【対談者プロフィール】
▼河上 翔紀/Shoki Kawakami
外資系IT企業→リーガルテック(MNTSQ)→トラックレコード 2021年3月より副業でトラックレコードに参画し、2024年9月に正社員として入社。 採用戦略〜採用オペレーション設計・運用、案件マネジメントなどを担当し、大企業〜スタートアップまで幅広い組織の採用を経験。 また、現在はTECH HIRE事業のリードとして商品戦略や組織構築の責任者を兼務。エムニではHR AdvisorとしてHR組織の立ち上げに携わる。
▼藤田 佐夜子/Sayako Fujita
新卒で医療従事者として救急医療・産業保健指導に従事した後、2023年京都大学医学科研究室において放射線治療の応用研究に携わる。スタートアップの運営支援やWebライターを経て2024年エムニに参画。HRにおける制度施策や採用戦略および母集団形成に携わる他、労務管理や仕組み化など広く従事。
目次
入社にいたるまで
「経営陣の人柄」が決め手|数あるAIスタートアップからエムニを選んだ理由
生成AI時代におけるエムニの事業哲学と、AIネイティブ文化
急成長スタートアップのHRが直面する組織課題と次の一手
HRから見る製造業という巨大産業と社会的意義
終わりに|趣味は「仕事」熱狂し続ける二人の共通点
京都オフィスにて
入社にいたるまで
藤田:本日はよろしくお願いします。
河上:よろしくお願いします。
藤田:実はさっき、せっかく対面でお会いできる機会なんだから私が対談やりたいって言ったら、いいよって流れで決まったという企画です。(笑)
河上:スタートアップっぽくていいですね。
藤田:河上さんにはいろいろお伺いしたいことはあって、まだまだ名も無き頃に参画いただいてからかれこれ1年と数ヶ月ほどで、気づけばエムニの半生を共にしていただいていますからね。これまで確立された仕組みがないところの立ち上げから伴走まで力強く支えてきていただいて、エムニも大きく様変わりしました。改めて入社動機というか、そもそもの副業として参画いただくきっかけはなんだったんですか?
河上:半分ぐらいは直感だと思うんですけど、はじめは僕はシンプルに、やっぱ安野さんがいたMNTSQにいて、AI活用するとこんなにプロダクト体験良くなるんだなって思ったんですよね。それもあって今の会社に入って、せっかくこれまでHRで何年も頑張ってきたから、どっか自分の過去の経験を伝えられる会社があったらいいかな、みたいな感じだったかな。
藤田:なるほど、そうだったんですね。
河上:自分の過去の経験を使えるってなると、やっぱ似たような組織でしか使えないから。自社サービスを作っている会社、特にto Bの自社開発をやっている会社、AIを使ってる会社、AIドリブンな会社。この辺はやっぱ自分としても取り組んだことがある問題が多そうだから、少ない時間でも価値は出せるんじゃないかなと思って。
藤田:前職でいうAI×SaaS×松尾研という繋がりもありつつ、大企業からスタートアップまでを知る河上さんのHRでのご経験は、間違いなくエムニの初期を力強く支えてきてくれました。
河上:ほんといろいろありましたね(笑)
「経営陣の人柄」が決め手|数あるAIスタートアップからエムニを選んだ理由
藤田:数あるAIスタートアップ・ベンチャーの中で、エムニに参画を決めてくださったのはなぜですか?
