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ドイツ×ジャマイカ×日本!様々な国籍のメンバーと一緒に働いたからこそわかること

こんにちは!システムアイの白井です。

以前公開した3年で外国籍社員の割合が0%→12% 国籍問わず活躍できるフィールドがここにというストーリー、みなさんご覧いただけたでしょうか?

実はこちらのストーリー、急上昇ランキングで当時37783社のうちの7位にまで上がるほど様々な方にご覧いただけました!本当にありがとうございます!

外国籍の社員の方が活躍する日本企業は数多くあるかと思いますが、中でもシステムアイではどんな社員が働いているのか?また、多国籍の社員がどのように関わりながら仕事をしているのか?というところを少しでも感じていただくため、同じプロジェクトで働く3名にインタビューをお願いしました。

D.Rさん(29歳):ジャマイカ出身

T.Dさん(30歳):ドイツ出身

T.Yさん(50歳):日本出身

白井:日本出身(今回のインタビュアー)

白井:3人は同じ某プロ野球の公式ウェブサイトのリニューアルプロジェクトで一緒にお仕事をしているということで、今回取材をお願いしました。

それではみなさん!自己紹介をお願いできますか?

D.R:名前はDです。ジャマイカから来ました。2年ぐらい日本に住んでいます。3月にシステムアイに入社しました。
ガイジンポットのWEBサイトでシステムアイを教えてもらいました。はじめのインタビューは・・・白井さんと話して、

白井:ですね!

D.R:うん。それで3月に入社しました。

白井:ではお次はYさんお願いします。

T.Y:僕は以前の仕事は複写機の認証とかをやってました。そのあと大手の子会社で生体認証の立ち上げをやろうとしたりっていう経験を踏まえて、転職することにしました。

白井:システムアイに入社した経緯でいうと、「これがやりたかった」みたいなものがあるんですか?

T.Y:んーっと、技術寄りのことをもう一回やりたいと思った。なかなかこの年になるとやれないんですよね。ただ、とはいっても、よその会社に転職しようと思ったときのポジションとして、もうちょっといろんなことができたらいいなと思ったところもあって。そしたらシステムアイが雇ってくれたんです(笑)

白井:(笑)

T.Y:この年になると”よくわかってるマネージャー”なのか、”ものすごい突き抜けたエンジニア”なのか、”小さい会社で大きな会社の経験を活かしてなんかやってください”みたいな、「新規事業立ち上げるんだけど、そういう人がいないから・・・」っていうオファーが多いんですが、給料と技術的スキルと会社の関係で希望条件にマッチするってなかなかなくて。

T.D:前の会社はどういう会社?

T.Y:商社。trading company。本業はヘリコプターのエンジンを防衛省に卸す、とかいうことをやってるんだけど、そこでセキュリティの商材を輸入してる繋がりから生体認証とかもやろうとしてて。

T.D:飛行機が好き?

T.Y:飛行機が好きなわけじゃなくて(笑)

白井:(爆笑)

T.Y:セキュリティやら認証やらをやって。あとはマネジメントをしたりとか、よそに頼んだりとかっていうことはやってました。

白井:ありがとうございます!では最後にTさん!

T.D:OK!T.Dです。ドイツのベルギーから2018年に日本に来ました。そのときはとりあえずワーキングホリデービザで1年間いるつもりだったよ。

ドイツに自分の会社があって、お金はあんまり問題なかったから・・・とにかくまずは新しい仕事始めました。俺はソフトエンジニア、プログラマーだから、プログラミングがめっちゃだいすき。でも、その新しい仕事はプログラミングのことじゃなくて馬のこと。

白井:へえ・・・!

T.D:日本はめっちゃきびしい。俺は大学でゲームデザイン勉強してたけど、そのときはもう(日本で)プログラマーは無理と思った。

けど今はもう4年間日本に住んでるよ、だから日本語もちょっと上手になった。今はコミュニケーションが取れるようになったから、また新しい仕事を探してみようと思った。自分の会社でのプロジェクトも終わって、そして今がチャンスだと思った。本当の会社、大きな会社に入りたかった。会社ではどんなプロセスで働くのか、とか知りたかった。

そしてLinkedIn使ったら、エージェントの人がめちゃめちゃ助けてくれた。そしてシステムアイを紹介してくれた。システムアイに会うまでは6ヶ月かかって、ジョブハンティングの時間がめっちゃ長かった。そして僕のビザも終わりそうだった・・・だから入社できてめっちゃよかったね!

