こんにちは!GOODROID採用担当です(`・ω・´)☆
今回のインタビューは特別編!グローバルゲーム事業本部の執行役員を務めた小川さんと松田社長の対談インタビューをお届けします!
小川さんは2023年10月にGOODROIDで最年少執行役員に抜擢され、自らグローバルゲーム事業を0から立ち上げて成功に導いた功労者なんですが、なんと...この度、独立して起業されるという事で今回のインタビューが実現しました。
-----なかなか退職時に会社からインタビューを発信するのは珍しいと思うんですが、どういう意図があるのでしょうか?
松田:
そうですね。特にWantedlyはこれからGOODROIDへの入社を検討している方向けのメディアなので、そこに退職のインタビューを掲載するのは珍しいかもしれないですね(笑)小川君も大学生の時に当社にインターン生として入社し、役員に上り詰めるくらい大いに活躍してくれたので、今後GOODROIDに入ってくる方の希望になると良いなと思い、今回の対談に至りました。あとは、小川君が起業して大物になった暁には、この記事を使って小川くんが在籍していた事を自慢しようと思いまして(笑)
小川:
笑。
-----それでは早速ですが、小川さんの自己紹介をお願いします。
小川:
私は小川陽也(おがわたかや)と申します。2019年に大学生のインターンとしてGOODROIDに入社し、2023年~2025年の間、グローバルゲーム事業本部の執行役員を務めました。私自身は、幼い頃から好奇心旺盛なタイプで「仲間と一緒にワクワクすることに本気で挑戦する」ということを一番のモットーにしてきました!大学時代には、思い切って友人とヒッチハイクで日本一周をしたり、バラを売りながら九州を巡ったりと色々な挑戦をしました。「人生は行動次第でいくらでも切り開けるし、挑戦の数だけ可能性が広がる!」と強く感じるようになり、いつかは起業して自分で会社をやりたいと思っているような大学生でした。
松田:
たしかに、入社面接の時にヒッチハイクしながら、バラを売り歩いてるっていう話してたね(笑)とにかく「勢い」と「行動力」がありそうな第一印象だったなぁ。あと、何故か金髪オールバックで入社してきたので「サウザー」というニックネームになっちゃってたね(笑)
(※今はすっかり「聖帝サウザー」感がなくなってしまった小川さん)
-----GOODROIDに入社されたキッカケを教えて下さい。
小川:
当時AbemaTVで放送されていた「会社は学校じゃねぇんだよ」という番組を偶然見て、サイバーエージェントという会社に興味を持ちました。調べていくうちに、インターネット産業を中心に成長し、若手が挑戦できる社風があることを知り「自分もこの環境で働いてみたい!」と強く思うようになりました。その熱量に背中を押され、数日後に開催されるサイバーエージェントの採用イベントに、就活生ではなかったのですが足を運びました。ヒッチハイクで上京し、会場にはバックパック姿で参加していたのですが、熱意と行動力が伝わったのか、追い返されるどころか、人事の方にインターンを募集していた子会社のGOODROIDを紹介していただくことができました!採用の面接で、代表の松田さんからも「GOODROIDは若手でも実力があれば経営に携われる」という話を伺い、もともと起業の夢を持っていた私にとって、最高の成長環境があると思い、入社意向を伝えました。そしてありがたいことに、その場で採用していただきました!
松田:
いや、もう勢いに押されたというか・・・気づいたら、その場で採用させられてましたね(笑)「いつから働けるの?」と聞くと「今日からです!東京に家は無いですが何とかします!」みたいな勢いに恐怖すら覚えました(笑)
-----入社してみて、入社前に抱いていたイメージと何かギャップはありましたか?
