「最短距離で、最大成長へ。」
戦コン→スタートアップ→バイアウト→複数企業の役員→創業。
“最短ルート”で実力をつけ、トップ人材を巻き込みながら挑む1,000億円の企業。
数々の修羅場を乗り越えてたどり着いた、クロコラ創業の理由と、“仲間と創る成長”とは?
① 最短ルートで“実力”をつけた5年
ーー田中さんの経歴から改めて教えてください!
大学卒業後、コンサルティング会社の戦略コンサルティング部に約5年間修業し、その後、退職して渋谷のITスタートアップに参画しました。そこでは、売上1〜2億円規模だった会社を、2年で15億円規模まで成長させることに成功しました。
その結果、会社は150億円という高い価値で大手企業に買収される(バイアウト)大きな成果を実現できました。
その後も、上場目前の企業やSaaS系のベンチャー企業2社で取締役を務め、現在のクロコラを創業するに至ります。
ーーすごい経歴ですね。かなり多忙な生活だったんじゃないですか?
ええ、もうとにかく忙しくて…
コンサル時代は常にどこで寝られるか、仮眠できるかを考えていたくらいです(笑)
朝6時に出社して、深夜3時に帰るという生活を毎日続けていました。
ーー想像以上の生活ですね...。当時、仕事をする上で大切にしていたことはありますか?
「将来自分で会社をつくる」という目標が大学生のときからあったので、コンサル時代は“修行の場”だと思っていましたね。
一通り修行できた後も残る選択はありましたが、自分の中ではそこがゴール。
最初から決めていたので、一切ブレずに学び終わったからすぐに辞める、という選択をしました。
② スタートアップで学んだ「経営のリアル」
ーーどうしてすぐに起業しなかったんですか?
コンサルティングは経営に近い仕事ではあるんです。でも“経営する"立場ではないんですよね 。
あくまで経営判断のサポートであって、責任の重みや感情の部分は当事者とは全く違う。
医者が「手術した方がいい」と言っても、患者本人はいろんな感情で迷いますよね。
それと同じで、本当に経営を理解するには、実際に隣に立って意思決定に向き合う必要があると思ったんです。だから、すぐに起業したらきっと失敗すると直感的に思っていました。
ーーそれで、スタートアップに参画されたと。
はい。「百聞は一見にしかず」で、理論を100個学ぶより、現場で1回経験した方が圧倒的に理解が深まると思いました。そこで、渋谷のITスタートアップで、社員が十数人だったところから150人になるまでの急成長を、現場の最前線で体験しました。
創業者の近くで、会社をどう伸ばすか、何に悩み、どう意思決定していくかを学ばせてもらったんです。
ーーそれって「経営の練習」をしていたような感覚ですか?
あの時の社長には勉強させてもらいました!とか絶対に言えないんですが(笑)
まさにそうですね。僕もスキルを提供していたし、会社からもたくさん学ばせてもらった。
お互いにWin-Winの関係だったと思っています。
③ なぜ今、クロコラをつくったのか
ーーそして、いよいよクロコラを起業されたわけですね。
はい。学生の頃から「売上1000億円の会社をつくる」という夢があって、逆算すると30歳までに起業しないと間に合わない。30年かけたら達成する頃には60歳ですから(笑)
それで、「今やらないと間に合わない」と思い、クロコラを創業しました。
実はうちの会社、30年後までの事業計画があるんです。もちろんまだ荒い部分もあるけど、
全役員が「1000億円企業をつくる」という目標に向かって、まったくブレていません。
ーー30年スパンの計画!今はどんなステップにいるんですか?
たとえば、今期は売上X億、来期はY億というふうに、すべて数字で逆算しています。
今のペースだと10年~15年くらいで達成する見込みです。
スタートアップでここまで数字に厳しい会社って少ないと思うけど、数字が明確な方が、やるべきことがシンプルになるんです。
「この数字を達成するために何をするか?」だけに集中できる。
だから、組織の一体感も強くなるんです。
④ 実力者が惹かれる組織とは
ーークロコラって、すごい人材が集まっていますよね。なぜそんな人が集まるんでしょうか?
