この1年で35名から71名へ。急拡大を続けるWewillの成長を支えているのは、「独立自尊」というカルチャーに共感し、自分らしく挑戦を楽しむ仲間たちです。
採用の現場ではどのような出会いがあり、今後はどんな人を迎えていきたいのか――人事部の浅井・坂倉・山本が、この1年の採用活動を振り返りました。
試行錯誤の連続――採用フロー整備から始まった1年
――この1年で、Wewillの社員数は35名から71名へと倍増しました。あらためて、この採用活動をどのように進めてきたのか、振り返っていただけますか?
山本: 今日ここにいる3人も、入社してまだ1年ほどのメンバーです。採用体制を整えながら走り出したこの1年は、まさに「尋常ではないスピード感」でしたね。振り返っても、本当によくやり切ったなと思います。
浅井: 採用にかける熱量は、本当に高かったと思います。前職で採用に携わっていたメンバーがジョインしたことで、チーム全体の推進力もぐっと上がりました。採用を通して社内がどんどん変わっていく様子を肌で感じられたことも、大きなモチベーションになりましたし、自分自身の「成果を出したい」という気持ちも自然と高まっていきました。
山本: 採用の成果は、現場にも良い影響をもたらしていると感じます。新しく入社したメンバーが主体的に動いてくれていて、その姿に既存メンバーも刺激を受けていると聞きます。互いに高め合う関係性が生まれつつあるのは、採用活動が組織全体に与えた大きな成果ではないでしょうか。
――急拡大のプロセスで、苦労したことやうまくいったことを教えてください。
浅井: まず大変だったのは、採用フローを整えるところから始めなければならなかったことですね。みんなで試行錯誤を重ねながら少しずつ形にしていきました。例えば、今年の初めにATS(採用管理システム)を導入したのですが、その設定や運用ルールづくりも採用チーム全員で話し合いながら進めました。大変ではありましたが、採用の「面白さ」を感じられる時間でもありました。
山本: たしかに、あの頃は「まず何から整える?」というところからのスタートでしたよね。私が入社したのはちょうど応募者が一気に増えていた時期で、対応に追われていました。2日間の入社研修を終えてすぐ、「明日からどう回そうかな?」とワクワクしたことを覚えています。不思議とそこに不安はなく、「腕が鳴るな~」なんて思っていました(笑)。今振り返ると、あの“混乱の時期”があったからこそ、チームとしての連携や改善意識がしっかり育ったように思います。
坂倉:まさに走りながら整えていく感じでしたよね。もともと採用の基本的な型はありましたが、短期間で多くの人を採用するとなると、従来のやり方では到底間に合いませんでした。応募者とのコミュニケーション方法から見直し、どのように情報を整理し、どのタイミングで伝えるか。そうした細かい部分を一つひとつ整備していったイメージです。
浅井: そうやってみんなで手を動かしながら進めていった結果、アソシエイトメンバーを安定的に採用できる仕組みを確立できたのは大きかったですよね。今後はコンサルタントメンバーの採用についても、同じように型をつくっていきたいと考えています。
坂倉: 定期的に新しいメンバーが入社する中で、当初は馴染みにくさを感じる方もいました。その課題をもとに、採用チーム内で「どんな点にギャップを感じるのか」を徹底的に議論して、カジュアル面談や面接で伝えるべき情報、質問の仕方などを体系化していきました。
浅井: たしかに、そこを整理してからは入社後のギャップが減りましたね。
カルチャーを大切に、「リアル」を伝える採用
――採用活動を通じて、一貫して大事にしてきたことは?
山本: やはり「Wewillのカルチャーに合っているか」という点ですね。当社は「働き方」に注目していただくことが多いのですが、その分、実際の“リアル”をしっかり伝えてギャップをなくすことを意識しています。カルチャーを大切にしながら、余計なルールを増やさず、社員一人ひとりが自律的に働ける組織でありたい。その考え方に共感してくれる方を採用したいという思いは、ずっと変わっていません。
坂倉: たしかに、“リアルを伝えること”は私たちが常に意識しているポイントですよね。退職された方から学んだことも多くて、そうした経験を包み隠さず選考の中でお伝えするようにしています。どんなギャップが生じやすいのかを事前に理解して入社してもらうことで、結果的に長く活躍できる方が増えてきたように感じます。
山本: そうですね。どうしても採用活動は、魅力づけに偏りがちになりますが、私たちは“誠実さ”を大切にしています。例えば「リモートワークができる」というのは魅力的なポイントですが、その一方で、自己管理の難しさや孤独感といった側面もある。そのような部分も含めてお伝えすることが、Wewillらしい採用のあり方だと思っています。
――実際に、Wewillで活躍している方に共通する特徴はありますか?
