19歳で飛び込んだ営業の世界で、心と体のバランスを崩して挫折した。
工場で働きながら、自分に問うた。「ここで定年まで働けるのか」
もう一度だけ、営業に挑戦しよう。その選択が、人生を変えた。
株式会社トラストカンパニーは、兵庫県加古川市を拠点に、新築注文住宅・リフォーム・不動産・自動車販売まで、住まいに関する困りごとをワンストップで解決する会社です。工務部課長の豊田拓磨は、営業での挫折と工場勤務を経て入社し、いまはチームのマネジメントを担っています。
「仕事が楽しければ、人生が楽しい」——豊田がそう言い切れるようになるまでの歩みを聞きました。
プロフィール
豊田 拓磨(とよた たくま)|株式会社トラストカンパニー 工務部 課長。29歳。高校卒業後、料理人を志して飲食店に勤務。19歳でリフォーム営業会社に入社するも、3か月で挫折を経験する。飲食店勤務、鉄工所での工場勤務を経て、営業への再挑戦を決意しトラストカンパニーへ入社。アポインター、クローザー、TikTok採用担当を経て、現在は課長としてチームを率いる。入社5年目。
料理人を目指した先で、営業に出会った
——社会人のスタートは飲食店だったそうですね。
料理人になろうと思っていたんです。専門学校に行く予定でしたが、家庭の事情で進学できなくなって。だったら現場で修行しながらお金を貯めようと、飲食店で働き始めました。10代の頃です。接客をしているうちに営業という仕事に興味が湧いてきて、「一度やってみよう」とリフォーム営業の会社に入りました。19歳のときです。実は、そこで上司だったのが今の木村社長なんです。
——最初の営業は、どうでしたか。
3か月で辞めました。隠さずに言えば、労働環境の厳しい会社で。気づかないうちに心のバランスを崩していて、そこで一度、営業に挫折したんです。「めちゃくちゃ稼ぎたい」という強い目標があれば踏ん張れたのかもしれません。当時の自分は「一度営業をやってみよう」という感覚で入っていたので、続けられませんでした。
「ここで定年まで働けるのか」と自分に問うた
——その後は、どんな道を歩んだのですか。
飲食店に戻って数年働き、結婚を機に、安定を求めて鉄工所で3年ほど働きました。ドラマで見るような、溶けた鉄を流し込む現場です。夏は室温が60度近くまで上がって、ひと夏で10キロ痩せました。空気も悪く、大きなけがをしたこともあります。人には恵まれていて、上司も同僚も良い人たちだったので、楽しくやれてはいたんです。
——辞めようと思ったきっかけは。
「65歳までここで働けるのか」と考えたときです。当時の収入は手取り25万円ほどで、残業で稼ぐ、よくある工場の形でした。年功で昇給しても、この先どれだけ上がるかは見えていた。頑張りが収入に反映されにくい働き方で、体を悪くするリスクを抱えたまま、ここで定年までは働けない。一度立ち止まって考えようと決めました。
挫折したまま、終わりたくなかった
——転職先の選択肢は、複数あったと聞きました。
ありがたいことに、よく通っていた料理店や美容室から「うちに来て」と誘ってもらっていて、木村社長からも「また来るときはおいで」と声をかけてもらっていました。正直、迷いました。料理はやりたいことでしたから。決め手は、19歳の挫折です。挫折したまま終わるのが、嫌だった。あれから6年経った今、もう一度だけ営業に挑戦したら何かが変わるんじゃないか。そう思って、営業を選びました。
——入社してみて、最初の営業会社との違いはありましたか。
まったく違いました。仕事内容は同じ飛び込み営業なのに、環境が全然違う。当時は木村社長と先輩、社長の弟さん2人と私だけの少数体制で、社長との距離も近かった。木村社長のことは当時から大好きだったので、楽しく仕事ができました。
——会社としても、かなり初期のタイミングですよね。
そうですね。会社が営業一本に絞ると決めた、本当に立ち上がっていく前の時期です。夏に弟さんの1人目が入り、冬に2人目が入り、春に私が入った。出来上がった組織に加わったのではなく、これから形になっていく会社に入れたのは、いま振り返っても大きかったと思います。
——成果は、どのくらいで出始めましたか。
わりと最初からでした。要因は3つあると思っています。1つ目は、入社が決まってから営業マニュアルを先に覚えていったこと。2つ目は、一緒に回っていた弟さん2人との関係です。移動の車中が2時間半あっても楽しかった。3つ目は、自分の気持ちです。営業がワクワクして、初日から、後ろについてくれていた先輩が引くくらいはしゃいでいました。怖さより、楽しさが勝っていたんです。
数字を見て、人を見る。課長としての仕事
——そこから、どうキャリアが上がっていったのですか。
アポインターを2年務めて、商談を担当するクローザーへ。営業を一通り1人でできるようになってから、TikTokを使った採用を1年ほど担当しました。動画を撮って、やり取りして、面接まで。ありがたいことに人が増えて、明確な役職ができ、課長を任せてもらえるようになりました。
——いまの業務内容を教えてください。
チームの数字管理と、行動量の統計です。毎月みんなの行動量を集計して、どれだけ動けば目標に届くかを計算し、日々確認する。あとは営業トークの指導ですね。マニュアルはあっても、喋り方も口調も人それぞれ違います。「この人ならこう返すだろうな」と見極めて、その人に合った教え方をする。大変ですけど、面白いです。
——チームは、どんな体制で回しているのですか。
