Dooox社員インタビュー#4：闘病の末に辿り着いた原点、人と人の化学反応を生み出すこと

「無意識の中にこそ、自分の本当の才能が眠っているんです」

そう語るのは株式会社Doooxで営業活動やコミュニティ運営に携わる岡田です。

過去に映画館の映写技師、酒屋でのルート営業、そして商社で法人営業の10年間の勤務など、一見バラバラに見える彼のキャリアですが、その根底には幼少期から変わらない「ある共通点」がありました。

なぜ彼は、創業5期目のベンチャーであるDoooxを選んだのか。その裏には、生死を彷徨う心臓手術と、そこから得た人生への深い洞察がありました。その原点と現在地に迫ります。

原点：人と人が出会い、化学反応が起きる「場」

私の出身は栃木県宇都宮市です。 父が地域の育成会に携わっていたこともあり、地域の祭りや行事を作り上げ、皆で楽しそうにしている姿を見て育ちました。

「人が集まると楽しいことが起きる」

その感覚が、私の原点です。

その想いは学生になってからも変わらず、 中学・高校ではイベントを企画・運営する役割として、人が集まる機会を自ら率先して作っていました。また、全国から集まった高校生100人が地方の名人にインタビューする活動に参加し、様々な背景や思いを持つ人と交流したことを通して「人と人が出会うことで生まれる化学反応」の重要性を再認識しました。

そこから「この人とこの人を会わせたら、きっと面白いことが起きる」という思いの元、人との交流の場をデザインし、笑顔が生まれる瞬間を見ることが、私にとっての幸せとなったのです。

▲現オフィスでの写真

映画、酒屋、商社。全く異なる職種で見つけた「共通項」

最初のキャリアは映画館の映写技師でした。 映画好きだった父の影響もあり、「非日常」の世界に没頭できる映画というエンターテインメントを、裏側から支えたいと考えたのです。

その後、友人の影響で「お酒」の奥深さに魅了され、宇都宮市の老舗酒屋へ転職し、お酒と料理を組み合わせる「マリアージュ」の提案を行いました。「料理」「お酒」という異なる要素をつなげて、新しい価値を生むことにやりがいや楽しさを感じていました。

その後、結婚を機に入社した商社（卸売業）では、10年間勤務しました。後半の「特販部」での経験は 特に刺激的でした。ECでのBtoB販売、新規取引先開拓、海外への輸出、そして荒れ果てた倉庫の徹底的な整理整頓などを経験。売上や効率化の為なら何でも自分でアレンジできる環境で、散らかった状態から最適な流れを作ることに没頭しました。

▲青森県十和田市の放牧牛ハンバーグを調理している岡田さん

転機：心臓手術が教えてくれた「残りの人生」の使い方

Doooxに入社する最大のきっかけとなったのは、2024年5月に受けた心臓弁膜症の手術です。 2年前に先天性の病気が発覚し、医師からは「放置すれば3年以内の死亡リスクが高い」と告げられました。

「もしあと3年で死ぬとしたら、今の生き方でいいのか？」

入院中の20日間、徹底的に自分と向き合い、退院後には認知科学コーチングも受けました。そこで気づいたのは、私がこれまでの人生で無意識にやってきた「コミュニティを作り、人をつなげ、場を整えること」こそが、自分の真の才能（機能）だということです。

「自分の才能（機能）をフルに発揮して、もっと人の役に立ちたい」

そう考えた時、前職の環境では限界があることに気づきました。もっとダイレクトに、地域や人をつなげる仕事がしたい。そんな時に出会ったのが、Doooxでした。

「ここなら、自分の人生のテーマを仕事にできる」そう確信し、入社を決意しました。

現在：前職の経験を活かし、環境を整える

現在は、Dooox社内の業務フローの整理や、組織の土台作りを行っています。 Doooxはポテンシャルのあるメンバーが集まっていますが、ベンチャーゆえにまだ整っていない部分も多くあります。そこに、私が商社時代に培った「整理整頓」や「全体俯瞰」のスキルを組み込むことで、組織としての出力を最大化しようとしています。

また、私の人生の目標は都市型交流難民（街に住んでいるのに、地域社会とのつながりが薄い30代・40代の人々）を救うことです。 かつての私がそうであったように、きっかけさえあれば、人はつながり、人生を豊かにできるはずです。Doooxの事業を通じて、そんな「場」や「きっかけ」を日本中に作っていきたいと考えています。

▲岡田さん歓迎会の様子

メッセージ：「無意識」に目を向けよう

Doooxに入社して改めて感じるのは、メンバー1人ひとりの個性の強さと可能性です。

キャリアに迷っている方に伝えたいのは、「自分が無意識にやってしまっていること」に目を向ける重要性です。人は意識して選んでいるようで、実は行動の９割以上は無意識だと言われています。 「努力しなくても、なぜか人よりうまくできること」「頼まれてもいないのに、ついやってしまうこと」。そこにこそ、本当の才能があります。

Doooxは、そんな個人の「無意識の強み」を尊重し、ポテンシャルを発揮させる場所です。 自分の可能性を信じ、新しい発見の連続を楽しめる方と、一緒に働けることを楽しみにしています。