〜旅行や結婚式などの人生イベントに関わりたい。そんな想いから“資産運用のプロ”へ。FP1級資格を持つ、Oさんの就活と入行後の軌跡とは?〜
「銀行って、経済学部出身じゃないと難しい?」
「入行したあと、具体的にどんな成長ができるの?」
そんな疑問や不安を抱える就活生も多いはず。この新シリーズでは、入行3年目までの若手行員が、どのような壁にぶつかり、それをどう乗り越えてきたのか、その「本音のストーリー」をお届けします。
第1回目は、大学で観光業を学び、「誰かの人生の節目に関わりたい」という想いで入行した入行3年目のOさん。現在は個人のライフコンサルタントのプロフェッショナルとして活躍する彼女の、挑戦と成長の軌跡を辿ります。
目次
1. 「人生のイベント」を支える仕事を探して
観光から金融へ。軸は「寄り添うこと」
2. 知らない世界へ飛び込む、学びの日々
支店は「毎日が勉強」の連続
コミュニケーションの壁
3. 目標への悩みと、視点の変化
目標と向き合い、見つけた「突破口」
相続対策という新たな提案
4. 銀行だからこそできる「お金のトータルデザイン」
証券・保険会社との違い
FP1級への挑戦から理想の行員像へ
5. 心配しすぎず、飛び込んでみて
編集後記
1. 「人生のイベント」を支える仕事を探して
観光から金融へ。軸は「寄り添うこと」
大学では観光業を専攻していました。もともと旅行や結婚式といった、誰かの『人生のイベント』に関わり、笑顔に寄り添える仕事がしたい。それが私の就活の軸でした。
インテリア業界や住宅関連など、特定の業種に絞らず「人」をキーワードに千葉や東京の企業を幅広く見ていたOさん。その中で、千葉興業銀行(ちば興銀)との出会いが、彼女の進路を決定づけました。
正直、最初は金融という選択肢は自分の中にありませんでした。でも、選考過程で出会った行員の皆さんが本当に優しくて。緊張している私に対して、話しやすい雰囲気を作ってくださる姿を見て、『この人たちと一緒に働きたい』と直感したんです。
2. 知らない世界へ飛び込む、学びの日々
支店は「毎日が勉強」の連続
配属された支店で待っていたのは、想像以上に多岐にわたる銀行業務でした。1年目の主な仕事は、窓口での接客対応や電話での来店誘致です。
それまで銀行にあまり行く機会がなかったので、どんな知識が必要なのか全く分かっていない状態からのスタートでした。まずは、先輩や上司に常に帯同させてもらい、1歩1歩業務を覚えていく毎日。同時に、FP(ファイナンシャル・プランナー)や銀行業務検定などの資格勉強も並行しておこないました。
コミュニケーションの壁
特有の難しさがあったのは、接客のスタイルです。
ご来店されるお客さまは年配の方が多いので、まずは大きな声ではっきりと話すことが基本です。ただ、お年寄り扱いされることを嫌う方もいらっしゃいます。お一人おひとりの表情や反応を見ながら、話し方のトーンを微調整していくコミュニケーションの奥深さを学びました。
3. 目標への悩みと、視点の変化
目標と向き合い、見つけた「突破口」
現在は定期預金に加え、生命保険や投資信託の提案といった資産運用全般を含めたお客さまのライフプランの相談業務を任されているOさん。しかし、順調に実績を上げられたわけではありません。
なかなか成約に結びつかず、結果がでない時期がありました。その時、支店の先輩や本部のアドバイザーに相談し、自分に足りないのは『お客さまの資産全体を俯瞰する視点』だと気づかされたんです。
相続対策という新たな提案
あるお客さまとの出会いが、大きな転機となりました。その方は、他行で株式運用をされている資産を「増やす」ことに集中されていたお客さまでした。
最初は他行で運用されているので断られましたが、会話の中で、土地を多く持っていることや、大切なお子様への想いを伺うことができました。そこで、単に『増やす』提案ではなく、『今の資産をどう守り、誰に引き継ぐか』という相続対策の視点でご提案をしたんです。
1回で決断していただこうとせず、何度も足を運び、「大切なお子様のために」という想いを軸に対話を重ねた結果、信頼を得てご成約へ。誰かの人生に寄り添うという、入行前の想いが形になった瞬間でした。
4. 銀行だからこそできる「お金のトータルデザイン」
証券・保険会社との違い
入行前は、投資信託は証券会社、保険は保険会社がやるものだと思っていました。でも、銀行の面白さはそこが『多岐にわたる』ことにあると気づきました。
Oさんはこう分析します。
証券会社や保険会社は、自社の特定の商品を提案することが中心になりがちです。でも銀行は、預金、保険、信託、相続と、枠にとらわれずに『資産全体』のお話ができます。お金に関するあらゆる角度から、トータルな提案ができる。それが銀行員の難しさであり、最大の強みです。
FP1級への挑戦から理想の行員像へ
驚くべきことに、OさんはFP1級を取得しています。
知識がないとお客さまの深いお悩みには答えられない。そう感じて、必死に勉強しました。お客さまが『これ、どうなんだろう?』と困った時に、パッと顔が思い浮かぶような存在になりたい。一人ひとりのお客さまと誠実に向き合い続けることが、今の私の目標です。
5. 心配しすぎず、飛び込んでみて
金融の仕事は難しい専門知識が必要だと思われがちですが、大切なのは『目の前の人の話を聞きたい』という気持ちです。分からないことがあっても、ちば興銀には必ず助けてくれる先輩や上司がいます。私もそうでしたが、やりたいことが明確でなくても大丈夫。広い視野を持って、まずは1度話を聞きに来てください。とりあえず飛び込んで学んでいく。その勇気さえあれば、きっと道は拓けます!
編集後記
Oさんのお話を聞いていて印象的だったのは、「期待に応えたい」という素直な向上心でした。FP1級という難関資格に挑戦したのも、お客さまにより良い提案をしたいという想いがあったからこそ。銀行業務の幅広さを「面白さ」と捉え、3年間で大きく成長した彼女の姿は、多くの就活生の励みになるのではないでしょうか。