小川:
入社して最も驚いたのは、ものづくりに対する「全力」の本質でした。当時の自分は「全力=気合いで頑張る」という浅い感覚しかなく、学生時代の努力はどこか精神論に寄っていたところがありました。しかしGOODROIDでは、熱量やコミットが高いことは前提。その上で、足下の成果・組織の成長・中長期の戦略を同時に考え抜きながら、プロダクトの面白さに一切妥協しないという姿勢が文化として根付いていました。しかも、それを一人で背負うのではなく、チーム全員が本気で取り組み、相乗効果を生みながら結果にこだわる。こういった会社の文化に大きな刺激を受けました!最初は、その思考量とスピードに食らいつくことに必死で、何度も失敗しました。でも、失敗した時も「全力の挑戦だった」という姿勢を評価してもらえ、次のチャンスを任せてもらえたことで成功につながる機会が増え、他では味わえない成長速度を実感しました!入社してすぐの段階から裁量の大きい仕事を任せてもらい、実力よりもポテンシャルを信じて挑戦を渡してもらえたことが大きかったです。常に器以上の環境を与えてもらったからこそ、毎日が本気で、楽しく、成長し続けることができました!
松田:
当時、まだ大学生だったのに、本当に責任を持って仕事に取り組んでくれるし、失敗を糧にドンドン成長してくれるから、日々ムチャ振りばっかりしちゃってた気がする・・・なんかゴメン!!でも、本当に世の中の同世代と比べても、圧倒的な成長を遂げたんじゃないかなという気がするね。
-----GOODROIDではどういう仕事をしてきましたか?
小川:
まずは、数々のゲームアプリのプランナーとして運用や立ち上げを経験しました!その後、すぐにプロデューサーに抜擢してもらい、中規模のサービスの立ち上げを経験しました!ただし、個人的には、この時期はなかなか目立った成果を出せず、悔しさも多く感じていました。うまくいかない経験を重ねる中で、ものづくりの本質や、成果につながるプロセスについて深く考える時間になりました。転機となったのは、会社でハイパーカジュアルゲーム事業を立ち上げる事が決まり、事業責任者に抜擢して頂いたことです。成果が出しきれていないタイミングだったので、抜擢には驚きましたが、「絶対に成果で応えたい!」という強い気持ちで事業に臨みました!事業を立ち上げる中で、上手くいったことも、上手くいかなかったことも沢山ありますが、最終的には、年商100億円を超える事業にまで成長させることができました!また、ハイパーカジュアルゲーム事業に取り組む中で、2023年にGOODROIDの執行役員に抜擢いただき、グローバルゲーム事業本部の担当役員となりました。会社全体の戦略と事業部の戦略を松田さんや経営陣とすり合わせながら、攻守のバランスを取りつつ最大成果を目指す役割を担いました。事業責任と経営目線の両立は大変でしたが、とても大きなやりがいがありました!GOODROID最後の仕事は、ハイブリッドカジュアルゲームという「課金と広告」でマネタイズするタイプのゲームの立ち上げでした。世界的に見ても難易度が高く、日本でもなかなか成功事例が少ないチャレンジングな領域でしたが、リリース初月にはAppStoreの「無料アプリランキング1位」「売上ランキング8位」という素晴らしい結果を残すことができました!今まで一緒に頑張ってきたチームと本当に最高の時間を過ごせました!
松田:
こう振り返ってみると本当に長きにわたって素晴らしい成果を残してくれたな・・・と。小川くんは、どんなに逆境でも絶対に諦めずに、最後には必ず成功に導いてくれる頼もしい役員に育ってくれたな~と思いますね。
(※サイバーエージェントの全社総会でも数々の賞を受賞しました)
-----執行役員に抜擢された時どう思いましたか?
小川:
抜擢いただいたタイミングは、特別大きな成果が出ていた時期ではなく、まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、正直ものすごく驚きました(笑)。事業部の経営を通じて「もっと会社の成長に貢献したい」という想いをずっと持っていて、いつか経営の視座で挑戦できたら嬉しいと考えていました。なので、正式に役員抜擢のお話を頂いた時は、とても嬉しくてワクワクした気持ちになりました。松田さんは普段から「役員に求める力は、不可能を可能にする力だ」とよくおっしゃっていました。その言葉を聞いた瞬間から、自分の役員としての使命は、これまでのGOODROIDでは想像もつかなかった成果を創り出すことだと強く感じました。期待に応えたい一心で、覚悟を新たにしました。
松田:
僕の中では特に「抜擢した」という感覚ではなく、順当に「昇進」させたという感覚でした。僕はビジネスにおいて、誰しもが実現できる所には勝算はなくて「不可能に見えるものを可能にした時」に唯一、突破口が開けて勝算がある、と考えているんですが、一緒に仕事をする中で、小川くんの突破力は必ず会社の未来を切り拓いてくれると考えたので、役員になってもらいました。小川くんは、サイバーエージェントのゲーム部門の子会社の中でも最年少の役員になった訳ですが、「若手育成枠」として役員に「抜擢」したという感じではなく純粋に実力を見て役員に「昇進」させたという感じです。
-----執行役員になってみて成長した点はありますか?
