【新人リーダー奮闘記】昇進を断り続けた私が「今だ」と思えた、キャリアアップのタイミング 川崎さん編#1 | なゆたネット INTERVIEW
なゆたネットで活躍する「新人リーダー」に焦点を当てるインタビューシリーズ「新人リーダー奮闘記」 3人目は、入社7年目の川崎さんです!チームを率いる立場になった今、何を想い、どんな壁にぶつかってい...
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なゆたネットで活躍する「新人リーダー」に焦点を当てるインタビューシリーズ 「新人リーダー奮闘記」 川崎さん編の#2をお届けします。
『新人リーダー奮闘記』シリーズ
キャリアアップを考える中で、昇進の流れをイメージできる人は多いですが、昇進後はどのように経験を積み、どう成長していけるのかは不透明な部分が多く不安な方も結構いると思います。 なゆたネットには現在、就任1年の主任が3名います。その新人リーダーが、どのように成長していけるのか、新人リーダー3名それぞれにクローズアップして、“きれいごと”だけではない、リアルな奮闘の様子をお届けしていきます。
👇川崎さん編 #1 はコチラ
#1では、入社7年目にして「今がその時」と覚悟を決め、満を持して主任となった川崎さんの決意を描きました。しかし、いざ彼女を待ち受けていたのは、想像以上の業務量と、一筋縄ではいかないコミュニケーションでした。
これは、思い通りにいかない日々に悩みながらも、必死に前を向き続けた一人のリーダーの物語。
いきなり『キャパオーバー』。部下4名、波乱の1年目。
「良かれと思って」が裏目に。理想を阻むメンバーとの『認識のズレ』。
チームのためにあえて「手放す」勇気。自分に『余白』を作る。
『頼れるリーダー』への道のりは、まだ遠いけれど。
「正直、最初は完全にパンクしていました」
そう苦笑いしながら振り返る川崎さんの主任1年目は、波乱の幕開けでした。
当時、主任が受け持つチームは2〜3名ほどが多い中、彼女に任されたのは、入社したばかりの新人や、まだ手厚いフォローが必要なメンバーなど、自分を含めて5人体制でした。自身の実務をこなしながら、4人分の評価・管理といったマネジメント業務が一気にのしかかります。
「人数が多い上に、主任になったことで業務範囲も広がりました。さらに当時は体制変更もあって、ルールもまだふわっとしている状態でした。だから、何かあるたびに『これどうするの?』『あれはどうなってるの?』と確認や調整に追われて…今思えば、完全にキャパオーバーでした」
リーダー会議などのミーティングも増え、気づけば予定で埋め尽くされていたカレンダー。そのため、自分の業務をこなす時間もままならない。それでも『頑張らなきゃ』という責任感が、彼女を突き動かしていたのです。
「運用のプロフェッショナルチームを目指したい」そんなチームの理想像を語る彼女を、多忙さ以上に悩ませたのは『メンバーとのコミュニケーション』でした。 仕事に対して真摯に向き合う川崎さん。しかし、チームメンバー全員が同じ熱量やスタンスを持っているわけではありません。一人ひとりバックグラウンドが異なるため、仕事に対する向き合い方も様々です。
その『価値観の違い』ゆえに、良かれと思ってやったことが裏目に出てしまう──。チームのためを思って発言した内容が、相手にとっては『細かい指摘』と受け取られてしまうことがありました。
主任として、言うべきことは言わなければならない。そう信じて伝えれば伝えるほど、かえって反発を招いてしまう。あちらを立てればこちらが立たず…。 川崎さんはまさに、板挟み状態に苦しんでいました。
「なんでわかってくれないんだろう」。 自分の想いが誰にも届かない──。そんな孤独感と募るイライラ、それをメンバーにぶつけてしまいそうになる自分への自己嫌悪。『心が狭いな、私…』、 そんな思いが彼女のメンタルを削っていきました。
さらに、『育成』の場面もまた、彼女を悩ませました。新人への業務指導を信頼できるメンバーに任せたものの、思うように進まない。本来はリーダーとして間に入りフォローすべきなのに、自身が忙しくて手が回らない。
「本当はもっと時間を割いて一人ひとりに向き合うべきですが、私自身も余裕がなくて。メンバーに対して十分なケアができていないなと思いました」
理想のチーム作りと、『人』を育てること。その難しさを改めて痛感したのです。
そんな激動の1年が過ぎ、2年目を迎えた頃。1年間の経験を経てリーダーとしての業務に慣れてきたことに加え、チーム体制の変更もあり、ようやく彼女の中に立ち止まって考える時間が生まれました。冷静に振り返った時に見えてきたのは、責任感ゆえに自らを追い込んでいた自分の姿でした。
『一人で抱え込み、余裕をなくしてイライラしてしまう。そんな自身の振る舞いが、結果としてチームの空気を悪くしていたのではないか』、そんな思いから、彼女は意識的に仕事の進め方を変えていったのです。
それは、自分自身に『余白』を作ること。
今まで自分の抱えていた業務を、『これはメンバーが成長する機会だ』と捉え直して任せてみる。 そして、キャパシティを超える場合は、無理せず業務の調整を行う。そうやって自分自身に余裕を作らなければ、肝心の部下のサポートや、チームを良くするための改善なんてできるはずがない。そう痛感したからこその判断でした。それは、理想のチームを作るために欠かせない、リーダーとしての最初の一歩だったのです。
「今の自分は、まだ『頼れるリーダー』には程遠いです。人間としての器も、もっと広げなきゃいけないなって」
そう謙遜しますが、その表情は1年前よりもずっと晴れやかです。 想像以上の業務量とコミュニケーションの壁。そんな紆余曲折を経ながらも、現在はメンバーもそれぞれの業務を自走できるようになってきました。そして、彼女自身にも『余白』が生まれ始めています。あの1年があったからこそ、自分の限界を知り、本当に大切なことに気づくことができた。 それは、一人で全てを背負うのではなく、メンバーと共に進むこと。 苦しかったあの日々は、決して無駄ではなかったのです。
「少しずつ余裕ができつつあるので、改めて業務改善に取り組んだり、メンバーが働きやすいチーム環境を整えたりすることに注力したいと思っています」
彼女が目指す『運用のプロフェッショナルチーム』。 もちろん、今でも試行錯誤の連続です。それでも、無理に誰かの真似をするのではなく、『彼女なりのやり方』で、一歩ずつ理想を形にしていきます。
次回の#3では、迷いと試行錯誤の果てに彼女が見つけた、自分『らしい』リーダーの形に迫ります。