こんにちは!
SNSマーケティング支援とクリエイタープロダクション事業を展開するSI株式会社です。
今回は、OB/OGインタビュー連載第2弾。 SIで2年余りインターンとして駆け抜け、現在はインターネット広告代理店で活躍されている、佐藤明風さんをご紹介します。
SI在籍時には、マーケティング事業部からプロデュース事業部の立ち上げまで、SIの成長と並走するように、自らの活躍の場を広げてきた佐藤さん。マーケティング事業部では、月に100本を超えるクリエイティブを生み出す月も。担当クライアントの数々でミリオン再生を生み出し、社内でもひと握りしか届かないポジションへと駆け上がった。
新規事業として立ち上がったばかりのプロデュース事業部では、立ち上げのタイミングから参画。プレイヤーとして数字を作りながら、自らの事業部を持ち、10人ほどのメンバーを束ねるマネージャーへと駆け上がった経歴を持つ。
マーケティングとクリエイタープロデュース、両方の領域で軌跡を残してきた稀有な存在だ。卒業後は、新卒でインターネット広告代理店へ。マンガアプリの広告運用から、クライアントへの向き合いまで、一貫した業務に向き合う日々を送っている。
学生時代のSIで積み重ねた経験は、社会人になった今、彼女をどう支えているのか。就活では、どのように活きたのか。その答えを、佐藤さんに聞きました。
目次
大学1年生6月、少し早めの一歩
答えは、決まっていた
ゼロからイチを、自分の手で
数字で考える力が、育つまで
私が見つけた、リーダーの形
30日中28日出社した夏
「頑張る」の基準値が、変わっていた
主体性は、いちばん大きな贈り物
就活準備が、出来上がっていた
一回、踏み出してみてほしい
大学1年生6月、少し早めの一歩
__ まずは、長期インターンを始めたきっかけを教えてください。
きっかけは、ゼミの教授からの勧めでした。
「長期インターン」という選択肢があることを、私はその時に初めて知ったんです。当時のアルバイトは、高校から続けていた飲食店。なにか新しいことを始めてみたいという気持ちが、ずっとありました。
大学1年生の6月。最初に飛び込んだのは、通信系商材を扱う営業のインターンでした。周りからは少し早いね、と言われるタイミング。それでも「営業はどんな仕事の基礎にもなる」という話を聞いていたので、興味もあるし、せっかくならやってみよう、と。
昔から「とりあえず動いてみる」のが、私のスタイルだったんです。そこで1年間、営業を経験して、確かな手応えを掴むことができました。そう思っていた頃に訪れたのが、留学のタイミングでした。
答えは、決まっていた
__ そこからどのような経緯で、SIへ入社されたのでしょうか。
留学を終えて、私が日本に帰ってきたのは、SIが立ち上がったばかりの時期でした。
SIの存在を教えてくれたのは、留学前のインターンでお世話になっていた現代表の憲哉さんです。
1年間続けてきた営業のインターンには、ひと区切りついた感覚がありました。ちょうど就職活動を意識し始める時期でもあり、業種を変えて、新しい領域に触れてみたいという気持ちが、私の中で少しずつ膨らんでいたんです。
それにSNSは、もともと見るのが大好きでした。ただ、編集に関わる経験は、それまで一度もなくて。それでも、自分が普段触れているSNSという領域で働けることに、純粋に興味が湧いていました。そうして、私はSIへの入社を決めたんです。
入社してすぐ、マーケティング事業部で案件を任せていただきました。学生にここまでの裁量が与えられるのかという驚き。そして、組織を自分たちの手で作り上げていく、立ち上げ期ならではの空気感。当時は、とてもワクワクしていました。