小川:
本当に多くの成長をさせていただきました。まず、経営戦略や組織づくり、投資判断など、経営者に必要な基本的な能力は大きく鍛えられたと感じています。ただ、それ以上に大きかったのは、より複雑で抽象度の高いテーマに向き合う機会を多く得られたことです。自分や他人の人生観や価値観、世の中の仕組みの理解といった、一見仕事とは離れているように思える領域も、解像度が上がるほど日々の意思決定に影響し、事業のセンスや核心を見抜く力につながっていきました。振り返ると、この感性や想像力の成長は、大小さまざまな経営判断にとてもポジティブな影響を与えてくれたと思います。また、もともと自分の強みとして意識していた「エンパワー力」も大きく成長できました。役員に抜擢された当初は30人ほどの組織規模でしたが、2年後には60人を超える規模へと拡大し、この人数になると直接コミュニケーションだけで全員と向き合うことは難しくなりました。そこで、自分の周りのリーダーからさらにその先のメンバーにまで熱量が伝播していく仕組みを考え、チーム全体がワクワクし続けられる環境をつくる取り組みを多く経験しました。熱の伝え方、意思の共有方法、仕組みとして継続させる運営など、役員だからこそ経験できる挑戦がたくさんあり、そのすべてが自分の大きな財産になっています。
松田:
事業への向き合い方やセンスというのも勿論、小川くんの強みではあったけど、やっぱり一番すごいなと思ったのは「強い組織を作る力」かなと。小川くんの作る組織はいつも熱量が高くて皆メラメラ燃えてる感じだからか、何となくオフィスの温度が2度くらい上がってる感じがしたなぁ(笑)
(※執行役員発表。サイバーエージェントのゲーム部門子会社で最年少役員に!)
-----小川さんは今回、なぜ独立の道を選んだのでしょうか?
小川:
独立を選んだ理由は大きく3つあります。まず1つ目は、会社を起業するという目標に挑戦する、人生で最も良いタイミングだと感じたからです。GOODROIDで一定の成果を出せたという自信、現在のライフステージが起業に適していること、そしてAIをはじめとしたテクノロジーの革新が加速し、新しいビジネスチャンスが次々と生まれている時代背景など、いくつもの要素が揃っていました。総合的に判断して、「挑戦するなら今しかない」と感じました。2つ目は、GOODROIDやサイバーエージェントで働き続ける中で「本当に素晴らしい会社だ」と実感し、自分もいつかそんな会社を創ってみたいと思うようになったことです。メンバーが主体的に楽しみながら働き、挑戦し、成果を出している姿をたくさん見てきました。それは会社が、働く人をさまざまなリスクから守り、安心して挑戦できる環境や仕組みを整えているからこそ、個の力や熱量が最大限に引き出され、継続的な成長につながっているのだと感じています。そこに辿り着くまでには、想像もできないほどの苦労や困難があったはずですが、だからこそ味わえるやりがいや見える景色があると思いました。そうした会社づくりを体感するうちに、自分も「人が本気になれる会社」をゼロから創りたいという思いが強くなっていきました。3つ目は、世界に自分の実力がどこまで通用するか試してみたいと思ったからです。今の自分はGOODROIDの環境に守られながら成果を出させていただいており、その環境がなくなったときに、どれくらい自分の力で世界と戦えるのか挑戦してみたいと思いました。ビジネスの世界が厳しいことは、GOODROIDでの経験を通じて身をもって理解しています。それでも、この挑戦を通じて自分はさらに大きく成長できると信じています。本当に素晴らしい会社で、仲間にも環境にも恵まれ、辞めたくないという気持ちも正直強くありました。そのため、とても長い期間悩みましたが、最終的には「どちらの選択が自分らしく、後悔なく本気で頑張れるか」という判断軸で決断し、独立を選びました!
-----独立すると周りに共有した時の反応はどうでしたか?
