「技術力を身につければ、エンジニアとして長く働いていける」
エンジニアを目指す人、あるいは既にエンジニアとして働いている人の多くが、一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。
もちろん、技術力はエンジニアにとって欠かせないものです。新しい技術を学び、できることを増やしていくことは、キャリアを築いていくうえで大きな武器になるでしょう。 一方で、技術力があるからといって、必ずしも仕事を長く続けられるとは限りません。
技術的には成長しているはずなのに、なぜか仕事がしんどい。そんな違和感を抱えることもあるかもしれません。 では、エンジニアとして長く、そしてプロフェッショナルとして働き続けるためには、何が必要なのでしょうか。
この記事では、Nucoが考えるプロとして働くということと、メンバーがどのような姿勢で仕事に向き合っているのかをご紹介します。
エンジニアとして長く働くために必要なもの
自己分析
まず必要なのは自分自身を知ることです。
どんな仕事なら楽しく取り組めるのか。何にストレスを感じるのか。どんな環境なら力を発揮できるのか。逆に、どんな状況ではパフォーマンスが落ちてしまうのか。
これを理解しないまま、技術を身につけること自体が目的になってしまえば、成長しているはずなのに満たされない、という状態になってしまいます。
だからこそ、自分は何を大切にして働きたいのかを知ることが、長く働くための出発点になると言えるでしょう。
技術力があっても仕事がしんどくなる理由
では、技術力があるにもかかわらず、仕事がしんどくなるのはなぜでしょうか。
その理由の一つは、仕事に対する主体性を持てないことにあります。指示された仕様を実装し、決められた期限までに納品する。それ自体はもちろん重要な仕事です。
しかし、それだけが続くと、自分は何のためにこの仕事をしているのか、と感じる瞬間がやってくるかもしれません。
自分の考えを仕事に反映できない。課題を見つけても改善する余地がない。頑張っても、自分が仕事を前に進めているという実感を持ちにくい。こうした環境では、技術力があっても仕事そのものに疲弊してしまいます。
大敵は「モチベーション不足」
ここで重要になるのがモチベーションです。ただし、ここでいうモチベーションは「常に高いテンションを維持して仕事をする」という意味ではありません。
大切なのは、自分なりに仕事の意味を見出し、前向きに取り組める状態をつくることです。そのためには、「何をするか」だけでなく「なぜするのか」を理解する必要があります。
目の前のタスクをただ消化するのではなく、この仕事によって誰にどんな価値を届けるのか、もっとよい方法はないか、と考える。仕事を自分ごととして捉えられるようになると、同じ業務でも見える景色は大きく変わってくるでしょう。
成長意欲
さらに、長くプロとして働くうえで欠かせないのが成長意欲です。
エンジニアを取り巻く環境は今も変化し続けていますよね。新しい技術が登場し、開発手法も変わり、求められる役割も変化していくわけです。
だからこそ、一度身につけた技術や知識だけで働き続けることはできません。とはいえ、常に最新技術を追いかけなければならないということでもなく、重要なのは、今の自分に足りないものを考え、必要なものを自分から学びにいく姿勢です。
「こなす駒」から仕事を創る「人財」へ
私たちが目指したいのは、与えられたタスクを正確にこなすだけの「駒」ではありません。自ら課題を見つけ、周囲を巻き込みながら仕事を前に進められる「人財」です。
もちろん、初めからすべてを自分で判断できる必要はありません。経験を積みながら、課題について自らが常日頃から考える習慣を身につけることによって、仕事を与えられるものから自分で創っていくものへ変えていくことができるはずです。
競える環境の重要性
自分の成長を促すには、どんな人たちと働くかも重要です。
自分より高い視座を持っている人や、異なる強みを持っている人と働くと、「もっとできるようになりたい」という刺激を受けることができます。
競争というと、誰かを蹴落とすようなイメージかもしれませんが、しかし、私たちが考える「競える環境」は、殺伐としたものではありません。
互いの仕事ぶりから刺激を受け、自分の基準を引き上げていく競争の中に身を置くことで、一人では気づけなかった自分の課題や可能性にも気づけるようになる場所を指しています。
職業理解
もう一つ大切なのが、仕事をどう捉えるかです。
エンジニアという職業の課題を発見し、情報を整理して解決策を考え、関係者と認識を擦り合わせて実際に形にしていくプロセスには、技術以外にもさまざまな能力が必要です。
だからこそ、エンジニアとして長く働くには自分はどんな価値を提供できるのか、という視点が重要になります。
プロフェッショナル=特別な人ではない
ここでいうプロフェッショナルは、何でも一人でできるスーパーマンのような人ではありません。
・自分の仕事に責任を持つこと
・わからないことをそのままにしないこと
・必要なときには人に相談すること
・目的を理解し、自分の頭で考えること
・より良い成果を出すために学び続けること
こうした一つひとつの行動を積み重ねている人こそ、私たちはプロフェッショナルだと考えています。
憧れという色眼鏡を捨てよう
「優秀なエンジニアになりたい」と目標を掲げ努力するのは素晴らしいことですが、誰かのキャリアや肩書きを見て、「自分もあの人のようにならなければ」と思い詰める必要はありません。
大切なのは、誰かの完成形を目指すことではなく、自分なりのプロとしての働き方の形を考えること。
憧れという色眼鏡を外す勇気を持って、自分自身の仕事やキャリアと向き合ってみる必要があります。
