こんにちは!株式会社diffferentの採用担当です。
今回は、代表の齊藤にインタビューしました。
銀行員という安定したキャリアを手放し、財務のプロとして経営者に寄り添う道を選んだ齊藤。毎月数千万円が減っていくというホテル系ベンチャーでの壮絶な経験が、今のうちの事業の原点になっています。
安定を捨てて何を得たのか、そしてなぜ「法人化」という茨の道を選んだのか。キャリアに迷っている方にこそ読んでほしい、齊藤の創業秘話をお届けします。
目次
プロフィール
- 名前: 齊藤博貴(さいとう ひろき)
- 役職: 代表取締役
- 出身: 栃木県茂木町
- 出身大学: 九州大学
- 経験スポーツ: 野球・水泳
- 経歴: 銀行員としてキャリアをスタートし、法人融資業務に従事。
その後、ホテル系ベンチャー企業の経営企画へ転職し、資金繰り管理を中心に経営の実務に携わる。
毎月数千万円規模の資金が減少する厳しい環境の中、資金繰りの立て直しに奔走し、財務の実務力を磨く。
その経験をもとに個人事業主として資金調達・資金繰り支援を開始し、ノウハウを組織として広く提供したいとの思いから法人化。株式会社differentを設立。
銀行員時代に感じた、ある「違和感」
――まず、銀行員時代のお話から伺いたいです。当時はどんなお仕事をされていたんですか?
法人融資の担当として、本当にたくさんの経営者にお会いしていました。中小企業から成長企業まで、業種も規模もさまざまです。
融資の審査という立場上、決算書や資金繰り表を毎日のように読み込む日々でしたね。
――数字と向き合う仕事だったんですね。その中で、何か気づいたことがあったそうですね。
はい。自分の会社の資金繰りや財務状況を、数字で正確に把握できている経営者が、想像以上に少ないということです。
事業への情熱はある。現場の実行力もある。でも「今月このままいくと、いつ資金がショートするのか」「この投資判断は数字上どういう意味を持つのか」、そこに答えられる経営者は、決して多くなかったんです。
融資の面談で、そういう経営者の方が言葉に詰まる瞬間を何度も見てきました。
――それは意外でした。銀行から見ると、そう映るんですね。
そうなんです。むしろ現場を回すことに全力を注いでいるからこそ、数字を整理する時間も余力もないと思います。
今でも覚えているのが、ある製造業の社長です。
受注は好調なのに、資金繰り表を見た瞬間に顔色が変わって、「え、来月ここまで減るんですか」と絶句されたことがありました。
事業は伸びているのに、数字の管理が追いついていないだけで会社が傾きかねない。そういう場面を何度も目の当たりにするうちに、「経営者の右腕として、財務の側面から会社を支える人間がいれば、もっと救える会社があるはずだ」と思うようになりました。これが、うちの事業の一番最初の種ですね。
毎月数千万円が消えていく。それでも学んだのは「死なない」ということ
――そこから、ホテル系ベンチャーへの転職を決意されます。かなり大きな決断だったと思います。
コロナ禍で、同じく銀行を離れた仲間がベンチャーで活躍する姿を見て、正直かなり刺激を受けました。「自分も現場で数字と向き合ってみたい」という気持ちが抑えられなくなって。
銀行の中から融資先を見ているだけでは、本当の意味で経営の当事者にはなれないという焦りもあったと思います。
――実際に飛び込んでみていかがでしたか?
想像を超えていましたね(笑)
毎月数千万円という規模のお金が、目の前で減っていく環境でした。事務所に寝泊まりして、生活のすべてを会社に注ぎ込むような日々です。
銀行員時代は「数字を見る側」でしたが、そこでは自分自身が「数字に追われる側」になったんです。
当時、実際に寝泊まりしていた事務所です笑
――それは相当なプレッシャーですよね。心が折れそうにはなりませんでしたか?
