私たちは、毎週金曜日に
金融ITの現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。
「フルリモートは可能ですか?」
採用活動をしていると、
この質問を最初にいただくことがあります。
結論から言うと、
私たちは「原則フルリモート前提」にはしていません。
今日は、その理由を正直に書こうと思います。
フルリモートを否定しているわけではありません
最初にお伝えしておきたいのは、
フルリモートそのものを否定しているわけではないということです。
実際、
- フェーズによってはリモート中心の案件もあります
- 状況に応じて柔軟な働き方を取ることもあります
ただし、それを
「最初からの前提条件」にはしていない
というのが、私たちのスタンスです。
理由① 金融ITの立ち上がりは「人と場」に依存する
私たちが扱うのは、金融ITの上流工程です。
この領域では、
- ドキュメントに書かれていない前提
- 現場ごとのローカルルール
- 言葉にされない「暗黙の了解」
こうしたものが、想像以上に多く存在します。
特に立ち上がり期は、
「何を作るか」よりも「どう考える現場なのか」を理解する時間
の比重が圧倒的に大きい。
この理解は、
画面越しだけではどうしても限界があります。
理由② 最初の信頼関係は、空気ごと掴む必要がある
金融系の現場では、
技術力以上に「安心して任せられるか」が重視されます。
- この人は、何を大事にしているのか
- どこまで考えてから手を動かす人なのか
- 問題が起きたとき、どう振る舞うのか
こうした判断は、
最初の立ち上がりの数週間で、ほぼ決まります。
その期間に、
同じ空間で働き、同じ緊張感を共有することは、
遠回りに見えて、実は一番の近道です。
理由③ パフォーマンスの前に「業務理解」がある
「在宅のほうが自分のパフォーマンスが上がる」
そう感じる方がいるのは、自然なことだと思います。
ただ、私たちが重視しているのは、
作業効率の前に、業務理解と関係構築があるという考え方です。
特に入場直後は、
- 環境構築
- 用語の理解
- 誰に何を聞くべきかの把握
といった、
“まだパフォーマンスを語る以前の段階”が続きます。
このフェーズをどう過ごすかで、
その後の数ヶ月が大きく変わります。
フルリモートに「できる・できない」ではなく、価値観の話です
私たちが見ているのは、
働き方の条件そのものではありません。
- どこに責任を置くのか
- 誰のために仕事をしているのか
- 信頼をどう積み上げると考えているのか
その価値観が、
「最初からフルリモート必須」という前提と合わない
それが、正直なところです。
合う・合わないはあっていい
すべてのエンジニアに、
私たちの考え方が合うとは思っていません。
フルリモート前提で、
成果を最大化できる現場も確かにあります。
ただ、
私たちがやっている仕事には、別のやり方が必要
それだけの話です。
最後に
「なぜフルリモートではないのか」
この問いに違和感を覚えた方は、
たぶん私たちの現場に向いています。
逆に、
「それは無理だ」と感じた方は、
別の場所で力を発揮したほうが幸せだと思います。
もし少しでも
「その考え方、分かる気がする」
と思ったなら、ぜひ一度お話ししましょう。
いきなり応募でなくて構いません。
カジュアルに、現場の話をするだけでも歓迎です。
※興味があれば、音声でも考えを発信しています。
文字とは少し違うニュアンスで話しています。
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