世界を代表する会社を創る。
その実現に向けて、日本トレカセンターは今まさに事業と組織を急拡大させています。
「トレカ×テクノロジーで、感情を動かす体験を届ける。」
トレーディングカードという領域にテクノロジーを掛け合わせることで、これまでにない新しい価値を生み出しているスタートアップです。
変化し続けながら、10倍・100倍の価値創造を目指す組織。
そして「オンラインオリパ」という生まれたばかりの業界で、これまでにない体験の“基準”を、自分たちの手でつくろうとしています。
今回話を聞いたのは、その最前線でプロダクトのデザインを担う木村さん。
就職活動をやめ、仲間とサービスを作り続けてきた彼が、なぜこの会社でプロダクトを作り続けているのか。
そこには、「モチベーション」ではなく「夢中」というシンプルな原動力がありました。
就活に感じた違和感と、「作る側」に進んだ選択
木村さんは大阪出身。現在はリモートで、プロダクト部のデザイナーとして働いています。
キャリアのスタートは、いわゆる一般的な就職活動ではありませんでした。
「インターンとかグループディスカッションをやっていく中で、なんか違和感があって。“このまま進んでいいのかな”って思ったんですよね。」
周囲が当たり前のように就活を進めていく中で、自分だけが感じていたズレ。
その違和感に従い、就活をやめるという選択を取ります。
背景にあったのは、大学時代からの仲間の存在でした。
「大山とはバイト先が一緒で、“就活なんかせんでええやろ”みたいな話をずっとしてて(笑)」
代表・大山さんの言葉に背中を押され、卒業後は就職せず、仲間とともにアプリ開発に取り組み始めます。
民泊運営やアプリ開発など、いくつもの挑戦を同時に走らせる日々。
資金が尽きかけることもあれば、サービスが伸び悩むこともあった。
それでも、不思議と「大変だった」という感覚はあまり残っていないと言います。
「ずっと一緒に住みながら作ってたんですけど、めちゃくちゃ楽しかったですね。」
生活と仕事の境界が溶けて、気づけば誰かがコードを書き、誰かが仕様を話し、また別の誰かが新しいアイデアを口にしている。
そんな“共同生活カオス”の中で、ものづくりに没頭していた時間が、今の原点になっています。
「足りていないからやる」から始まったデザイン
日本トレカセンターとの関わりは、創業初期のフェーズ。
プロダクトの見た目や体験が整っていない中で、「手伝ってほしい」と声がかかります。
「そのときは、正直デザインがちゃんとできる人がいなかったんですよ。みんなスピード重視で、とりあえず動けばいいみたいな感じで。」
仕様も完全には固まっていない、走りながら決まっていくプロダクト。
その中で木村さんが担ったのが、UIやUXの設計でした。
ただし、もともと専門的に学んできたわけではありません。
「完全に独学ですね。いろんなアプリを見て、真似しながらやってきた感じです。」
最初から“デザイナー”として入ったというより、目の前に足りていないものを埋めていくうちに、自然とその役割を担うようになった。
画面上に並ぶ情報の順番、ボタンの見え方、ユーザーが次に何をすればいいかが迷わず分かる導線。
一つひとつを見直しながら、雑多に積み上がった機能を、ユーザーにとって自然に理解できる形へと整えていきました。
彼の強みは、“綺麗に整えること”への感覚です。
「片付けとか好きなんですよ。情報も同じで、ちゃんと整理されてると気持ちいいじゃないですか。」
ただ見た目をきれいにするだけではなく、複雑なものをどう整理すれば、ユーザーが気持ちよく使えるか。
“デザイナー”という役割は、最初からあったものではなく、必要に応じて立ち上がったものに近いと言います。
1ピクセルにこだわる。「夢中」が仕事になる瞬間
木村さんにとって、仕事のモチベーションは何か。
そう聞くと、少し意外な答えが返ってきました。
「モチベーションってあんまりなくて、ただ楽しいからやってるだけですね。」
その“楽しさ”の正体は、極めてシンプルです。
「1ピクセルずれると気持ち悪いんですよ。それがピタッと合ったときがめっちゃ気持ちよくて。」
例えば、ボタンの余白や文字の位置、画面全体のバランスが少しずれているだけでも、木村さんは違和感に気づきます。
誰かに指摘される前に、自分で画面を見ながら「なんか気持ち悪い」と感じて、細部を直していく。
