こんにちは。代表の藤野です。
会社を選ぶとき、仕事内容や待遇とともに、考えてみてほしいことがあります。
「自分の人生の中で、仕事をどんな存在にしたいか」
夢中になれるもの。専門性を磨けるもの。家族との暮らしを支えるもの。社会とつながり、誰かの役に立てるもの。
その答えは、一人ひとり違っていい。ライフステージとともに変わってもいいと思っています。
私たちの働き方は、この問いから始まります。
人生のビジョンは、3〜5年かけてつくっていく
私たちが大切にしているのが、人生の「ビジョンシート」です。
どんな暮らしをしたいのか。
誰との時間を大切にしたいのか。
どんなことができる人になりたいのか。
その中で、仕事はどんな位置づけであってほしいのか。
こうしたことを、少しずつ言葉にしていきます。
入社時に明確な人はほとんどいません。また、配属後は正直目の前の仕事のことで手一杯でしょう。働き、経験を重ねる中で見えてくることを加えながら、3〜5年かけてつくり込んでいくものです。最初から立派な目標がある必要もありません。社内で発表する機会もあります。
私が考えているのは、仕事と生活の時間配分にとどまらず、人生全体の中で仕事をどう位置づけるか、ということです。言葉にするなら「ワークライフブレンド」に近いかもしれません。
仕事で得た経験が暮らしを豊かにする。子育てや趣味での気づきが、仕事にも生きる。そんな関係が人生豊かにするんじゃないかなと思っています。
働く人の「当たり前」に合わせて、会社も変わる
私は、1980年以降に生まれた世代が組織の中心を担うことを前提に、働き方を考えてきました(私は1981年生まれ)
一般的にはミレニアル世代・ゆとり世代・Z世代と言われていますが、バブル崩壊や就職方が気を見て金儲けよりも「社会にとって良いこと」を追求する世代です。デジタルやSNSを身近に使い、情報を共有し、もっと「効率のよいやり方」でないと受け付けないという世代です。
お金だけ、今だけ、自分だけではないのです。無駄な残業、会議、報告書、根回しは特に嫌いなんです。そうした感覚を、会社の仕組みにも取り入れてきました。
もちろん、生まれた年で価値観が決まるわけではありません。大切なのは、働く人の感覚が変わる中で、会社も自分たちの常識を見直せることです。
「昔からそうしてきた」という理由だけで、同じ場所に集まり、同じ手順を守り、長く働く必要はあるのか。
目的に立ち返れば、変えられることはたくさんあります。
残業そのものにメリットがあるとは考えていません。限られた時間でよい仕事ができるように、手順や役割分担、仕事の進め方を改善する。そのために知恵を使いたいと思っています。
子育ての時間も、働く場所も、人生から考える
たとえば、子どもが生まれた男性スタッフには、子育ての時間をしっかり確保してほしいと考えています。たいていの場合は、「もっと仕事頑張ります」と言います・・・。
親になった本人にとって、家族と過ごす時間はかけがえのないものです。その時間を確保することを、本人の遠慮や頑張りだけに任せない会社でありたい。
働く場所については、リモートワークの先にある、ノマド的な働き方も目指しています。これは職種を限定しないと難しい面はありますが、当社のBtoB営業やコンサルタントはパートナー農家や販売取引先が全国にいるので時間や場所に縛られる必要がないと思っています。
自宅で働ける、というところからさらに進んで、自分の人生に合わせて働く場所を選べるようにする。そのためには、お客様への責任やチームの連携を果たせる仕組みが必要です。
どこまで自由度を高められるか。仕事の質をどう保つか。その両方を考えながら、働き方を更新していきたいと思っています。
たくさん話す。対等に話す。違う人と話す。
変われる組織をつくるために、私が大切にしていることは、とてもシンプルです。
そもそも社長の役割は「変える」こと
整理、体系化してたくさん伝える:クロスエイジの社内ポータル
話す機会を定期化する:方針説明会、四半期面談、週次mtg、社内イベント
上場を目指すことで外部や多様性の視点を入れる
このような仕掛けを通じて、「たくさん話す・対等に話す・違う人と話す」こと。
役職や経験が違えば、見えている景色も違います。子育て中の人、違う業界を経験してきた人、入社したばかりの人。その違いが、会社の思い込みに気づくきっかけになります。
その意味では、社長がいつも会社にいないことも、一つの方法だと思っています。私の顔色をうかがうより、メンバー同士で率直に話し、自分たちで考えて進められる余白があってほしいからです。
ただ、社長が不在なら心理的安全性が生まれる、というほど単純ではありません。意見が出たときにどう受け止めるか。相談されたときにどう応えるか。その積み重ねがあってこそだと思っています。
私自身も、意見を受けて考えを変えられる経営者でありたいです。
日本のよさを、変わる力につなげたい
私は、日本の日常を支えている人たちの仕事の水準は、とても高いと感じています。
約束を守る。相手を気遣う。細部まで丁寧に仕上げる。そうした一人ひとりの積み重ねが、余計な心配をせずに暮らし、働ける社会を支えている。
この安定は、大きな財産です。一方で、安定しているからこそ、やり方を変えなくても済んでしまう面もあると思います。
だからこそ、私たちは自分たちから変わりたい。
日本で培われてきた強みの一つに、すでにあるものを磨き上げる力があると思っています。改善を重ね、ときには「魔改造」と呼びたくなるほど工夫して、よりよいものにする力です。
0から1を生み出すことに加えて、1を10に育てる仕事にも大きな価値があります。日々の小さな不便に気づき、手を動かしてよくしていく。そうした力を、事業にも働き方にも生かしたい。
根底にあるのは、日本という社会への愛着です。私にとっての愛国心は、自分たちの仕事を通じて、この国、地域、業界を少しでもよくしていきたいという気持ちです。
安心して挑戦できる「大人の組織」へ
上場を目指すことも、この働き方の話につながっています。
私が上場に見ている価値は、創業者が得る利益よりも、その過程で会社の土台を強くできることです。
経営の透明性を高める。責任や判断の仕組みを整える。リスクを把握し、特定の誰かだけに依存しない体制をつくる。
こうした「守り」を強くすることで、新しい挑戦に踏み出すときの不安を減らしたいと考えています。
働く人にとっても、会社の土台がしっかりしていることは、自分の将来を考えるうえで大切なはずです。
上場すればすべてが解決するわけではありません。それでも、上場を目指して組織を成熟させていくことには意味がある。挑戦する力と、それを支える仕組みを備えた「大人の組織」にしていきたいと思っています。
あなたの人生と、これからの会社の話をしませんか
ここまで書いたことには、大切にしている考え方と、これから実現していきたい姿の両方が含まれています。
私たちの働き方は、これからも変わっていきます。新しく入る人の視点や、メンバーの人生の変化も、そのきっかけになるはずです。
自分の人生を大切にしながら、仕事でもよい成果を出したい。
もっとよいやり方を、自分から提案したい。
立場の違う人とも率直に話し、会社を一緒につくっていきたい。
そんな方と出会えたら、うれしく思います。
将来のビジョンは、まだ途中で構いません。
あなたがどんな人生を送りたいのか。その中で、どんな仕事をしていきたいのか。まずは、そんな話から始めませんか。