【Member Interview】
穴井 佑季(Yuki Anai) 福岡県久留米市出身、24歳。小学校時代のいじめによる失声症、家を持たない「招き猫暮らし」、リゾートバイト生活を経て、2024年12月にACT-Rへ入社。現在は営業として最前線で数字を追いながら、後輩メンバーのフォローも担う。趣味は美術鑑賞と文学作品の読解。
「揺れ動く環境」の中で育まれた、一刻も早く自立したいという切望
ー まずは、穴井さんのルーツについて教えてください。 「一言で言えば、常に『不安定さ』と隣り合わせの環境でした。家庭の状況が目まぐるしく変化し、昨日までの日常が翌日にはガラッと変わってしまう。そんな環境に振り回され、私自身のメンタルも当時はかなり不安定で、常に何かに追い詰められているような感覚がありました。だからこそ、高校生の頃には『一刻も早く働いて、自分の力だけで生きていける強さを手に入れたい』と切実に願うようになっていましたね。」
ー そんな中、小・中・高とスポーツに打ち込んでいたそうですね。 「小学校から中学3年までテニスを、高校からは弓道を始めました。弓道は『凛とした姿がかっこいい』という単純な理由でしたが(笑)、やるからには形にする。私はプライドが高く、一度決めたことはやり遂げないと気が済まないんです。人前で涙を見せるのが嫌いな負けず嫌いな性格は、この切磋琢磨する日々の中で形作られたのだと思います。」
絶望の淵で見つけた「言葉」と「意志」
ー 小学校時代には、かなり壮絶な経験をされたとお聞きしました。 「はい。当時は周囲の環境になじめず、激しいいじめの標的になってしまった時期がありました。精神的なショックから声が出なくなる『失声症』を患い、教室では無視や嫌がらせが続く毎日。誰にも頼れず、自分の想いを言葉にすることもできない。暗闇の中に閉じ込められたような感覚でした。」
ー そこからどうやって、今の「芯の強さ」を手にされたのですか? 「『このまま終わってたまるか』という、自分の中の意地でした。数年かけてリハビリを続け、少しずつ声を取り戻していきました。そして中学の最後、過去の自分を塗り替えたくて、あえて全校生徒の前で話す生徒会に立候補したんです。本番ではマイクが故障するトラブルに見舞われましたが、地声で、誰よりも大きな声で演説しました。あの瞬間、自分の中の何かが完全に吹っ切れた。今の私の強さは、あのどん底から自力で声を絞り出した経験が原点になっています。」
「招き猫暮らし」を経て、運命を変えた一通のインスタDM
ー 大学時代からリゾートバイト、そしてACT-Rに至るまでの経緯を教えてください。 「第一志望の大学へ進めず、一度は心が折れかけました。でも『人生の負債を取り戻したい』という一心でオンライン大学へ転籍。そこからは住み込みのリゾートバイトを転々とする『まねきねこ暮らし(カラオケ)』を始めました。親とも連絡を絶ち、家を持たない時期もありましたが、留学やインターンに挑戦し、文字通り『身一つ』で生きてきました。」
ー ACT-Rへの入社のきっかけは、意外なものだったそうですね。 「インスタのDMです。正直、最初は『怪しい、マルチ商法かな?』と疑いました(笑)。でも、中身を確かめずに否定するのは自分の流儀に反する。Zoomで話を聞いてみたとき、そこにいた人たちが驚くほど真っ直ぐだったんです。当時は芸能活動もしていましたが、作品に救われてきた自分だからこそ、これからは虚像ではなく『自分に嘘をつかない生き方』を仕事でも選びたい。そう確信して入社を決めました。」
「営業は大嫌い」だからこそ、伴走できるリーダーでありたい
ー 今の営業という仕事、実際はどう感じていますか? 「実は、今でも営業という仕事自体は、そんなに好きじゃないんです(笑)。契約をいただく難しさ、出張のハードさ……心が折れそうになる瞬間は何度もあります。でも、『やる』と決めたのは自分。投げ出すことは、過去の自分を裏切ることになる。やり続けることこそが、自分に対する誠実さだと思っています。」
ー 現在は横浜を拠点に、メンバーのフォローも担当されていますね。 「自分が苦労してきた分、メンバーがどこで躓いているのかが痛いほど分かります。営業が辛くても、その先にある『自立』や『成長』を信じられるように。美術や文学を愛でるような静かな感性も大切にしながら、現場では誰よりもタフに、メンバーの背中を支えていきたいと考えています。」
最後に:この記事を読んでいる方へ
「私は、綺麗なエリートコースを歩んできたわけではありません。声が出なくなったり、帰る家がなくなったり、泥臭い経験ばかりです。でも、そのすべてが今の私の武器になっています。
もし今、あなたが過去に苦しんでいたり、自分を変えたいともがいていたりするなら、それは大きな強みになります。ACT-Rは、そんな意志を持った人を決して笑いません。自分に嘘をつきたくない方、一度お話ししませんか?」