【Focus on Nuco】なぜ一人ひとりがプロフェッショナルなのか
では、当社ではなぜ「一人ひとりがプロフェッショナルであること」を大切にしているのでしょうか。その背景には、Nucoならではの組織のあり方があります。
少数精鋭だからこそ、一人ひとりの判断がチームを動かす
現在、Nuco社員は100名を越えようとしており、今まさに成長段階にあります。少数精鋭であることの大きな特徴は、一人ひとりの仕事がチームやプロジェクトに与える影響が大きいこと。
大きな組織であれば、役割が細かく分かれ、一人が担当する範囲も限定されることもありますが、Nucoでは、自分の担当領域だけを見ていればよいわけではありません。
目の前の課題をどう捉えるか、どんな方法で進めるか、誰に相談するべきか。
ときには、自分の担当を越えての判断を求められることもあります。だからこそ、言われたことをやるという働き方ではなく、自分で考えて判断することが求められます。
「任される」の一歩先、「任せたい」と思わせる存在
仕事を任されるということは、それだけで期待されている証拠です。しかし、プロフェッショナルとして目指したいのは、さらにその先。
「この仕事は、この人に任せたい。」そう思ってもらえる存在になることです。
そうなるには、技術力だけでは足りません。状況を理解し、目的を捉え、必要なコミュニケーションを取り、最後まで責任を持ってやり切る。そうした積み重ねが、「この人なら任せられる」という信頼につながるのです。
当社ではメンバー同士が互いに高い基準を持って競い合いながらプロジェクトに参画しており、一人ひとりの成長が、結果としてチーム全体の強さにもつながっています。
自由には、責任とプロ意識がセットでついてくる
自分で考えて仕事を進められるNucoの環境を一言で表すと、「自由」です。
しかし、自由であることは何をしてもいいということではありません。裁量が大きいからこそ、自分で考え、判断し、その結果に責任を持つ必要があり、当社での働き方も、まさにその考え方に基づいています。
細かく管理されるのではなく、自分で考えて動き、そして必要なときには周囲と協力する。こうした働き方が成立しているのは、一人ひとりがプロとして仕事に向き合っているからです。
Nuco社員の働き方を支える基盤
では、メンバーが仕事を進めるうえで、具体的にどのような力が求められているのでしょうか。ここでは、日々の仕事を支えている2つの要素をご紹介します。
① 目的から考える「論理的思考力」と「課題解決力」
目の前にあるタスクだけを見るのではなく、その仕事の「目的」を考えることを大切にしています。
「何を作るのか」だけではなく、「なぜ作るのか」。「どう実装するのか」だけではなく、「本当にこの方法が最適なのか」。目的に立ち返って考えることで、より本質的な課題が見えてくることがあります。
このとき必要になるのが、論理的思考です。目の前にある情報だけで判断するのではなく、「なぜこの問題が起きているのか」「他にどんな可能性があるのか」と仮説を立てる。そして、必要な情報を集めながら仮説を検証していく。エンジニアリングの仕事には、こうした推理に近い思考が数多くあります。
この思考力が、課題解決力の基礎となります。仕事では、最初から答えが用意されていることのほうが少ないでしょう。むしろ、何が問題なのかすら、はっきりしていないケースもあり得ます。
そんなときに必要なのは、与えられた課題に対する解答ではなく、課題そのものを整理し、解決へと導いていく力です。
技術を知っていることはあくまで手段ですから、その技術を使って、どんな問題をどう解決するのかまで考えられることが、プロフェッショナルとしてのエンジニアに必要な力だと考えています。
② チーム全体を見る「視界」と「柔軟性」
自分の仕事だけを完璧にこなしていても、プロジェクトがうまく進むとは限りません。
今の判断が、後の工程にどんな影響を与えるのかなど、先々の見通しを立てられる視界があると、仕事の見え方が変わります。
そのためには柔軟性も欠かせません。自分のやり方に固執するのではなく、より良い方法があれば取り入れる。自分の専門外であっても、必要であれば学んでみる。わからないことがあれば、詳しい人に聞く。
こうした柔軟な姿勢と、「もっと良くしたい」という意欲が、チームとしての成果につながります。
ここでもう1度。プロフェッショナルと言われて、自分の専門性やこだわりを強く持っている人を想像した方もいらっしゃるでしょうか。
もちろん専門性は大切です。しかし、我々が大切にしているのは、こだわりを持つことそのものではなく、目的達成のために最適な選択をすることです。
自分の考えを持ちながらも、必要であれば考えを変えたり、これまでのやり方に固執せず、より良い方法を探す。
この拘らない強さも、Nucoで働くプロフェッショナルの特徴の1つと言えるでしょう。
エンジニアとして長く働くために必要なのは、技術力だけではありません。
自分自身を理解し、成長し続け、エンジニアという仕事が生み出す価値を理解することです。そして、自ら判断し、協力しながら仕事を前に進めていくことに他なりません。
我々が考える「プロフェッショナル」とは、自分の仕事に責任を持ち、より良い成果を目指して考え続けられる人のことであり、Nucoのような少数精鋭の環境だからこそ、一人ひとりの判断や行動がチームを動かします。
「もっと自分で考えて仕事をしたい」
「高い基準を持つ仲間と競いながら、自分の可能性を広げたい」
そんな思いを持つエンジニアにとって、Nucoは自分自身のプロとしての働き方を創っていける場所です。
ITの未来を共に切り開く。そんなパワフルな仲間をNucoは求めています。