ユーザーが言葉にしない小さな違和感をなくし、自然に使える状態まで整えること。
その積み重ねが、プロダクトの印象や使いやすさにつながっていきます。
細部を整え、全体を美しく仕上げる。
そのプロセスそのものに没頭している状態。
気づけば時間が過ぎ、周りの動きも変わっている。
「気づいたら終わってる、みたいなことが多いですね。」
そして、その没頭はそのままスピードにもつながります。
あるサマーインターンの特設サイトでは、依頼を受けてから約1時間でデザインのベースを作り上げ、約1週間で公開準備まで仕上げました。
ただ速いだけではありません。AIも活用しながら、テーマに合わせた世界観や、エントリーボタンの動き、スクロールの気持ちよさまで、学生が「面白そう」と感じる“体験”そのものを短期間で設計していきます。
「サイトのクオリティって、そのまま会社の印象になると思うんですよ。」
実際に、そのサイト経由で多くの学生がエントリーするなど、成果にもつながりました。
この没頭体質は、デザインに限りません。
筋トレでも、ゲームでも、一度ハマると徹底的にやり込む。
「結構、エンジンかかるタイプですね。」
夢中になれること、そして夢中だからこそ生まれるスピードが、木村さんの強みになっています。
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真似する側から、真似される側へ。新しい業界の“基準”をつくる
かつて木村さんは、いろんなアプリを見て、真似しながらデザインを覚えてきました。
その人間が今、まったく逆の景色を見ています。
「最近は逆で、“あ、これうちのアプリ参考にしてるな”っていうサービスが増えてきてて。」
真似する側だったはずが、いつの間にか真似される側になっている。
「オンラインオリパ」という生まれて間もない業界には、UIやUXの“正解”はまだ誰も持っていません。
だからこそ木村さんが意識しているのは、「自分たちが基準をつくる」という発想です。
それは、このプロダクトのデザインが、業界の中で一つの基準になりつつあることの裏返しでもあります。
「新しい業界だからこそ、リーディングカンパニーとして“こういうのが気持ちいいよね”っていう基準を、自分たちから提案していきたいんですよね。」
だから、一つひとつのUIは、ただ自社のために整えているわけではありません。
ここで作った体験が、これからのオンラインオリパの“当たり前”になっていく。
そう考えると、木村さんが向き合う1ピクセルのこだわりも、新しい業界の基準そのものをつくる仕事だと分かります。
「ええ奴」が集まる会社
木村さんが感じる、この会社の特徴は“人”。
「ええ奴が多いですね。本当に。」
ただし木村さんの言う「ええ奴」は、ただ優しい人のことではありません。
「問題が起きたときに、誰が悪いかより、どうするかをすぐ話せる人ですね。細かいことでねちねちしない。」
リモートで普段会わないメンバーでも、相談を投げれば誰かがすぐに反応してくれる。
仕様が固まりきっていないときも、責めるのではなく「じゃあ一回こうしてみよう」と前に進める。
自分の役割に集中しながらも、会社やプロダクトを“自分ごと”として動ける人が集まっている。
その距離感の良さが、木村さんにとっての「ええ奴が多い」の正体です。
面白いかどうか、それだけでいい
最後に、これから入社を考えている人へのメッセージを聞きました。
「正直、安定を求める人にはあんまり向いてないと思います。」
日々状況が変わり、昨日の正解が今日には変わることもある。
誰かが新しいことを始めていて、気づけば前提が変わっている。
そんな変化の連続の中で求められるのは、「自分で考えて動く力」です。
「言われたことだけやる人は、ちょっと合わないかもしれないですね。」
その上で、木村さんが大事にしている軸はシンプルです。
「面白いと思えるかどうか、だと思います。」
夢中になれるものがあるか。
作ることそのものを楽しめるか。
「もしうちの人と関わる機会があったら、絶対それは感じてもらえると思うんで。」
面白いと思えるものに夢中になり、細部まで作り切る。
その積み重ねが、いつか誰かに真似される“基準”になっていく。
木村さんは今日も、その感覚を信じて手を動かし続けています。
まずは一度、気軽にお話ししましょう。