの関係ってすごく近いですよね!チームのみなさんでもよくコミュニケーションを取られるのでしょうか?

高野:はい、ほぼ毎日Teamsでミーティングはしていてお互いの状況確認をしたり週1回の出社日に顔を合わせて話す機会もありますね。大体金曜日にみんなで合わせて出社しています。主軸となるメンバーはもう10年近く変わっていないので、私は仲がいいと思っています。笑


それだけ同じところで働き続けられてる理由はなんですか?

吉田:高野さんとはたまに食事もご一緒していて、仲がよくて結構話しやすいので仕事の相談もしやすいです。あとは、常駐先の社員さんといい関係が築けているからかなと思います。

高野:そうですね、その人との関係性も要因の一つにありそうですね。その方は、10年近く面倒を見てくれていて、私にとっては理想の上司なんです。すごく面倒みが良くて、話しやすいので雑談もしますね。
それと、個人的には残業の規制がしっかりしていることも大きな要因の一つです。以前は稀に100時間を超える時もあったので、その時に比べると天国なんです。この年になるともう40時間を超えたあたりでかなりしんどいので。ね?吉田さん。笑

吉田:確かに。笑

得意分野ごとに仕事は采配。自走するチーム。


1日の流れをお伺いしてもよろしいですか?

高野:朝8時半開始で定時は17時までです。1日中パソコンで設計書を書いたり、プログラミングをしたり、テストをしたりしています。あとはチームでのWeb会議が午後2時ぐらいにありますね。

ーーー皆さん各々で作業を進めてるんですね。

高野:チームとして1つのものを作っているので、それぞれの得意分野に合わせて分担して作業を進めています。私はどっちかというと器用貧乏で広く浅くなタイプ。みんなそれなりにキャリアを積んできているので、割と1人で色々できちゃう人ばっかりなんですよ。だから時には無茶な依頼もありますが、みんなでなんとかやってます。笑
ちなみに私の得意分野はUI関連。吉田さんはエンジン部分を担当することが多いですね。


信頼できるスペシャリストのチーム、共に働くには心強いですね!この仕事を通して、学べるポイントはどのあたりだと思いますか?

高野:ソフトウェアはこうやって作るもんだよっていうのがわかることですかね。まずお客さんの要望を聞いて、仕様を書き起こして、設計して、実際にプログラミングしていく。プログラミングして作ったものを最終的に試験してから納品するという製造業における一連の流れをソフトウェアに特化して学ぶことができます。
私としては、最近は前職の経験から新規開発にも携わっています。新規開発ということで大変なこともありますが、知識と経験を生かせてやりがいがありますね。ただ10年のブランクが大きくて。自分の知らない言語や開発ツールがわんさか増えていて、ヒーヒー言いながらやっているんですけど、新しいものを取り入れて開発を効率化してくのは楽しいですね。

吉田:僕はお客様とのプログラミングに関するマニアックな会話や指摘から学びを得ることが多くて。今はC+言語を主に使っているんですが、年々良いものに進化していくんですよね。
お客様の中にも開発に明るい方がいて、その方とコードのレビューをし合ったりしています。作ったプログラムを見てもらって、”ここのコードはもっとこうした方がいいんじゃない”とか。指摘をもらう会議みたいなのがあるんですけど、それが励みにもなり面白いです。そんな作り方もあるんだと新しい気づきやひらめきをもらうこともあります。自分も学びながらチームやお客様ともっと切磋琢磨するような会話ができたらいいなと思いますね。


最後にどんな人と働きたいですか?

高野:IT系の開発経験があるに越したことはないですが、私が一番重要視するのはコミュニケーションがちゃんと取れることです。技術云々はやっていけば身につくので報連相がちゃんとできて、自分1人で抱え込まないタイプの人がいいですね。若い人や真面目な人にありがちなんですけど、失敗した時に自分のせいだと思い込んで塞ぎがちになることがあるんですよね。失敗はその人の責任じゃなくてチームの責任。1人で解決するものではなくてチームで解決するもの。何か困ったことがあったら報告してチームで解決してくのが理想だと思うんです。なのでコミュニケーションが取れる人が自分の中では1番大事ですね。という私も、若い頃は相談が苦手で、1人で抱えて体調を崩した期間もありました。そういう経験があるからこそ、ちゃんとコミュニケーションを取れる環境を作りたいし、そういうチームで仕事をしたいなと思います。

===取材後記===

取材中、お二人の印象をそれぞれにお伺いしました。

吉田さんから高野さんへの印象は、どんな仕事を振られても必ず成果を出す根っからのエンジニアタイプ。どんな依頼でも鼻からノーを叩きつけることはしないという高野さん。必ず折衷案や要望にできるだけ応えられるソリューション提案を心がけているそうです。
高野さんから吉田さんへの印象は、疲れている姿を見せず、文句や不平不満も言わない黙々とやるタイプなんだとか。高野さんがイラッとした時に横を見ると菩薩の如く吉田さんがいる、そんな情景が浮かびました。お二人の軽快な会話から10年来の関係性の深さと信頼が伝わってきたインタビューでした。転職が当たり前の時代、共に過ごせることの方が貴重なのかもしれません。

腰を据えて、信頼し合える仲間と働きたいと思った方は気軽にトライアローの門戸を叩いてみてください。優しく迎え入れてくれるエンジニアがあなたをお待ちしています。

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