小川:
最初は急な報告に驚かれることも多かったのですが、もともと「将来は独立したい」という話を定期的にしていたので、最終的には「ついにその時が来たか!」「全力で応援する!」という前向きな反応が多かった印象です。GOODROIDには7年近く在籍していたので、長い時間を共にしたメンバーも多く、中には学生時代からの友人や後輩も一緒に働いていたこともあって、伝える瞬間はお互いに寂しさを感じる場面もありました。ただ、それ以上に印象的だったのは、近くで一緒に働いていたメンバーが前向きに捉えてくれたことです。自分が抜ける分をカバーするだけではなく、「もっと成長して事業を大きくするから安心して任せてほしい!」と頼もしい言葉をかけてくれたメンバーも多く、その覚悟ややる気に満ちた姿を見ると、本当に頼もしく感じました。現在のGOODROIDはとても勢いがあり、組織としても急成長しているので、これからはそのメンバーたちが中心となって活躍し、さらに会社を牽引していく姿を見るのが本当に楽しみです!
松田:
いや、僕も普通にビックリしましたし、当然、引き止めたんですが、たしかに、入社時から「いつか自分で起業したい」という夢を語っていましたし、前向きに送り出そうと思いました。あと、こうなると小川くんは頑固者なので引き止めてもどうせ言うことを聞かないんですよね(笑)ただ、今回の小川くんの退職劇の中で特に印象的だったのは、今までも退職が決まると人が変わったように、無責任に仕事を放り出してしまう人が何人もいて、退職のタイミングは悲しい気持ちになる事も多かったんですが、小川くんは自己の都合よりも、今持っている責任を完全に果たすところまでやり切ります、というスタンスで、退職が決まってから、むしろ猛烈に仕事にコミットしていたのを見て、本当に最後まですごい奴だな・・・と感心しました。これはなかなか出来ることではないな、と。
(※「真剣に働いてる感じで」とカメラマンに言われて必死に演じている小川さん)
-----小川さんの独立後の目標を教えて下さい。
小川:
独立後は、GOODROIDを超えるくらい「人が本気になれる会社」をつくりたいと思っています。GOODROIDで働く中で、素晴らしいプロダクトには必ず「作り手の魂」が宿る瞬間があり、その姿を何度も目の当たりにしました。まずは自分が本気で事業に挑み、同じ志を持つ仲間を集めて、本気のものづくりに打ち込める会社をつくりたいと考えています。そして、その組織の土台を通じて、世界中の人が持っている可能性を、ワクワクと仕組みで引き出せるようなプロダクトを生み出したいです。少しでも世界に良い影響を与えられるサービスを実現できるように頑張ります!独立はゼロからの挑戦になりますが、GOODROIDで学んだ経験を最大限生かし、仲間と一緒に本気で成功を目指したいと思っています!
松田:
正直、どんなに優秀であっても起業して成功する人は本当に一握りだし、修羅の道と言っても過言ではない選択だなーと思ってます。やはり僕の周りにも独立しても、思ったようにいかず、くすぶっている人が多い印象です。ただ、今までどんな難しい局面でも絶対に諦めずに事業を成功に導いてきてくれた小川くんであれば「起業も必ず成功する」と期待を込めて送り出せますね!
-----今後GOODROIDに入社する方にメッセージをお願いします。
小川:
大変なこともありますが、本気で仲間とものづくりに向き合い自分たちの手で面白いものを世の中に生み出し、それが成果につながった瞬間の嬉しさややりがいは言葉では表せないほど格別です。やりたいことが明確で経験を積みたい人はもちろん、まだ自分の興味や方向性が具体的に見えていないけれど、人生で熱くなれる瞬間を探している人にとっても、とてもおすすめできる環境だと思います。とにかく前向きにチャレンジする意欲がある人なら、必ず得られるものがあるはずです!ぜひGOODROIDで、本気で頑張った先に見える自分なりの景色を探してみてください。きっと大きな成長と最高の仲間に出会えると思います!
松田:
最後までメッチャ良い事言うな~(笑)まぁ本当にマジで頑張ってね!応援してます!起業で失敗したら、いつでも戻ってきていいからね!笑
小川:
笑。
(※有給消化に向かう小川さん。今までありがとうございました!)