正直、何度もありました。夜中に資金繰り表とにらめっこして、来月の支払いをどう乗り切るか、頭がずっとそのことでいっぱいでした。
でも、数字と向き合わなければ会社が終わる、という緊張感の中で、死ぬ気で資金繰りと向き合い続けるしかなかったんです。そのときに学んだのが、
「死ぬ気でやれば、案外、死なない」
ということでした。極限まで追い込まれても、人はまだ前に進めるんだと。この時期に鍛えられた財務の実務感覚が、今のうちの事業の土台になっています。
個人でも稼げた。それでも法人化した理由
――その後、個人事業主として財務支援を始められたんですよね。
はい。
ベンチャーでの経験を経て、個人でも財務のアドバイスやサポートを求められる場面が増えていきました。正直、個人のままでも十分な収入は得られていました。それでも、あえて法人化する道を選んだんです。
――なぜ、あえて茨の道を?
理由はシンプルで、自分ひとりのノウハウを、自分だけで抱え込みたくなかったんです。
個人で動いていると、支援できる会社の数にはどうしても限界がある。仲間にもこの知見を提供して、組織としてもっと多くの経営者を支えたいと思いました。
――それが今のdiffferentの事業モデルにつながっているんですね。具体的にはどんな支援をされているんですか?
大きく2つあります。
資金調達の成功報酬型支援と、資金繰り・会計・銀行折衝までを継続的に伴走する月額顧問型支援です。
会計帳簿が崩壊しているような状態からでも、僕たちが手を動かして数字を立て直し、金融機関と交渉できる状態まで引き上げます。
実際、簿外債務が3億円見つかったケースや、役員貸付・仮払いの処理が整理されていないまま銀行対応に苦しんでいたケースなどかなり深刻な状態からの支援も少なくありません。
――税理士事務所とは、何が違うんですか?
税理士さんはどうしても税務上の制約に縛られる部分があります。もちろんそれは税理士としての大切な役割なんですが、うちは、時にアグレッシブなまでに実務を前に進める。
書類を整え、銀行と交渉の場に同席し、経営者の隣で一緒に汗をかく。
それが、経営者の「本当の右腕」としてのうちの価値だと思っています。
「命を燃やす」というカルチャーの原点
――うちの会社の合言葉ともいえる「命を燃やす」。この言葉には、齊藤さんのどんな想いが込められているんですか?
これは、スキルや結果そのものよりも、目の前の仕事にどれだけ全力で向き合えるかを指しています。正直、労働基準法を守っていれば十分という考え方もあると思うんです。
でも僕は、プロフェッショナルとして成果を証明しようとする姿勢にこそ価値を置きたい。あの毎月数千万円が減っていく環境で、逃げずに数字と向き合い続けた経験があるからこそ、余計にそう思うんです。
――かなり強い価値観ですよね。この考えに共感できないと、うちでは働きづらいということでしょうか?
そうですね。この価値観に共感できない人は、無理に採用しません。それくらい、うちはこのスタンスを大事にしています。
逆に言えば、この価値観に本気で共感してくれる人には、うちの環境は間違いなく成長の場になると思っています。
――若手のメンバーには、どう向き合っているんですか?
あえて重要な案件を任せます。失注することもあります。それでも、フルスイングして失敗する経験こそが、その人を成長させると信じているからです。短期的な売上より、本気で挑戦できる環境を用意すること。それが、うちが用意できる最大の魅力だと思っています。
若いうちに任される経験の量が、その後のキャリアの速度を決めると僕は思っています。
応募を検討している方へ
――最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
もしあなたが今、「人生をかけて何を成し遂げたいか」を自分の言葉で語れるなら、ぜひ話を聞きに来てほしいです。
完璧な経歴も、財務の専門知識も、最初から持っている必要はありません。必要なのは、目の前のことに全力で向き合う姿勢だけです。うちは、その姿勢を持つ人を、これからも本気で歓迎していきます。