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オーナーシップを活かしたチームづくりとは?

日本カントリーマネージャー 兼 APAC統括責任者の堀田に、学生時代のアメフトの経験から得た「チームづくり」の学び、「採用」で重視しているポイント、「Tractableの魅力」について語ってもらいました。

アメフトで学んだチームづくり

「チームづくり」について学んだ経験を教えてください。

学生時代のアメフトの経験が大きいです。中学3年生の時にアメリカでホームステイをしたのですが、偶然にも近くでNFLのチャンピオンチームがサマーキャンプをしていました。この時の忘れようもない熱狂や興奮がきっかけでアメフトをはじめ、中学3年から大学4年まで約8年、クォーターバックというポジションでプレーしていました。

クォーターバックはプレーヤーでありながら、チーム全体を俯瞰し、ゲーム戦略を立てる監督のような役割を担う特殊なポジションです。試合に勝っても負けても、全てはクォーターバック次第。しかも、アメフトのような生死に関わる怪我を負う可能性のあるスポーツで、重役を担うのは非常に大きなプレッシャーがあります。このようなプレッシャーをどこかで楽しみながら、最後は自分が責任をとるという覚悟やオーナーシップを持つことが出来たのは、学生時代のアメフトの経験のおかげだと思っています。

また、この経験からチームづくりにおける「オーナーシップ」の重要性を学びました。強いチームほど、年齢やポジションに関係なく、オーナーシップを持っている人が多いと思います。そのような人たちは「勝ったら自分のおかげ、負けたら自分の責任」と本気で思っていて、ある意味、自分を多少なりとも過大評価しながらも確固たる覚悟を持っています。このようなオーナーシップを持つメンバーが5人、10人、20人と増えれば増えるほど、チームは強くなると考えています。



オーナーシップへの“こだわり”

Tractableでは、どのような人材を求めていますか?
前提として、弊社は成長ステージにあり、「チームづくり=採用」というくらい、「採用」を自分の仕事の最重要テーマに掲げています。ポジションによって採用プロセスや評価方法は大きく異なりますが、一方で、ポジションに関係なく、採用で重視しているポイントが3つあります。

①オーナーシップがあるか

成長フェーズにあるスタートアップで働くことの醍醐味は、一人ひとりの活躍が、お客様や業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)の成否に直結することだと考えています。責任重大ですが、だからこそ、やりがいのある仕事だと言えます。前述のとおり、強いチームづくりには、オーナーシップを持つメンバーが欠かせません。お客様や業界全体のDXを成功させるのは自分だと確固たる覚悟を持っている人。そんな方と一緒に働きたいと思っています。

②常に「なぜ」を考えるクセ があるか

お客様や業界全体のDXをリードするには、これまでの業務内容はなぜそうなっているのか、そのことの価値は何なのか、技術や社会トレンドを踏まえるとそれがどう変わるのか、と考えるべきことが山積しています。「なぜ」を繰り返し考え続けることで、お客様に新たな価値やビジネスモデルを提案できる人、チームに新しい着想をもたらす人の存在はとても重要です。

③異なるバックグラウンドの相手と信頼関係を構築できるか

弊社の東京オフィスには約40人(2022年夏時点)のメンバーがいるのですが、その約半数は外国籍か1年以上海外生活の経験がある人材が占めています。また前職も、コンサル・テック企業・スタートアップ・損害保険会社・自動車修理工場・損害鑑定人など様々です。このような国籍もバックグランドも多様な人材がいるのは、東京オフィスがAPAC(アジアパシフィック)の本社機能を担っていることに加え、AI技術により新たな価値を模索するには、様々な「知見」「経験」「能力」「視点」「考え方」を持った人材が協業するのがベストと考えているからです。一方で、メンバーが多様化すればするほど、お互いに関心を持ち合い、理解し、リスペクトしあうことが大事になってきます。異なるバックグランドの相手と信頼関係を構築できる人。弊社が更なる成長を目指す中、最も重要かつ特徴的な採用基準と考えています。



Tractableは世界的にもユニークな存在

Tractableの魅力やユニークなポイントについて教えてください。

弊社は以下の3つの点で世界的にもユニークな存在だと自負しています。

①画像認識AIという先端技術を社会課題の解決に繋げてスケールしている

弊社は、金融サービス向け画像認識AI領域で「世界初」のユニコーン企業となり、日本ではメガ損保4社すべてで導入いただき、日々の損害サービス業務の効率化や迅速化に貢献しています。これからも、社会課題の解決にむけて、なくてはならない存在を目指していきたいと思います。

②新たなAIプロダクトの開発を、日本のお客様と共に東京オフィスがリード

2021年には、災害大国の日本から、「世界初」となる風災による建物の損害額を自動算出するAIプロダクトをローンチしました。日本の大手損害保険会社のお客様、東京オフィス、ロンドン本社の技術チームが緊密に連携し、風災による保険金支払いを数日に短縮する取り組みを進めています。

③アジア中心に世界中から優秀な人材が東京オフィスに集結

東京オフィスがAPAC(アジアパシフィック)の本社機能を担っていることもあり、東京オフィスには、中国/香港、韓国、シンガポール、インド、オーストラリア、ロシア、英国、米国、カナダなど、世界中から優秀な人材が集まっています。

アジアのために、様々な国籍のアジア人同士が協業する新たなチームづくりの実現にむけて

個人的なことでも結構ですので、将来にむけた展望を教えてください。

私が、Tractableに入社を決意した理由の1つに、「アジアのために、様々な国籍のアジア人同士が協業する」という新たなチームづくりを実現したいという想いがあり、その背景や将来にむけた展望についてお話させてください。

ロンドンには「ヨーロッパのためにヨーロッパ人同士が協業している会社」が数多く存在します。弊社は、フランス人のAlexとルーマニア人のRazが、2014年に「ロンドン」で創業したAIスタートアップですが、実はリーダーシップチームに占めるイギリス人の比率は2-3割程度です。Tractableのビジョンに共感し、優秀なメンバーと、世界最先端のAI技術を活用して、社会課題の解決に貢献できる仕事をしたいと集結しており、ただそこに「ロンドン」という、国籍を気にせずフェアに働ける都市があるだけという認識です。


一方、アジアに目をむけると、「アジアのために、様々な国籍のアジア人同士が協業している会社」は、ほとんど存在しないのではないでしょうか?また、香港の情勢もあり、アジアにおけるグローバル人材の働く場所は、シンガポールに一極集中している状況です。日本は「世界で最も旅行したい国」であり、働く場所としても「東京」がその都市の魅力を活かして、アジアを中心に世界中の優秀な人材を呼び集められる可能性はまだ残されていると考えています。

そこで、我々が先行事例として、「アジアのために、様々な国籍のアジア人同士が協業する」という新たなチームづくりを実現したいと考えています。また、それをシンガポールではなく、ここ「東京」で実現することで、何かと閉鎖的な日本に対して、何かしらの良い影響を残したいと考えています。

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