河上:そうですね、よくも悪くもそんなに後藤さんと下野さんに色がなかったのが良かったんじゃないですかね。
藤田:素直ですもんね。
河上:藤田さんもそうだし、やっぱり経営陣自体が。変な癖がないから、一緒に仕事やるにはやりやすいだろうなって思ったし、やっぱ賢いのと、ちゃんと人のことを見てるなっていう感じはしたから。
藤田:経営陣の人柄ですね。
河上:あとは、事業が伸びそうな雰囲気はしましたね。
藤田:実際すごい勢いで急成長して、私は参画当初こんなことになるって想像もしていなかったです。楽しそうな会社だなーっていうだけで飛び込んじゃったタイプなんで、こんなにも1年で様変わりするんだっていう衝撃の連続です。
下野代表と河上氏
生成AI時代におけるエムニの事業哲学と、AIネイティブ文化
河上:エムニの事業は大手SIer に近くて、SIerの部分もあれば、自社プロダクト作ってる部分もあるわけじゃないですか。結局なんかあのAIが進化する、みんなが使う一般的なシステムに合わせるSaaSっぽい感じよりかは、SaaSの上にAIが乗っかってて、AIによってソフトウェアが人に合わせてくれるみたいな。今後AIとかがもっと増えていくから、そういう会社のベンチマークになれるんじゃない、なれそうじゃない、みたいな。そういう雰囲気を後藤さんと下野さんから感じることができて。
藤田:いいですね。
河上:10年後とかに、あの時のエムニが時代を革新していく様子が良かったな、みたいな。会社にいろんな人がピッて見にきて、どんなバリュー、どんな会社なんだろうな、どんな組織なんだろうな、みたいな。同業他者が増えてくる時に、ベンチマークにされる会社になりそうな気がしましたよね。
やるなら、すでに知られてる企業じゃなくて、これからみんなが知ることになる会社にしたいなって思うって感じ。
藤田:誰もが当たり前に認知されるような会社になりたいというのは、私自身もよく口にするし、目指す未来ですね。まさに10年後、「あの時代のエムニが業界を変えていったよな」と言われるよう革新に取り組んでいるので、その言葉はとても嬉しいです。
河上:そうそう。そこをどう打っていくかですね。エムニは最先端技術が使えるだけの会社じゃないんですよ。最先端の技術を社会に実装して解決できる。巷のAI企業は社会に実装までしかできない感じがしてて。まだ現実世界の課題解決までできるっていう実感が湧かない人がやっぱ多いと思ってて。それをちょっとでも穴開けれないかなって思いますよね。
藤田:AIで効率化、自動化するだけじゃなく、新たな価値観だったりを創出していけることがエムニの強みであり事業の面白さでもありますね。よく言われるAIを使う側か使われる側かという2択ではなく、エムニは高等な人工知能を作ることができる日本有数の研究開発者が揃っているからこそ実現できることでもあります。
河上:なるほどね。
藤田:あとはやはりAI屋なので、AI駆動ワーキング制度とかもやってますけど、みんながAIをネイティブに使いこなしていて。組織が大きくなるほどリスキリングだ再配置だとよく耳にしますが、エムニのメンバーは全員がAIネイティブなので、そこの潮流に乗る面白さがあります。私自身当たり前のようにあらゆる業務で日常使い倒していますが、勉強会や横のナレッジシェアなど今後はそういった社内文化の醸成にも力を入れていきたいですね。
河上:それはやっていきたいですね。
藤田:HR領域におけるAIはまた特殊で、フルベットする企業とそうじゃない企業とでまさに時代の分水嶺とも言われています。いまや採用市場でもAIは避けては通れないほどホットトピックスで、カンファレンスなどでもここ数年でAI系のセッションが急増しましたよね。AIがこの数年のうちに一気にコモディティ化し、誰もがAIを日常で使いこなすようになったことで、HR領域へのAI活用の風当たりが大きく変わったような印象を受けます。
河上:AIはAIなので。任せられるところは徹底的にシフトしていきながら、AIはご飯食べられませんから。人間ができることをこれまで以上に泥臭くやっていくというのがいいんじゃないですか。
藤田:まさにですね。言葉に血を通わせて、肌で体温を感じられるのは人間だけなので、より人間だから創出できる価値に磨きをかけていく、その過程におもしろさがあります。
急成長スタートアップのHRが直面する組織課題と次の一手
藤田: この1年、率直に河上さんの目線ではどうでしたか?
