元ICU看護師が見つけた、人と向き合う意味。
人と関わり、自分ができる。──沖中歩美が語る「人と関わる」ということ。
「人と話したりすることで、その人の経験を少しずつ分けてもらえる感覚があります。」
そう話すのは、リーシングオペレーションチームのリーダーを務める沖中歩美さん。
ICUで命と向き合い続けてきた看護師時代。
正解がない状況の中で、常に考え抜き、判断し続ける日々を過ごしてきました。
その経験の中で育ったのは、目の前の人に向き合い続ける力と、経験を自分の糧に変えていく感覚。
やがてその積み重ねは、「自分の手で形をつくっていきたい」という想いへとつながっていきました。
バトンストーリー第6号。
「人と向き合うこと」を軸に選択を重ねてきた、沖中さんのストーリーに迫ります。
沖中さんにバトンを渡した那須さんの記事↓
バトンストーリーを受け取った今の気持ちは?
「とうとう来たな!」というのが率直な気持ちです笑
WANDYに入社してからは、目の前のことに必死で向き合う毎日で、あまり立ち止まって振り返る時間もない状況でした。
なので、今回こうやって自分のこれまでを言葉にするのは、すごくいい機会だなって思いってます。
うまく言葉にしきれない部分もありますが、このストーリーを通して何か一つでも感じてもらえるものがあれば嬉しいです。
前職はどんな会社だった?
前職では、看護師として約10年間勤務していました。
新卒でICU(集中治療室)を志望し、重症患者様のケアに携わっていました。
ICUってほとんどの患者さんが自分で呼吸できなくて人工呼吸器つけてたり、意識がなかったりするような状態なんですよね。
その中で、看護師として数値や状態見て「この患者様がどうしたら良くなるか」を考え続けて、先生に提案したり処置したりしてました。
正直プレッシャーも大きかったけど、回復していく姿を見れるのはめちゃくちゃやりがいでした。
管が外れて、起き上がれて、歩けるようになっていく姿を見ると、
「あ、やっててよかったな」って思える瞬間があって。
あの経験は今でも自分の中で大きいです。
WANDYを知ってから入社するまでのエピソード
きっかけは、WANDYの立ち上げメンバーとして働いていた友人から
「女性がなかなか定着しないので、マネジメントを任せられないか」と声をかけてもらったことでした。
前職でもマネジメント経験があったため、それを活かしながらさらに自分の強みを伸ばせるのではないかと感じました。
ただ、不動産業界は完全に未経験で、もともと看護師というバックグラウンドもあったので、正直これまでの前提が全部ひっくり返るような感覚もありました。
でもそれ以上に、「この環境で自分はどこまでやれるんだろう」っていう挑戦したい気持ちのほうが大きくなっていって。不安よりもワクワクのほうが勝ったというか。
最終的には、そのワクワクに背中を押される形で、思い切って飛び込みました。
入社理由は?
ちょうど自分のこれからの人生どうしていこうかなって、立ち止まって考えてたタイミングでもあったんです。
看護師としてコロナ禍も含めてがむしゃらにやってきて、
いろんな経験はできたけど、「この先どうしたいんやろ」っていうのを改めて考えたときに、組織を“つくる側”に回ってみたいっていう気持ちが出てきて。
WANDYの話をもらったときに、まだ整いきってない環境やからこそ自分が関わることで変えられる余地があるなって思えたし、それってめっちゃおもしろそうやなって素直に思ったんですよね。
もちろん不安もあったけど、「ここで挑戦してみたい」っていう気持ちが大きくて。
最終的にはちゃんと準備されてる環境に行くよりも、変化の中に飛び込んで、
自分でつくっていける場所に身を置きたいなと思って入社を決めました。
原体験について教えて
振り返ると「とりあえずやってみる」という感覚でここまで来てるなって思います。
小さい頃から一人でいろんなことしてて、
三重から東京まで一人で行ったり、ヒッチハイクしたり、船で島行ったりとか笑
今思うと自分でもびっくりすることしてたんですけど笑
でもその中で、「困ったら人に聞けばなんとかなる」っていうのは、ずっと体感で学んできたなって思ってます。
母親からも「困ったら人に頼りなさい、ちゃんと聞きなさい」って言われて育ってきたので、人に頼ることとか、関わることにあんまり抵抗がなかったんですよね。
そうやって行動していく中で気づいたのは、自分の経験には限界があるということです。
でも人と話したりすることで、その人の経験とか考え方をちょっとずつ分けてもらえる感覚があって。それがすごく大きいなって思ってて。
そうやっていろんな人と関わってきた積み重ねが、今の自分をつくってきたんだなっていう感覚があります。
