金融業界、ひいては"投資"や"資産運用"といった金融そのものに「難しい」という印象を抱く人は少なくありません。オンライン証券として業界第3位に急成長したトレイダーズ証券の須山社長も、社会のその空気感を強く感じてきました。「金融を、もっと面白く。」というミッションを掲げるトレイダーズ証券は、金融のハードルをどう下げ、どのように"面白さ"へ変えていくのか。須山社長に伺いました。
トレイダーズ証券 代表取締役社長 須山 剛
2010年11月に「みんなのFX」事業部長、2012年2月に取締役CDO(チーフディーリングオフィサー)、2018年に取締役CSO(チーフストラテジーオフィサー)、2020年6月に代表取締役社長に就任。主力事業であるFX事業を中心に、中長期的な成長戦略を牽引している。
トレイダーズ証券が描く未来と、ミッションに込められた想い
ー社会は投資や金融に対してどのようなイメージを持っていると思いますか?
金融は"難しい"とか"専門的"というイメージを持たれがちで、日本の社会課題と言っても過言ではないと思っています。
ですが、本来投資は誰にとっても身近で、人生を豊かにする大きな可能性を秘めたもの。
大切なのは”正しい金融リテラシーを身に付け、リスクを理解し管理する”という、とてもシンプルなことです。
当社は1999年に創業し、国内で初めてインターネットFXサービスを提供した会社です。
私は代表として、金融の「面白さ」を引き出し、多くの人に届けることが使命だと考えています。
20年以上の実績で築いた安定性と信頼性を、社会課題の解決にしっかり活かしていきたいです。
ートレイダーズ証券が掲げるミッションについて教えてください。
当社のミッションは「金融を、もっと面白く。」です。
私自身のバックグラウンドにお金で諦めてきたことがたくさんあるので、「お金を理由に人生の選択を諦めてほしくない」という強い想いがあります。だからこそ、投資を難しいものではなく、将来を前向きに考えるための"可能性を広げる手段"にしてもらいたい。そのために"面白さ"という切り口を大事にしています。
難しいを「分かる」と「ワクワク」へ変えていく。挑戦を続けるトレイダーズ証券
ー「金融を、もっと面白く。」にどのように向き合っていくのでしょうか?
当社だからこそできるアプローチとして、「サービス×テクノロジー」と「金融教育の場づくり」を進めています。
トレイダーズ証券の強みは、金融とITを一体で運用していることです。証券事業だけでなく、システム開発会社もグループに持っているので、お客様の声を反映したサービスを自社でスピーディーに開発・改善ができます。
現在取り組んでいるのは、当社のサービスをもっと直感的で楽しい"体験"にしていくことです。初心者の方から上級者の方まで、どんな方にも投資を分かりやすく、楽しんでいただけるような取引環境やツールの開発に注力しています。
また、テクノロジーの活用を強化して、フォロートレードや生成AIを使ったサポートなど、お客様に新しい体験をご提供したいと思っています。最新の技術を積極的に取り入れて、投資をもっとスマートに、そしてワクワクできるものへアップデートしていきたいです。
ーフォロートレードや生成AIを使ったサポートとはどのようなものですか?
フォロートレードとは、経験豊富なトレーダーの取引を自分でセレクト(選択)できる自動売買サービスのことです。専門家が取引を開始すると、フォロワー(利用者)の取引も自動で同じように行われる仕組みになっています。このサービスを展開しているのは国内では当社だけです。フォロートレードを強化することで、FX初心者の方でも安心して投資できる環境を整えることができます。
システムトレード*や自動売買領域の精度を高めることで、人生の選択肢を広げるためのサポートをしたいですね。
また、生成AIを使ったサポートとして、AIサポートデスクを導入しました。サポート業務の効率化だけでなく、AIの導入を起点にDX**をさらに推進し、新しいサービス開発のスピード向上も図っています。
*あらかじめ設定したルールに基づいて、コンピュータが機械的に売買を自動で行う取引手法。
**デジタル技術を活用してビジネスモデル・業務・企業風土などを変革すること。
金融教育から生まれるワクワクと、人生の選択肢をより多くの方へ
ーなぜ証券会社であるトレイダーズ証券が「金融教育」を行うのでしょうか?
シンプルに言うと、金融知識がないことでトラブルに巻き込まれる人を減らしたいからです。私も大学時代に取り込み詐欺に遭ってしまい、苦い経験をしました。
デジタル技術が発達した現代では、SNSなどで学生が詐欺被害に遭うことも多いと聞きます。「儲かりそう!」と思って手を出したらマルチ商法だった、というのもよくある話です。金融知識があれば避けられるようなトラブルを目にする度に、金融教育の必要性を感じてきました。
また、我が家では、子供へのお小遣いをドル紙幣で渡しています。お菓子を買いたいときには日本円に換金する必要があるのですが、そのときは「みんなのFX」のレートで両替しています。「先週は○○円だったのにどうしてこんなに金額が違うんだろう」という疑問から、世界の情勢や政治に興味を持ったり、「ドルでお金を持っていれば、輸入品のお菓子の値段が上がっても大丈夫」などと発言することも増えてきました。「生きる知恵がついてきているな」と実感しています。
金融の知識やリテラシーを身につければ、誰もが人生の大きな岐路で正しい選択ができるようになります。これからも金融教育や情報提供を通じて、判断の基盤づくりを支えていきたいです。
ー金融教育は具体的にどのようなことをされているのでしょうか?
小学生から社会人まで幅が広いのですが、それぞれの段階に合わせて金融リテラシーを高めるための教育活動を積極的に行っています。
小学生にはクイズ形式で為替を楽しく学んでもらったり、中高生には体系的な授業や職場体験を提供したり。大学生にはリスクやライフプランを考える実践的な講義を行ったこともあります。また、社会人女性向けに、「きんゆう女子。」というコミュニティと連携した情報発信や、FX初心者の方に向けて「みんなのしくじり勉強会」も開催しているんです。
全てに共通して大切にしていることは、単なる知識の暗記ではなく、「なるほど」「知るって楽しい」と思える"学び"を届けること。難しいことが分かると、わかったことで「こうやったらどうなるんだろう」とワクワクするマインドが生まれますよね。
金融の魅力を多角的に伝えることは、当社のミッション達成への重要なステップだと考えています。
ー最後に、須山社長の想いをお聞かせください。
「金融を、もっと面白く。」を実践するというのは、金融をより身近にし、楽しく学び、投資をワクワクする体験に変えていくことが大切だと考えています。それこそが、私たちトレイダーズグループが社会に貢献できる最大の価値です。
当社は今、単に金融サービスを提供するだけでなく、顧客基盤の拡大や高度化、DX化、そして信頼構築を一体的に進めていく、挑戦的な成長フェーズに入っています。
金融を通じて社会課題を解決し、人々の選択肢を広げる未来を一緒に創っていきませんか?
金融の"難しい"を"分かる"へ、そして"ワクワク"へと進化させていく。
トレイダーズ証券の挑戦は、単なるサービス提供にとどまらず、社会の金融リテラシー向上と、誰もが人生の選択肢を広げられる未来づくりにつながっています。ミッションを本気で実現しようとする仲間とともに、新しい金融のあり方を創っていきませんか?