こんにちは、unname代表取締役の宮脇啓輔です。
世の中には、商談や交流会など未知の世界に飛び込んだ時に、必ず何か爪痕を残してくる"ファンタジスタ"のような人っていますよね。「ここに何か成果の匂いがする」という天才的な嗅覚を持っている人もいるとは思いますが、案外爪痕を残す方法は準備次第でなんとかなると思っています。
今回は、以前反響をもらったXの投稿に肉付けする形で、爪痕の残し方について解説していきます。
業務の性質を見極める
業務の中には大きく分けて、自分の「コントロール下にあるもの」と「コントロール下にないもの」があります。簡単にいうと自分の努力でなんとかなるのか、否かということです。

変数に向き合っても、成果が出るには運の要素が大きい
変数が自分にしかなく、自分の努力次第でなんとかなるような業務は、きちんと計画をたて、実行していくだけで必ず進捗します。そしてその業務に慣れることで一定の成果を上げることができるのです。要するに自分が頑張るだけなのです。
しかし、変数が自分以外にも存在するような業務の場合はその限りではありません。
- どれだけ商談の準備をしても、商談相手が商品を買えない理由があれば受注を取ることは難しい
- 採用の場面でどれだけ会社の魅力を伝えても、入社承諾を必ずもらうことはできない
- 仕事で作った制作物が、表彰されるかどうかもわからない
このような業務は自分のコントロール下にないので、前提が変われば当初想定していた成果を得ることはできないのです。つまり「目標を立てたとしても、それが意味をなさないことがある」ということなのです。
シナリオは3パターン想定しておく
では、自分のコントロール下にない業務を行うときの目標の設定の仕方はどうするのか?
その答えは、シナリオを複数想定しておき、それぞれの目標を設定しておくことになります。おすすめの方法は、BEST・GOOD・WORSTの3パターンで想定することになります。
BEST:最も理想的に転ぶシナリオであり、想定できる最大限の成果目標。偶然も含むシナリオなので、期待しすぎない方が良い。
GOOD:ある程度狙えそうで、ここまでは持っていけると及第点というラインの目標。
WORST:チャレンジするからには求めたい成果の最低ライン。この目標は自分の努力次第で達成可能なものにしておく。
例えば仕事上で交流会に参加することになったとしましょう。
仕事で参加するからには何かしら目標を持って臨むべきなので、BEST・GOOD・WORSTのシナリオと目標を想定しておきます。
BESTシナリオとしては、「商談を設定すること」です。しかし、交流会に必ず自社の見込み客となるような人がくるとは限りません。また、イベントの雰囲気的に営業をかけるのが好ましく場合もあるので、無理に商談を設定するのが難しい可能性があります。商談を設定できるかどうかは、運の要素がかなり大きいのです。
なので、それを織り込んで次のGOODシナリオを想定しましょう。次に求めたい目標としては、「採用候補になり得る人と会話すること」を設定したとします。自社の見込み客よりも採用候補者の方がターゲットとしては広いのでGOODシナリオとして設定しても、候補者も来ない可能性はあります。これも自分の努力だけではどうすることもできません。しかし、ここで終わってしまっては、なんの成果も残せていません。
という時のために、爪痕を少しでも残すためのWORSTシナリオも想定しておきましょう。ここでは自分の努力次第でどうにかなる目標を設定する必要があります。どう転んでもイベントが実施される限りは、主催者は必ず出席します。また、主催の人はそれなりに影響力のある人でもあるので、一旦「主催者と仲良くなること」をWORST目標として設定しましょう。その日は何かいいことがなくても、また別の機会で声が掛かるかもしれません。

シナリオは二の矢、三の矢を当たり前に仕込んでおきましょう
もしシナリオを1つしか想定していなかったとしたら、前提が違ったときに、諦めきれずに当初の目標にこだわってしまったり、思考停止に陥ってしまいます。どうしても変数が多い場合はそれに備えて3つシナリオを想定しておきましょう。前提が読みと違っても、冷静に次のアクションを講じることができるのです。
こうして何かしら爪痕を残すというアクションを積み重ねると、やがてそれが大きな財産に変わることもあります。ぜひ、BEST・GOOD・WORSTの3つのシナリオを想定してみる習慣を取り入れてみてください。