いまのチームは4人です。そのうち1人、仕事を全部理解してくれているメンバーに、残りの3人の教育を任せています。自分が全員を直接教えるのではなく、教えられる人を育てる。プレイヤーとして自分が売るだけの立場から、数字をもとに人とチームを動かす立場へ、役割が変わってきた実感があります。
——部下と話すとき、気をつけていることは。
どれだけ頑張って、どれだけ稼いだら、何ができるか。楽しい未来を想像させることです。「お金を稼ぎたい」だけだと、そこがゴールになった瞬間にブレてしまう。「何のために稼ぐのか」を持っている人が、一番強いと思っています。
経歴より、話していて楽しいかどうか
——TikTok採用の担当もされていたそうですね。面談では、どんな人を見ていましたか。
動画を撮って、応募者とやり取りして、面談まで担当していました。「この人は成功しそうだな」と感じるのは、まずハキハキ喋れる人。相手の話を否定しない人。Web面談でも髪をセットして、身だしなみに気をつけている人。面談というより世間話をしながら見ていたんですけど、ハキハキ喋れて、ちゃんと笑える人は強かったですね。
——経歴や職歴は、あまり重視しないのですか。
経歴や前職よりも、本人のやる気とコミュニケーションです。「めちゃくちゃやる気があるな」という人はもちろん採用していましたし、話すのが上手というより、こちらが「もっと喋りたくなる」人。逆に、感覚的に「話していて面白くないな」と感じる人は、営業では伸びにくかったです。学歴や経歴で判断される仕事ではないと、自分の経験からも言い切れます。
初対面の自分を、信頼してもらえる仕事
——この仕事のやりがいは、どんなところにありますか。
改めて考えると、すごい仕事だと思うんです。1時間前まで昼寝をしていた方が、初対面の自分の話を聞いて、その日のうちにご自宅の大きな工事を決断してくださる。訪問から契約まで、早ければ数時間です。「営業さんすごいね」「頼むと思ってなかった」と言っていただけることもある。迷いながら契約された方でも、我が家がきれいになると本当に喜んでくださって、最後に「ありがとう」と言われる。「いえいえ、またお願いします」と返すときが、一番のやりがいですね。
——お客様は、なぜトラストカンパニーを選ぶのだと思いますか。
主力の商材は外壁塗装です。使っている塗料は、テレビでも見かける日本トップクラスの実績を持つメーカーのもので、まずそこがお客様の安心につながっています。もうひとつ大きいのは、塗装しか扱えない業者が多い中で、うちは家のことなら何でもやれる工務店であること。車のことまで含めて、暮らし全体を任せてもらえる会社を目指しているので、そのビジョンが伝わったとき、そこらの営業とは明確に差がつきます。金額も安いですしね。
——チームの雰囲気は、どうですか。
チームワークは本当にいいです。勝負をしていて誰かに契約で抜かされたら、ちゃんと腹が立つ。本気で悔しがって、本気で楽しめる。最高の同士だと思っています。
家族に自慢されるパパを、増やしたい

——チームとしての目標を教えてください。
メンバーは家族持ちが多いんです。奥さんやお子さんが「パパすごいんやで」と自慢できるような存在になってほしい。お金があれば、心の余裕も変わります。営業はしんどい仕事で、成果が出ないと沈む時期もある。それでも、余裕を持って、目標に向かって楽しく働けるチームにしたいですね。会社では、バーベキューやスポーツなど、家族も自由参加できるイベントをやっています。
——個人の目標は。
正直に言うと、5年後の自分がどうなっていたいかは、いまも毎日考えています。木村社長とも、よくその話をするんです。そのうえで、収入で言えば年収2,000万円をまず目標にしたい。自分のチームのメンバー全員には、月収100万円、年収1,000万円を経験してほしいんです。あのレベルを超えたときの感動は、忘れられません。あれをみんなに味わってほしい。個人的な夢としては、収入は別にあるうえで、趣味として仲のいい人が集まる小さなお店を持ちたい。料理が好きで、誰かを呼んでふるまうと妻もおいしいと食べてくれる。その夢は、いまも持ち続けています。
——壁にぶつかったとき、どう乗り越えていますか。
営業が一番しんどくなるのは、目標を見失ったときです。断られ続けて、「もう話したくもない」と思う瞬間が来る。そのときに、もう一度自分で目標を立て直す。トラストには周りに仲間がいるので、なんとか引き上がれるんです。1人で抱え込むタイプだと本当にしんどい。だから「豊田さん、いまこうなんです」と素直に相談し合える関係でありたいと思っています。
——最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
最高に楽しませるので、まずは一歩踏み出してほしいです。一緒にいる空間はもちろん、稼ぐ楽しさ、仕事の楽しさが手に入ると、家族や友達といる時間まで楽しくなる。成果が出て、認められて、自己肯定感が上がると、人生の全部が楽しくなってくるんです。いまのこの会社に入って「合わない」となる人は、まずいないと思います。私も含めた全員で、人生ごと楽しませます。迷っているなら、試しにでも来てみてほしいですね。
一度は営業に挫折し、遠回りをして戻ってきた豊田。「仕事が楽しければ、人生が楽しい」という言葉は、しんどさと楽しさの両方を知っているからこそ重みを持つ。次は自分が、誰かの再挑戦を楽しませる番だ。
トラストカンパニーは、住まいのワンストップから「暮らしのインフラ企業」への道を歩んでいます。一度つまずいた人も、これからの人も。まずは一度、カジュアルに話しませんか。
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