河上:エムニにおいて、僕の目線でできることは、起きてる課題の解決と、将来的に起きそうなことの予防なんで。割とここ1年ぐらいは採用もそうですけど、課題解決したって感じもしますね。今後はやっぱりどっちかって言うと、人が増えてくるから、次は組織の課題ができる。だから3期目のHRのテーマとしては、やっぱ視座を広げて将来の問題になにか打ち手をとっていこうっていうのが、一番大きなテーマかなと思いますね。
藤田:私も同じことを描いていて。この次の1年は数十名規模の組織になっていて、段階的にステップを上るであろうと予測されるんで。そうなった時にステークホルダーと連携して、労務だったりそういう法的な適応の切り替わりっていうところをまず乗り越えないといけない。組織として何も対策をしないと、どっかこぼれていくところが生じることは間違いないので、起こりうるリスクの種を摘んでいく。今でこそ業務委託含め150名全員の顔名前と属性など把握しているんですが、数年後そうはいかんよなという。そうなった時に、こぼれないようなというか、こぼれたものも救い上げられるような組織を作っていきたいし、急成長に耐えうる仕組みを作りたいというのをこの1年の自分のテーマに掲げています。経験豊富なメンバーに恵まれているからこそ、自分自身も成長し、学習し続けたいです。
河上:最初は1週間ぐらい先だったのがもう1ヶ月先とかが見えるようになってくる。これが徐々に徐々に半年後とか1年後とかが見えてくるようになってくるんで。
藤田:本当にそうで、1年前とかはとりあえずもうシューティングゲームみたいに目の前のボールを打ち返し続けないと永遠に終わらない、手を止めたら終わる、みたいな感じの戦いをずっとしてきたんで(笑)
手を動かし続けることは前提の上で、二年目は全体最適を目標に個人の注力領域を絞りつつ、全体のアウトプットの質を向上できたらと考えています。
河上:最近はメンバーも増えてきましたもんね。
藤田:そうですね。元々何か企画して仕掛けていくのが好きなのと、会社のバリューアップや仕組み作り、クロージングへの徹底したコミットなど、とにかく泥臭くやり続けていくという。今後はより注力していきたいなっていうのは思います。
河上:やっぱなんかこう組織が100人ぐらいになってくると、会社がその人に対して望んでる期待値と、従業員がやりたいことがちょっとずつずれてきてしまうということが起こりやすくて。エムニはエンゲージメントサーベイだったり、メンバーの声を聞く姿勢だったりがいいんじゃないかなと思いますね。
藤田:そう言っていただけると嬉しいですね。実はエンゲージメントサーベイは私のエムニでの初仕事で企画から分析、運用まで任せていただき、それから1年半欠かさずに毎月実施してきましたが、今も大切にし続けているメンバーとの接点です。年末なんかは年賀状みたいにみんなからメッセージが届いたり、時にはこちらが元気をもらっていますね。
HRから見る製造業という巨大産業と社会的意義
藤田:エムニが特化する「AI×製造業」という領域はどう見ますか?
河上:製造業は日本のGDPの25%ですから。1000万人いますから労働者は。市場もいいと思うし。回復できたらとてもレバレッジが効くんだろうなとは思う。製造業に対する危機感は、やっぱ僕はその繊維っていうもの通して感じてるっちゃ感じてるんですよね。僕の地元ってあの尾州って言って、世界的なウールの産地なんですよ。でももう1/10以下に規模が少なくなってて。日本を見渡すと、作業員の最年少が60代なんていう工場がざらにあるんですよ。
藤田:少子高齢化や技能伝承の課題は、製造業に限らず日本全体における課題ですからね。
河上:10年後はもう日本の製品はないみたいな。製造業が死んじゃうと、もちろん生活に困る人もいれば、仕事がなくて生活に困るし、地域も過疎化するし。30年後とか本当怖いよね。
藤田:製造業は日本の富の象徴そのものだと思っていて。これまで新幹線の開通や、三種の神器といった家電製品が家庭単位で手が届くようになり、情報に平等にアクセスできたり新鮮な食品を長期保存できたりと、驚くほど生活は豊かになり暮らしを支えてきてくれて。日本に希望の光が差し込むような明るいニュースを常に届けてきてくれた。そこを支援できることって、そんなやりがいのあることないよなって率直に思います。
河上:わかりますよ。
藤田:下野さんが持っているビジョンにも繋がるんですが、「ものづくり」を愛すというか、製造業へのリスペクトが自分自身にも根付いていて、やっぱりかっこいいんですよね。
だからものづくりを大事にしているっていうのは1つあって。価値観として。ものづくりを愛してる人が多いというか。製造業ってかっこいいなっていう、その価値観はみんなと共有したいなと思います。
河上:それを価値観だったりカルチャーに落とし込むのが次なる課題ですね。
終わりに|趣味は「仕事」熱狂し続ける二人の共通点
藤田:ちなみに河上さんは今何か熱中しているものはありますか?
河上:私ね、常に何か熱中しているものがあって、極めるのが好きですね。知的好奇心が強いんで、自分の感動を伝えたい、でも感動を言葉にするには、よく知らないといけない。そうすると自然に熱中していたりします。
藤田:ちなみに今は何ですか?
河上:仕事かな。今はやっぱ自分の事業を持っているので、責任持ってる事業やるのが楽しいかな。藤田さんは何かありますか?
藤田:同じですね。趣味を聞かれたら仕事って答えるくらい、常に仕事が楽しくて今までやってきた感じです。今日河上さんとお話しできたのも、とても楽しかったです。
河上:雑談ばっかだった気がするけど(笑)
藤田:そのまま記事にしておきます(笑)楽しい時間をありがとうございました。
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