ゼロからイチを、自分の手で
__ プロデュース事業部の立ち上げに、自ら立候補した理由は?
私が帰国したのは、SIの立ち上げから少し時期がずれた頃で、創業メンバーよりも、少し遅れて入社した形でした。
だからこそ、「完全にゼロから新規事業を立ち上げる」という機会に、強く惹かれたんです。こんなチャンスは、おそらく今後の人生でも、そう何度も訪れない。そう確信して、迷わず手を挙げました。
立ち上げ当初の事業部は、本当に何もない状態でした。ノウハウも全く確立されていなくて、「各々で勝手に頑張ってみよう」という段階。手探りの日々が続いていました。
それでも、徐々に事業部の人数が増え、検証の回数も積み重なっていく。そこからノウハウが少しずつ蓄積されていって、後輩たちが入ってくる。抜きん出ていく後輩の姿が、自分の新しいモチベーションにもなっていきました。
数字で考える力が、育つまで
__ 実際にやってみて感じた、SIならではの強みや魅力は?
社会人になった今、改めて感じるのは、「失敗しても大丈夫な環境で挑戦できること」の価値です。
入社当初の私は、数値で考えることが苦手なタイプでした。ネクストアクションを考えるときも、どこかふわっとした方向性を描いてしまっていたんです。
でも、毎週の会議や社員の方への壁打ちを通じて、その姿勢は少しずつ変わっていきました。分からないことを正直に質問して、丁寧なフィードバックをもらう。
「ここをもう少し具体的にしてみよう」「この数値を根拠にしてみよう」。そうした積み重ねの中で、数値を用いた思考が、自分の中に根づいていきました。
そしてもうひとつ。SIは、一生ものの仲間ができる場所だと思います。
これだけ学生主体で動かしているインターンの会社は、他にはないと思うんです。同じ世代の仲間と、学生時代に本気で仕事をした経験は、社会人になった今でも私の財産です。
私が見つけた、リーダーの形
__ インターンを通じて、いちばん成長できたことは?
いちばん大きく変わったのは、コミュニケーションの取り方でした。
マーケティング事業部にいた頃の私には、後輩と関わる経験がほとんどありませんでした。「自分が上に立ったときに、どう振る舞えばいいのか」。その問いに、当時の私はまだ答えを持っていなかったんです。
昇格して、自分の事業部を持つようになる中で、少しずつ気づいていきました。引っ張っていくことだけが、リーダーの正解ではないこと。
私自身、先頭に立ってカリスマ的に引っ張っていくような、典型的なリーダータイプではないんです。だからこそ、自分なりに見つけたリーダー像が、「寄り添う」ということでした。
悩みを抱えていそうなメンバーがいれば、こまめに声をかける。自分が以前悩んでいたことを、まず素直に話してみる。コミュニケーションの数を、できる限り増やして、信頼関係を丁寧に築いていく。ご飯に誘って、業務以外の時間でもゆっくり話す。そうした関わり方が、少しずつ自分のスタイルになっていきました。
クリエイターさんへの向き合い方も、同じです。相手の性格をまず、観察すること。返信が早い方、こだわりを強く持っている方、意志が強い方。その違いを電話や文面から汲み取って、寄り添う形でアプローチする。
毎月の面談では、駆け出しのクリエイターさんに、相手がまだ知らない情報を提供する。悩みをじっくり聞き出して、一緒に解決していく。とにかく、「信頼されて、頼ってもらえる存在」になれるかどうかを、いつも意識していました。