山本: 一番は「主体性」です。フルリモートという環境では、“察してほしい”ではなかなかうまくいきません。困ったときに「ここがわからない」と自分から発信できる人。シンプルなコミュニケーションをきちんとできる人が、活躍している印象です。
浅井: それに加えて、仕事が好きな人が多いですね。スキルを磨きたい、お客様の状況をより良くしたいという想いを持っている人。その姿勢が、主体性や学ぶ力の根っこにあるのではないかと思います。
坂倉: あとは、過去と未来を切り離して考えられるという特徴もあるかもしれません。特に当社の働き方(フルフレックス×フルリモート)はあまり一般的ではないので、これまでの”当たり前”が通用しないことも多々あります。
過去の経験にとらわれすぎず柔軟に受け入れた上で、積極的に新しいやり方に挑戦する姿勢が必要かもしれませんね。
山本: そうですね。そして何より、“手探りの状況”を楽しめる人が活躍しています。自分で道を切り拓いていく――その過程にワクワクできる人。与えられた仕事をこなすだけでなく、「もっと良くするには?」と考え、行動できる人がWewillで力を発揮していると思います。
坂倉: そういう意味では、「知的好奇心」も大事なキーワードですね。
「独立自尊」の価値観に共鳴してWewillへ
――Wewillを選んでくれた方々から、入社の決め手としてよく聞く言葉はありますか?
浅井: 「バックオフィスの領域でもキャリアを築ける」点に魅力を感じた、という声は多いですね。単なるサポート職ではなく、自分の意志でキャリアを描ける環境だと感じてもらえているのだと思います。
坂倉: あとは「独立自尊」というカルチャーに共感したという声もよく聞きます。会社に依存せず、一人ひとりが自立している。そんな文化に惹かれて応募してくれる方が多い印象です。
山本: 坂倉さんの言うとおり、当社の筋の通った考え方や価値観に共感してくれる方が多いと感じます。Wewillの根底には、自立した個人が互いにリスペクトし合う文化がある。そこに共鳴してジョインする方が一番多いです。
――その一方で、伝えたい魅力がうまく伝わらず苦労した場面はありますか?
山本: ありますね。当社は「フルリモート」「フルフレックス」という働き方をしていますが、言葉だけが一人歩きしやすく、さまざまなイメージを持たれることがあるなと感じます。「もっと自由にやれると思っていた」「思ったよりコミュニケーションの頻度が多かった」「想像より家庭との両立が大変だった」など、入社後にギャップを感じる方もいらっしゃいました。そんな時もっと丁寧なすり合わせが入社前にできていれば、と悔しく、申し訳なく思いましたね。
浅井: そうですよね。当社の働き方、カルチャーはあまり一般的ではないからこそ、リアルなイメージが湧きにくいのかもしれません。丁寧に対話を重ね、極力ギャップのない状態でご入社いただけるよう、試行錯誤をし続けています。
坂倉:「独立自尊」という言葉にも、ある種の厳しさがありますよね。自分自身で腕を磨き続ける覚悟が必要です。
山本: 本当にそう思います。働き方の自由度が高い分、自己管理ができないと苦しくなることもあります。私自身、子育て中の母という側面がありますが、「仕事と子育ての両立」って本当に大変なことだと日々感じています。プライベートも「柔軟な働き方=ながら仕事OK」では決してなく、仕事の進捗に影響が出るときは思い切って「業務から離れる」選択を自分の意志で決めなければならないのです。
仕事とプライベートの境界があいまいになると、どちらも中途半端になってしまう。だからこそ、その点はあらかじめ正直にお伝えしています。
坂倉: とはいえ、上手にやりくりしながら成果を出している方も多いですよね。自分軸で「必ずどちらもうまくやるんだ」という強い意志を持ちながら働いている人はうまくできているかなと感じますね。
――最後に、今後の採用方針や、これから仲間になる方へのメッセージをお願いします!
浅井: 私たちの考え方やカルチャーに共感してくれる方を、これからも積極的にお迎えしたいですね。Wewillは、個々の希望や成長イメージを尊重し合える会社。「自分の理想を実現したいけれど、今の環境では難しい」と感じている方には、きっとマッチするはずです。
山本: Wewillの仕事は、お客様の成長や喜びに直結するのが魅力です。一社のバックオフィスを支えるだけでなく、複数の企業の仕組みづくりに携われる。自分の知識や経験を通じて多くの人をハッピーにできる仕事です。お客様に喜ばれたい、仕組みづくりで貢献したいという方に、ぜひ仲間になってほしいですね。
坂倉: 本当にそうですね。今はまさに組織が大きくなるタイミングで、新しいポジションも次々と生まれています。この成長期を一緒に走りながら、会社の拡大を肌で感じ、成長実感を得たい方に来てもらえたら嬉しいです。