私たちは、毎週金曜日に
金融ITの現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。
これまでのストーリーでは、
- 単純なプログラミングだけでは厳しくなること
- AI時代に価値が高まる役割
- 金融ITの立ち上がりで大変なのは技術以外の部分であること
- 私たちがフルリモート前提にしていない理由
について書いてきました。
今回は、少し現実的な話をしてみたいと思います。
金融ITの上流工程で、実際いくらもらえるのか。
あまり表では語られないテーマですが、
エンジニアとして働く以上、気になるポイントだと思います。
下流工程と上流工程では、単価の構造が違う
IT業界では、
同じ「エンジニア」という言葉でも、
関わる工程によって単価の構造がかなり変わります。
例えば、下流工程中心の案件では、
- 実装
- テスト
- 運用
といった作業が中心になります。
もちろんこれらは重要な仕事です。
ただし、市場の単価構造としては、
「人数で回す工程」
になりやすい傾向があります。
一方で、
要件定義や基本設計などの上流工程は、
- 仕様の方向性を決める
- 業務要件を整理する
- システム全体の構造を考える
といった役割になります。
ここでは、
人数ではなく「判断」を担う人材
が求められます。
そのため、単価の考え方も大きく変わります。
金融ITの上流工程の単価感
もちろん案件や役割によって幅はありますが、
金融ITの上流工程では、おおよそ次のようなレンジになります。
若手〜中堅(設計補助〜基本設計)
月単価
60万〜80万円前後
上流工程メイン(要件定義・基本設計)
月単価
80万〜100万円前後
プロジェクトリーダー(設計責任・チームリード)
月単価
100万〜120万円前後
金融ITの現場では、
100万円を超える単価は珍しいものではありません。
これは一部の特別な人の話ではなく、
業務理解と設計経験を積んでいくと、
自然と到達するレンジでもあります。
なぜ金融ITは単価が高いのか
理由はいくつかあります。
まず一つは、
システムの影響範囲が大きいこと
金融系システムは、
- 証券
- 保険
- 銀行
- 資産運用
など、
大きなお金が動く基幹システムです。
もし本番でトラブルが起きれば、
- サービス停止
- 信用問題
- 報道
といった事態につながることもあります。
そのため、
「判断できる人」への需要が高いのが特徴です。
単価が上がる人の共通点
では、金融ITで単価が上がる人には
どんな共通点があるのでしょうか。
私が現場で見てきた限りでは、
次の3つが大きいと感じています。
① 業務を理解している
② 仕様の背景を説明できる
③ 問題が起きたときに判断できる
言い換えると、
コードを書く能力だけではなく、
業務とシステムをつなげて考えられる人
です。
これは、
私たちがこれまでのストーリーで書いてきた
「考えるエンジニア」
とも重なります。
最初から上流工程である必要はありません
ここで誤解してほしくないのですが、
最初から要件定義を担当できる人は多くありません。
実際には、
設計補助
↓
基本設計
↓
要件整理
↓
要件定義
と、段階的に経験を積んでいく人がほとんどです。
大事なのは、
「その方向に進むかどうか」
です。
私たちが金融ITの上流工程にこだわる理由
私たちクラウン情報テクノロジーは、
金融ITの上流工程を中心に仕事をしています。
理由はとてもシンプルです。
長く続けられる仕事だからです。
年齢を重ねても、
- 業務理解
- 設計
- 判断
といった能力は、むしろ価値が高まっていきます。
これは、
単純な作業がAIに置き換わっていく時代では、
特に重要なポイントだと感じています。
最後に
もし今、
- 実装中心のキャリアに少し不安がある
- 将来は設計や要件定義にも関わりたい
- 業務を理解して仕事ができるエンジニアになりたい
そう感じているなら、
金融ITの上流工程は一つの選択肢かもしれません。
いきなり応募でなくても構いません。
「実際の現場はどんな感じなのか」
「金融ITのキャリアはどう広がるのか」
そんな話を、カジュアルにできたら嬉しいです。
もし興味があれば、
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お話できるのを楽しみにしています。
※興味があれば、音声でも考えを発信しています。
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