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「英語を超えたものを教える」という哲学/取締役インタビュー

2012年に設立されたビズメイツ株式会社。代表するプロダクトである「Bizmates(ビズメイツ)」は、今やビジネスパーソン向けのオンラインビジネス英会話サービスの代表格といえるほどに成長しました。

会社設立からこれまで、オンライン英会話の市場はどのように変化してきたのか。そしてビズメイツは、何を大切にしながら事業を拡大してきたのか。

今回は、創業から携わってきた取締役の伊藤にインタビューしました。

■プロフィール

取締役:伊藤 日加

カナダ出身。1996年、英語教師としてベルリッツ・ジャパンに入社。その後、同社4校における主任教師として、教師の採用およびマネジメント、品質管理を担当。

2008年より本社商品開発マネージャーとして、世界のベルリッツで使用されているビジネス向け教材、企業向けカスタマイズ教材を開発しつつ、企業向けのセミナー講師も担当。

2012年、代表取締役の鈴木とともにビズメイツ株式会社を設立し、取締役 CQO(最高品質責任者)に就任。フィリピン現地法人のトップも兼務。

オンライン英会話の市場はまだまだ拡大フェーズ

——まずは、伊藤さんのこれまでの経歴を教えてください。

私は生まれも育ちもカナダです。親が在カナダ日本人一世なので「日加」という名前になりました。ちなみに親は、お寿司屋さんを営んでいたんですよ。

カナダにいたときは、学校は英語、家では日本語という生活でした。21歳のときに一年間だけ日本に行こうと思って来たのですが…性に合って25年間日本に居続けています(笑)。

最初はベルリッツで15年間、自分でいうのも何ですが人気講師として評判だったんです。商品開発のマネージャーも経験して、教材作りにも携わっていました。

そして2010年に同じくベルリッツ本社でマーケティングを担当していた鈴木(ビズメイツ代表取締役社長)と出会い、2012年にビズメイツを創業することになりました。

——当時から現在までを振り返って、オンライン英会話の市場はどのように変化していますか?

ビズメイツを立ち上げた当初は、200社ほどのオンライン英会話サービスがあったのですが、現在は一部の会社だけが勝ち残っている状況です。

現在、オンライン英会話の市場については、5年前と比較して市場規模が倍になっており、高い成長をしている市場です。

幸か不幸か、コロナ禍により「英語もオンラインで学べる」ことが一般的になったこと。そして最近はリスキリングブームの追い風もあって、初心者が増えてきている傾向もあり、今後も成長が見込まれています。

また、企業が法人の研修でオンライン英会話を導入しはじめたことで、上級者の受講も多くなりましたね。プレゼンテーションやミーティングなどで使える英語のニーズも高まっており、アップスキリングの需要も増加傾向にあります。

「英語」ではなく「コミュニケーション」を学ぶ場

——オンライン英会話には、どのような特徴がありますか。

オンラインならではの特徴は多くありますが、何より世界中から優秀な講師を集められることが、最大の特徴です。

対面レッスンの場合、日本に住んでいる方でないと講師にはなれません。しかし残念なことに、日本在住のネイティブで講師として優秀な方は、そう多くはないのが現実です。

対してビズメイツには、20ヶ国から厳選した約2,000人の講師が登録しています。

中でも私が現地法人の代表を務めているフィリピンの講師は、クオリティも高く多数の方が活躍中です。世界中の優秀な講師からレッスンを受けられることは、ダイレクトに受講生のメリットになっています。

例えばビズメイツでは、朝5時から深夜1時までレッスンが可能です。これは対面レッスンではなかなか実現できないことです。

さらに、対面レッスンの場合はレッスン費用が高額な場合が多いですが、オンラインレッスンは場所のコストがかからないぶん、安価に受講できます。

ビズメイツは月13,200円(税込)から始められるので、受講のハードルも低くなると思います。

——ビズメイツは、他のオンライン英会話サービスとどのような点が違うのでしょうか。

そもそもビズメイツと他社ではフィロソフィー(哲学)が違うので、教材や内容も違うんです。

私たちの採用方針として「英語の講師」ではなく「ビジネススキルの高い講師」を採用するようにしています。

ビズメイツは「英語」を教えているわけではなく、ビジネスパーソンとしてグローバルに活躍できる「コミュニケーション」を学ぶ場を提供しているんです。

「講師」ではなく「ビジネスパートナー」からレッスンを受けられるという考え方です。

とはいえ教えているのは、メールの書き方や会計・法務などの専門的な内容だけではありません。受講生の半分は初心者ですので、基礎英語ももちろん学べます。

初心者も上級者も、ビジネスパーソンとして国際的に活躍するためのコミュニケーションを学ぶ。そのためにビズメイツで大事にしていることは5つ。

「英語」「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「ダイバーシティ」「人間性」です。

これらを柱にして「英語を超えたもの」を学べる場にしたいと考え、「シンプル(Simple)」「丁寧(Polite)」「効果的(Effective)」な英語が身につくようなレッスンを提供したいと思っています。

英語のコミュニケーションでは「会話を続けられるか」「信頼関係を築けるか」が大切なんです。

つまり、学校で学ぶ正しく綺麗な英語以上に、ビジネスでは気持ちが伝わらないといけない。そのような点もフォローするのが、ビズメイツのレッスンです。

AIやビッグデータも活用。さらに有用なレッスンを

——今後のビズメイツの展望を教えてください。

多くのビジネスパーソンが世界で活躍するためにできることは、なんでもやるべきだと考えています。外国人向けの日本語のレッスン「Zipan」を展開しているのも、そのひとつです。

これは、相手の言語を少しでも話せるだけで印象が大きく変わるからなんです。外国人が少しでも日本語を話すと、親近感がわきますよね。

私たちは、さらに多くの日本人に海外進出していただきたいという気持ちで「人」「IT」「グローバル」に事業を集中していきます。

英会話業界は、まだまだテクノロジーに弱い業界です。その中で、いち早くAIやビッグデータを活用したレッスンやフィードバックを実現し、英語の上達だけでなく、続けられるオンライン英会話サービスを目指したいですね。

——最後に、伊藤さんが一緒に働きたいのはどのような人ですか?

どの職種であっても、テクノロジーに興味があることは重要です。そして、ビズメイツは業界No.1を目指しているので、ハングリー精神があることも重要です。

その中でも一番大切なのは、ビズメイツのバリューを理解している方ですね。

「成長し続ける」「建設的に対話する」「新しい価値を生み出す」…このバリューを理解してサービスを提供していける方と出会いたいですね。

取材協力:CASTER BIZ recruiting

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