30日中28日出社した夏
__ SIでの活動のなかで、今でもよく覚えているエピソードは?
忘れられないのは、大学4年生の、怒涛の夏休み期間です。
すでに内定もいただいて、インターンに最後のコミットができる時期。ちょうどその時、私の担当案件が、ピークを迎えていたんです。
ほとんど毎日のようにオフィスへ出社し、ひたすら手を動かす日々が続いていました。それでも辛さよりも、やるのが当たり前という感覚の方が、強くありました。
原動力は、ひとつだけ。「せっかく自分のことを頼ってもらえているのだから、応えたい」。その想いに、私は毎日支えられていたんです。
「頑張る」の基準値が、変わっていた
__ SIでのインターン経験が、今のお仕事で活きていると感じる瞬間はありますか?
社会人になってから何度も実感しているのは、SIで身についた「諦めない心」が、確かに自分を支えてくれているということです。
新卒として働き始めて、最初の数ヶ月。やったことのない業務ばかりで、深夜まで残っても結果が出せずに、何度も先輩の方に壁打ちしてもらう日々が続いていました。
それでも、途中で投げ出さずにやり切れる自分がいたんです。それは、インターンを始める前の私と比べて、頑張ることの基準値が圧倒的に上がっていたから。全力で走り続けた経験があったからこそ、社会人になってからの「頑張る」が、不思議と楽に感じられるようになっていました。
職場で「佐藤さんは根性がある」と思ってもらえているのは、SIでの2年半が私に渡してくれたものなのだろうなと、心から思います。
そしてもうひとつ、社会人になって活きているのが、相手目線を持つ姿勢です。
会議の場でも、自分が話したいことを並べるのではなく、相手が何を求めているのか、何を言うべきで、何を言わなくていいのかを、いつも考えるようにしています。
そうした相手目線に立つ姿勢ひとつで、コミュニケーションコストを大きく減らしてくれることを、社会人になってから何度も実感しています。
主体性は、いちばん大きな贈り物
__ インターンで得た知見のなかで、いちばん大きなものは何ですか?
迷わず答えるとすれば、「主体性」です。これは、社会人になってからも本当に必要だと痛感しています。
今の私は、上司から割り振っていただいた仕事は、すべて「やります」と即答するようにしています。絶対に断りたくない。そう思っているんです。
「仕事の報酬は、仕事」。目の前の一つ一つをしっかりとやり切ることで、次に、もっと大きな機会が巡ってくると思っています。その姿勢が積み重なってきた結果として、最近では、任せていただける裁量も、案件の規模も、少しずつ大きくなってきています。
意欲のある人にどんどん任せてくれる、そんな環境に今、身を置けていることは、何よりありがたいことだと思っています。SIで学んだ数値思考、寄り添いのコミュニケーション、そして主体性。そのすべてが、今社会人生活の中で、息づいています。
就活準備が、出来上がっていた
__ SIでのご経験が、就職活動でプラスに働いた場面はありましたか?
ありました。それも、就職活動のあらゆる場面で。
まず、失敗してもいい環境で、色々なことに挑戦させてもらえたこと。それ自体が、「ガクチカ」を、自然と私に渡してくれていました。
業務の中でPDCAを回す習慣が、いつの間にか身についていたことも大きかったと思います。「次はどうしよう」と考える思考が、すでに自分の中に染みついていたので、面接での深掘りにも、無理なく対応できました。
自己分析の面でも、SIでの日々は大きな助けになっています。業務に向き合う中で、自分の苦手なことが、自然と浮かび上がってくる。その上で、自分の将来のキャリアの方向性が、少しずつクリアに見えていったんです。
業界選びという視点でも、SIでマーケティングに深く関わったことで、広告業界に強い興味を持つようになりました。今の仕事に繋がる出発点も、SIの中にありました。
面接の場では、不思議なほど不安を感じなかったんです。自分のことを、自分の言葉で話せる準備が、SIでの時間で出来上がっていた。それが、何よりの自信になっていました。
一回、踏み出してみてほしい
__ 最後に、これから挑戦しようとしている学生にメッセージをお願いします。
これから挑戦する中で、大変なことはきっと、たくさんあると思います。
それでも、社会人になってから必ず活きてくる経験が、SIにはたくさん詰まっています。失敗してもいいから、せっかくの機会があるのなら、思い切ってチャレンジしてみてほしい。私から、そう伝えたいです。
新しい環境に飛び込むことは、確かに負荷のかかること。それでも、その先で得られるものは、想像をはるかに超えていきます。SIは、そうした学びを、確かに渡してくれる場所です。
迷っているなら、まずは一回、踏み出してみてください。