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風が吹けばいつか桶屋が儲かる

こんにちは! 株式会社オアシス・イラボレーションの津波古皓樹です。
今回は先日参加した就活イベントのことを話そうと思います。

【徹底的に話す練習】

先日参加したイベントは、とにかく話すというテーマで行われました。

毎回話す内容は同じで、3分、1分、30秒のランダムの時間ちょうどで相手に説明するというものでした。時間内に収まらないのも良くないし、逆に早すぎても良くなくて、制限時間ちょうどに終わらすことが求められていました。また毎回相手を変えてこの説明をしあうのでできている人の話し方やまとめ方を盗むことができます。

そして、このイベントで話す話の内容が「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざの説明です。
以下に実際に話した「風が吹けば桶屋が儲かる」について記載します。


「風が吹けば桶屋が儲かる」


風が吹けば桶屋が儲かる:思いもかけぬところに影響が出てくるというたとえ。


道が塗装されていない江戸時代では、風が吹くと砂埃が舞った。
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砂埃が目に入り、人々は目を水で洗い流していた。
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江戸時代の水は汚く、水で目を洗うと目が悪くなる人が続出した。
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目が悪くなると仕事がうまくできない人が増えた。
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目が悪くてもできる職に就く人が続出した。
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目が悪くてもできる仕事として当時多かったのが「三味線弾き」
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三味線が大量に必要になり、多くの三味線が作られることになった。
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三味線を作る素材の1つに猫の皮があった。
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猫を大量に殺したため、ネズミが繁殖した。
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ネズミは暗くてじめじめしている、家の風呂場に良く湧いた。
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ネズミは自分の歯を研ぐ習性があり、風呂場にある桶で歯を研いだ。
            ↓
ネズミによって桶が壊れることが増えたため、桶屋が儲かった。


これが「風が吹けば桶屋が儲かる」の全貌です。まとめると、風が吹けば桶屋が儲かるというのは風が吹けば巡り巡って結果的に桶屋が儲かるという話です。

実際にイベントでこの話をしてみると、計9回あったうち、時間内に収まったのはたったの2回でした、、、、、。

制限時間3分のときは早口になることもないのでしっかり話すことができ、納得感のある説明をすることができましたが、1分や30秒で話すとなると要約する必要があるので時間内に話すことは困難でした。

【イベントの目的】

このイベントの本来の目的は一体なんだったのでしょうか。

イベントにおいて、完成形は時間内に相手に伝えたいことを伝えることだと考えられます。
しかし完成形に近づくための過程で、間違ったやり方をしてしまう人が多い印象でした。それはただ時間内に言い切るやり方です。時間内に言い切るために出来事だけを説明をしている人がいました。話を知っているから理解できるけど初めて聞く人からすれば意味が分からない話になってしまいます。実際聞いていて、なんで?と思うことがある人が多少見られました。

そんな人たちを見て私はあることを意識して取り組みました。それは論理性です。
ここでいう論理性とは、出来事と出来事のつながりである理由のことを指します。人々の目が悪くなった理由、三味線弾きが増えた理由、様々ありますが、ここを言わずに話してしまうと意味が通じない話になってしまいます。

実践するとき、相手が初めて聞く人であると想定して誰でも納得できるように要約しながら話すことを最も意識し、その次になるべく時間通りに話すように心がけました。なので成功した回数は少なかったですが、相手に納得されなかったことはなかったです。

私なりの解釈ですが、このイベントの目的は相手に納得されるように話すことを徹底し、それをできるだけ時間内に収める練習だったと思います。


最後に、イベントの主催者から貴重なお言葉を頂いたので紹介したいと思います。

ー成功より成長だー

新卒社員として、これから活躍するためには挑戦することが大事である。しかし失敗することを恐れて挑戦できない人は多い。失敗を恐れてしまうのは失敗を悪いことだと勘違いしているからだ。挑戦して失敗したことを次につなげることで失敗は糧となる。それを繰り返すことで人は成長できる。成長したその先に成功という結果が待っている。だからまずは成功より成長を求めよ。


このイベントでも時間内に収めて話しきる「成功」という結果ではなくて、論理性のある説明をなるべく時間内にできるようにすることで「成長」することが目的であったと思います。

就活での面接やビジネスシーンの中で、同じ話を相手に応じて時間や重みを変えながら話すことは多々あると思います。そのような重要な場面では、時間よりも相手に話を伝えることが何よりも重要です。

風が吹けば桶屋が儲かる、成長すればいつか成功すると信じて精進していきたいと思います。

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