人と関わることで、自分がつくられていくっていうのは、昔からずっと思ってることですね。
入社して一番びっくりしたこと
一番驚いたのは、「何も決まっていない」という環境でした。
ルールがほんまに整ってなかったのもびっくりしました笑
「これどこに置くのが正解なん?」みたいなのも決まってなかったりして、
最初は正直ちょっと気持ち悪さもあって。
前職がちゃんと整ってる環境だった分、「なんでこれ決まってないんやろ」って思うことが多かったです。
でもその分、自分でルールを作っていける余白があるっていうのも同時に感じて。
実際に、「こうしたほうがいいよね」って決めたことがそのまま運用に乗ったりとか、
自分の意見がちゃんと形になる環境なんやなっていうのは、すごく面白いなって思いました。
「あぁ、こういうところ、WANDYっぽい」と思うこと
いい意味でちょっと変わってる人がほんまに多いところです笑
なんか、普通に考え方とかバックグラウンドもバラバラやし、
「なんでそんな発想になるん?」みたいな人も多いんですけど、それが当たり前みたいな空気になってるというか。
誰かがちょっと変なこと言ってても、あんまり否定されることもないし、
「まぁそういう人もおるよね」みたいな感じで流れていくのが、結構おもしろいなって思います。
ちょっと不思議やけど、なんかあったかい。
この空気感がWANDYらしさなのかなって思ってます。
正直、「こういう人はうちには合わないな」と思う人
変化に対してストレスを感じやすい方や、正解がない中で考え続けることに抵抗がある方は、あまり合わないと思います。
WANDYはいい意味でもずっと変わり続けてるし、「これが正解」って決まってないことも多いので、その中で考え続けることにしんどさを感じる人は結構きついと思います。
あとは、人と関わらずに一人で完結したいタイプの人も、ギャップはあるかなと。
部署関係なく一緒に動くことも多いし、誰かとすり合わせながら進める場面がすごく多いので、人と向き合うこと自体にあまり興味がないと、しんどくなると思います。
別にめっちゃ明るくないとダメ、とかではないんですけど、
人と関わることを避けたい人はちょっと合わないかもしれないです。
「好きなんだよね、うちのこの謎文化」と思うこと
うちは、頭ごなしに否定されることがあんまりなくて、
「一回やってみたら?」って自然に背中を押してくれる空気があります。
チームリーダーをやっていて悩むことがあっても、「ちょっと一緒に考えてほしい」って言えばちゃんと乗ってくれる人がいるんですよね。
みんなそれぞれ「もっと良くできるんじゃないか」っていう視点を持っていて、
それが自分の仕事だけじゃなくて、チームや会社にも向いている感じがします。
だからこそ、ちょっとした違和感もそのままにせず、「これ違くない?」とか
「こうしたほうがよくない?」みたいな会話が、自然とあちこちで生まれていて。
いい意味で、人のことを放っておかない人が多いなって思います笑
その積み重ねで、気づいたら何かが変わっていて、ちゃんと前に進んでいる。
そういうところが、WANDYらしさなんだろうなって感じてます。
この記事を読んでいる方へ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます!
正直に言うと、WANDYってまだまだ整っている会社ではないです。
日々変わることも多いですし「これが正解です」って言い切れるものも、そこまで多くはありません。
でもその分、「どうしたらもっと良くなるか」をみんなで考えながら、
少しずつ形にしていける環境だと思っています。
うまくいくことばかりではないですが、その分ちゃんと人と向き合える場所でもあるので、もし今少しでも迷っているなら、完璧じゃなくてもいいので一歩動いてみるのも一つの選択肢かなと思います。
この話が、どこかで誰かのきっかけになっていたら嬉しいです。
バトンを渡す人の紹介
次は、監査役の俵 淳さんにバトンを渡します。
俵さんはいつも「ユーザー目線」をすごく大事にしている人で、
それをブレずにやり続けているのが本当にすごいなと思っています。
シンプルだけど、実は一番難しいことだと思います。
「会社に来た宅配の人にもちゃんと誠意を持って接しなさい」という話が印象的で、
会社の中だけじゃなく、関わるすべての人への向き合い方を大事にしている方だなと感じます。
言葉や行動にちゃんと気持ちが乗っていて、すごくピュアでまっすぐで信頼できる人です。
俵さんがどんな話をするのか個人的にもすごく楽しみです。
大事にしている会社や人との向き合い方には、どんな背景や想いがあるのか。
次回、俵 淳さんのストーリーをお届けします。