新入社員 Hさんインタビュー
体制変更により、研究者向け営業という新たな領域に飛び込んだ入社1年目のHさん。忙しさの中にも確かな手応えとやりがいを感じながら、日々学びを積み重ねている。入社の決め手となった出会い、仕事の面白さ、そしてチームで掴んだ展示会での成功体験まで、率直に語ってもらった。
大学・研究所へ——新体制での挑戦
体制変更に伴い、Hさんの担当領域は「大学研究寄り」の営業へと大きくシフトした。アプローチ先は大学の研究所や教授陣に切り替わり、日々の中心はデモンストレーションと出張になったという。
「機材の専門知識はもちろん、対象分野の理論や背景まで理解しておく必要があるので、正直、大学時代よりも学習量は増えました」とHさんは振り返る。出張先で飛び交う専門用語をその場でメモし、帰社後に調べて自分のものにしていく——そんな地道な積み重ねが、日々の急速なキャッチアップを支えている。
先輩からは、「研究所ごとに、どの先生に何を教わったかを記録していく」という関係構築のアドバイスも受けた。一人ひとりとの出会いや学びを"物語"として編集していくことで、1〜2年後の再訪でも信頼関係がすぐに蘇る。Hさんはこの考え方に強く共感し、すでに始めていた記録の習慣を「研究所別の記録帳」としてさらに発展させていく方針だ。
入社の決め手——「この人のそばで働きたい」
就職活動におけるHさんの軸は、「安定より挑戦」「新しいことへの継続的な挑戦」。経営者である父親が、忙しくも楽しそうに価値を生み出す姿を間近で見て育ったことが、その価値観の土台にあるという。
「仕事は人生の中でも大きな割合を占めますから、楽しく働きたい。そして、仕事を楽しんでいる人のそばで働きたいと思っていました」
企業選びではメガベンチャーやアキュイティーのような規模の会社を中心に検討し、AIをはじめとする先端技術領域に携われることを重視した。最終的な決め手は、社長の存在だ。仕事を楽しむ姿勢、そして夢を具体的に語るその在り方に触れ、他社面接で感じていたような"型どおり"の受け答えとは違う、本音でのやりとりに強く惹かれたという。
「この人のそばで働きたい、というのが一番の決め手でした」
ギャップの少ない船出、そして手応え
学生時代に描いていた「先端技術を世に広める」というイメージと、現在の研究分野向け営業は高い親和性があり、入社後の大きなギャップは感じていないという。入社前からホームページや導入事例を読み込み、面接や内定式で営業の実際の進め方や期待される役割を具体的に聞けたことも、スムーズなスタートにつながった。
一方で、工業計測や外観検査といった想定外の領域を扱う場面は入社後に知ったことだが、WさんやOさんといった先輩のフォローアップにより、ネガティブなズレを感じることなく順応できているそうだ。
自社製品は他社が容易に模倣できない水準にあり、先端研究を牽引する大学教員から「すごいね」と評価されることも少なくない。「価値創出に携わっている実感があります」と、Hさんは仕事の面白さと達成感を語る。
展示会が教えてくれたチームの力
印象に残るエピソードとしてHさんが挙げたのが、ある展示会での出来事だ。最終日、マーケティング担当の発案で急遽「ブース前プレゼン」を実施することになり、デモ機材を突貫で持ち込んで実演を組み合わせたところ、これが大きく奏功。常時対応が必要になるほど来場者が集まったという。
3日間という長丁場を部門横断で乗り越えたことで生まれたのは、確かな団結感と達成感だった。来場者の呼び込みには若手が前面に立ち、Hさんも積極的に声をかけて中へ引き込んだという。
「大変でしたが、みんなで乗り越えたという感覚が何より嬉しかったです」
前時代的な慣習のない、風通しの良い職場
職場では、多忙な先輩たちが若手への細やかなサポートを惜しまない文化が根付いている。同期には新卒入社の開発担当、中途入社の営業担当、内定者出身のメンバーがおり、それぞれの個性が刺激になっているという。
営業メンバーは展示会後などに食事や飲み会に行くほど仲が良く、その結束は開発メンバーからも一目置かれる存在だ。ただし社内の飲み会に前時代的な強制感はなく、誰もが気軽に参加・不参加を選べるカジュアルな交流の場になっている。出張先では先輩が地元の美味しい店を案内してくれることもあり、実務を超えた学びと交流が自然に生まれているそうだ。
世界一を目指す組織で
社長が「世界一を目指す」と明言し、目標とアプローチを明確に示す姿は、社員にとって大きな支えになっている。マネージャー層も含め、全社で足並みが揃っている手応えがあり、新しい価値を自ら市場に開拓していく事業の性質に、Hさんは大きなワクワクを感じているという。
個人としての展望は、営業成績を伸ばすことはもちろん、先端技術に携わる一人として「社会に大きなインパクトを残した」と胸を張って言える仕事をすること。先頭が旗を掲げ、全員が一丸となって進む組織の心地よさは、学生時代の部活動経験とも重なるという。
「今の環境には、高い満足を感じています」——そう語るHさんの言葉には、挑戦を楽しむ姿勢が確かに息づいていた。