白井:ギリギリセーフ!でしたね!

T.D:そしてこのチームはめっちゃ優しい。みんなとか、葛川さんとか。初めて会った日はみんなスーツ着てたけど、俺はシャツ着てきた。そして葛川さんは「よっ!」って言ってくれた、フーディー着て。日本のスティーブジョブズかなって思った。

一同:(笑)

T.D:そういうところはめっちゃめっちゃ好きって思う。そして今は初めてのチームでの仕事中。問題もあるよ、でもできると思う。

白井:3人ともありがとうございます!



白井:実はこの前、システムアイの中で外国籍の社員が増えてきたよって記事を書かせてもらったんです。実際に入社してくれたDさんとTさんがシステムアイに入ってよかったこと・・・ありますか?

T.D:(Dさんを見て)日本語で!

白井:念押しありがとうございます(笑)お願いできますか?

D.R:大丈夫。がんばります。

まずはみなさんとっても親切。わたしは日本語があんまり上手じゃない。でも質問あるとき、みなさんわからないけどいつもがんばります。

T.D:会社の人は英語とかあんまりわからなかったけど、Dさんのためにゆっくり説明した。だからめっちゃありがとう、そういうこと。

D.R:(頷く)あと、みなさんは元気。

白井:元気!(笑)

D.R:ほんとうにきびしくない。たとえば葛川さんはCEO。でも一番おもしろい。わたしは最初とってもナーバス・・・心配してた。でも今はみなさんいい感じ。

T.D:同じだと思うな。今はまだそんなにいっぱいの社員のこと知らない。だけど、社長さんは一番助けてくれた。すごい。

実は他の会社、普通の会社の社長さんはあんまりしゃべんない。社長さんはいつも忙しい。いつも他のことやってる。お金のことやってる。そしてソフトウェアのことあんまりわからない。

だけど、なんか葛川さんはほんと上手ですね。プログラミングとか。だからわかるんだと思う。会社のことも、お金のこともやってる。だからTたちの手助けができると思う。そして僕のチームは会社に入るより早くに会ってる。むずかしかったけど、始めたとき、助けがほしいときは助けてくれた。みんなやさしい、ありがとうね。

白井:うまく馴染めているようでなんだか安心しました。

T.Y:今のところ補足すると、僕も入って思うのが、葛川さんがビジネス誌に「社長とかがやったほうがいいよ」って書いてあるようなことをちゃんとやってる。「昔こういうことをやって失敗しました、今はできてます」みたいに書いてあることをちゃんとやってる。

ふたりがみんな優しいとか言ってるのはそういう文化があるから。忙しいとか難しいことがあったとしても誰かのせいにもしないし、仕組みで解決するし、助け合うし、ってところがあるから「おいおい面倒くさい外国人がいる」なんてこともないし。ってところがあるのかなと。

日本人同士でも”こういうことやっても責められないんだ”とかいうところがわかってるし、自分のできるスキルでできるだけ頑張っていこうみたいな。そこは僕らも1on1をする中で、そういう話を補足するような形でしたりするんですよ。

白井:なるほど。

日本人だけではなく、いろんな国籍の方がミックスされたチームで働くことのよさってありますか?

T.D:外国人は日本語以外の言葉使う。例えば問題があったとき、日本のインターネットサーチを使ってない。日本語だけでわかる問題は20%だけ、でもスタックオーバーフローにはぶわーーーーってすごいいっぱい書いてある。そんな感じだってわかった。

そして俺はドイツのことも知ってる。マイナレッジがあるよ、だから会社に還元できる。

T.Y:みんな想定以上に優秀なんで。短期間でアウトプットを出してくれてる。ふたりもそう。日本語の文章だけじゃなくて原文も見てるから。

なので、逆に言うと一緒にやっていてがっかりさせないようにしないと。だから難しいチャレンジを与えて、アウトプット貰って、っていう関係をしていけたらいいかなと。

T.D:おれたち(Tさん、Dさん)は毎日問題があるよ。4年、2年間。そういうことファイティングしてる。

日本人が言葉のことめんどくさいって思ってるの、時々感じる。なんかたとえば問題があったら日本人は日本のチームメンバーに「教えて、お願いします」ってやってた。でも最近はTに聞くようになったよ、SQLの問題とか。それならTは答えられる。SQLは日本語でいっぱい説明いらない。だからいける。

白井:うんうん、すごくいい傾向だと思います!

逆に大変なこと、――もちろん言葉の壁とかいろいろあると思うけど・・・ありますか?