冗談っぽく聞こえるかもしれませんが、「僕の人柄」も大きいと思っていて(笑)
でも実際、「1000億円企業をつくる」というビジョンを本気で熱を込めて話すと、共感してくれる人が集まってくれました。
「こいつと一緒にやったら面白そう」「本気でやれば実現できるかも」と思ってもらえたのが一番大きい。こんな壮大なビジョンを共感してもらえて一緒に頑張ろうと思える仲間が増えていることがとても嬉しいです。
ーーそれぞれ違う強みがあるんですね。
正直、現在のメンバーはみんな自分より優秀です。
でもだからこそ、「このチームでやる意味がある」と思えています。
うちでは「社長より優秀な人しか採らない」と決めてます。
一般的には「社長=一番優秀な人」って思われがちですが、それは違うと思っています。
自分が「1」できることを「0.5」に分けて誰かに渡すより、自分が「1」の分野に「1.5」できる人を連れてきた方が、チームとしての合計値は「2.5」になる。
それが本質的な会社の成長だと信じてるんです。
ーーそこまで優秀な人は、なかなか来てくれないですよね?
だからこそ、「熱い想い」「未来のビジョン」「人柄」「組織をつくる力」をフル活用して、
「この人たちと事業を伸ばせるのなら面白そう」と思ってもらうこと。
そして、優秀な人材を最適な場所に配置して、みんな熱い思いをもって団結できる状態をつくる。
それが、僕の仕事だと思ってます。
⑤ 1000億円企業を創るカルチャー
ーーその想いに共感した方々と一緒に、ミッション・ビジョン・バリューを掲げているわけですね
はい。
■ミッション 「ハイパーグロースカンパニーを創る」
ハイパーグロースカンパニーというワードが、単なる目標ではなく“基準”。
「この事業は1,000億を目指せるか?」という問いを出発点に、事業戦略や人材育成を組み立てていく。
その基準で考えるからこそ、本気で経営に向き合い、非連続な成長を実現できる組織をつくることができる。
■ビジョン 「経営者を輩出し、事業を生み出し、世界を変える」
事業創出と経営者人材育成を両輪でまわして、日本発の強い企業をどんどん生み出していく。
■バリュー 「Think Like a Leader. Act Like a Founder.」
頭では経営者レベルで考え、行動では創業者のような泥臭さを持つ。
——これがクロコラのカルチャーです。
創業者は、ゼロから会社を立ち上げた経験があるから、とにかくサバイバル力が高い。
「金になりそう」と思えばすぐ動くし、徹夜してでも結果を出そうとする。
一方、プロ経営者になるタイプは非常に聡明で会社に必要な戦略や制度を整えるのが得意。
だからこそ、うちでは「考えることは経営者のように、行動力は創業者くらい泥臭く」のバランスを大切にしています。
この価値観を体現できる人材こそが、次の時代を創ると信じているので。
ーーその実現のために、どんな取り組みをされているんですか?
僕たちは単なるコンサルティングやDX支援を行う会社ではなく、
自分たちで事業を生み出し、スケールさせることに重きを置いています。
経営・DX・マーケという3つの基盤事業を通じて、若いメンバーが“実践の中で"経営"を学び、
次の経営者が育ち、次の事業が生まれる——そんな“成長の連鎖”を仕組みとして作っています。
⑥“仲間”として、はじまりを共に
ーー最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?
過去の肩書きや経歴は一切関係ありません。
今、「どれだけ泥臭く動けるか」「本気で経営者を目指しているか」
そんな熱を持った人と、未来を一緒につくっていきたいと思っています。
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まずはカジュアルに、気軽に話しましょう。いきなり選考とか堅い話じゃなくて、
「なんか面白そうだな」とか「ちょっと気になるな」くらいでも全然OKです。
僕自身も、いろんな方と話す中で刺激を受けるのがすごく好きなので、
ぜひ気軽に一歩踏み出してみてください。お会いできるのを楽しみにしてます!
株式会社クロコラ 代表取締役 田中昭雄