D.R:たくさんある・・・

白井:そうですよね。たとえばどんなことですか?

D.R:まずは、デザインドキュメント・プロジェクトドキュメントは全部日本語で、わたしは少ししか日本語わからない。漢字、全然わからない。

日本語聞くことは、少し平気。でも話すこととか読むこととか、まだ上手じゃない。毎日毎日ファイト・・・

T.D:そして他のことは?

D.R:うーん・・・

T.D:人とか、会社とか。

D.R:あの~・・・たとえばあの、いろんな日本人は自分の話し方がある。たとえばHさん(チームメンバー)が日本語で話すときは、80%くらいわかります。でも他の人が話すときは、40%くらいわかる。そのときはとっても大変。

白井:それはHさんがしゃべるのと、他の人がしゃべるの何が違うんですか?

T.D:たとえば、学校でかしこい人がいる。かしこい言葉を使う。簡単なことを説明できるけど、えらい言葉を使う。なんで?えらい言葉わからない。

D.R:わかりやすいこと、うん。

わかりやすい言葉いつも使う。だから初めの日からもっともっともっとわかります。たとえば、・・・

T.D:写真は画像!なんで?

白井:写真だったらわかるけど、画像はなに?ってなるってことかあ・・・。簡単なことを難しい言葉で説明するからわかんなくなっちゃうんですね。

T.D:そうそう、新しい言葉出てきた!ってなる。

白井:きちんと相手に理解してもらえる言葉を使うって大事ですよね。

T.D:あと難しいことは、日本の会社、なんかたとえばTの問題があって、「教えてお願いします」って言ったとき、表はやさしいけど裏では他のこと考えてる。そういうことはなんかいろんな日本人であった。

T.Y:人事用語的に言えば、アサーティブなコミュニケーションがなかなかできないと。

T.D:「FBお願いします。」って言ったときに、問題あるけど「大丈夫」って言ったのに、あとから「消して」とか。多分説明が面倒くさいと思う。

T.Y:うちのチームはフランクにやってると思う。

でもやっぱり日本人は議論してると喧嘩してるのか?ってなったり、好まない傾向があるよね。人を攻撃してるわけじゃないんだけども。

T.D:だれもがケンカ好きじゃない。それはもちろんだけど、問題があったら教えてほしい。

T.Y:質問してることを責められてるって捉えることが多いし、実際質問を責める手段として使う人もいるので。そういう文化は困ったりするところがあるんだよね。

白井:これは日本の中だとどの会社でも起こりうる問題な気がします。お互いを信頼して仕事していきたいですね。

白井:そろそろインタビューも終わりの時間が近づいてきましたが、外国籍の社員が日本の会社で働く上でこうしたらいいんじゃない?とかありますか?

D.R:会社の単語を知ること、が一番大切だとおもう。プログラミング言語が一番大事。たとえば趣味のこととかは話せる、けど大切のことは仕事のために使う言葉。その日本語はもっと上のレベルです。

T.Y:普通の日本語レッスンでやるようなことはわかる、と。

白井:なるほど。あとはコミュニケーションのためにこういうのあったらいいんじゃない?っていうものがあれば聞きたいです!

T.D:ゲームやったらいいと思う。あと飲み会とか・・・(お客様)とか(協力会社のエンジニア)とか他の喋ってない人がいるのが残念。

T.Y:技術の勉強会でも参加する人いると思いますよ。チーム横断で。英語でしゃべるとか。ゲームやるとか。

成功体験を積み上げて、どうやったら楽しくやれるとか・・・伝えるのは日本人だとなかなか難しいと思うから、外国人がスピンアウトする。

たとえばシステムアイの中ではうちのプロジェクトが一番いろんなメンバーがいてコミュニケーションしてると思うから、それを真似してもらうとか。

T.D:あと本社で外国人は一緒に座って英語喋ってることが多い。日本人は日本人と。VSじゃなくてミックスになってね!

T.Y:英語を喋りたいと思ってる人はけっこういると思うんですけど、実際に英語を喋れる機会はエンジニアだとそんなになかったりするのかなと。それで喋りたい人が本社に行く、そんな感じにして広がっていくといいかなと思いますね。

白井:そうですね、人事としてもそういう機会があることは伝えていかないと!がんばります。

みなさん本日はありがとうございました!

社員数も250名を超える規模感となったシステムアイ。今回の3人のインタビューを参考にしながら、国籍問わずコミュニケーションを深めていきたいですね。

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