つむぎには、数字をつくる人がいます。
組織を整える人がいます。
誰かの挑戦に伴走し、その変化を信じ続ける人がいます。
そうして、一人の変化がチームに広がり、
チームの変化が組織を動かし、
やがてクライアントの未来まで変えていく。
それが、つむぎの仕事です。
「紡ぐ人」は、そんなつむぎメンバーの挑戦や支援実績を、バトン形式で紹介していくプロジェクト。
一人ひとりの仕事への向き合い方や価値観を届けながら、同じ志で働く仲間と出会いたい。そんな想いから始まりました。
記念すべき第1回でご紹介するのは、HRブランディングコンサルタント・外川。
未経験から組織開発に挑み、クライアント様の組織に大きな変化を生み出した支援事例をお届けします。
目次
つむぎに寄せられた、あるご相談。
制度がないのではなく、“機能する組織の土台”がなかった。
「売上をつくる組織」を目指す前に、「機能する組織」をつくる。
一人の変化が、チームの変化へ。チームの変化が、組織の変化へ。
成果を出す。その前提の上で、人のやりがいと成長を信じる。
次のバトンは、カケハシ事業部・國光 杏菜へ。
最後に
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外川 多加斗
つむぎ株式会社|HRコンサルタント
新卒で山梨の住宅メーカーで現場監督・営業・採用を経験後、取締役として新ブランドの立ち上げを担当。
その後IT企業でBI事業に携わり、つむぎに入社。現在はHRブランディングコンサルタントとして、組織開
発や採用、評価制度支援を中心に活動している。共に成長し、人生が豊かになる支援を心がけている。
つむぎに寄せられた、あるご相談。
外川はつむぎへ入社後、主にクライアント様向けの研修や採用のご支援を行っていました。そんな中、埼玉県の葬儀会社様から、つむぎへあるご相談が寄せられます。
「組織として機能する体制を構築し、業績向上を実現したい」
研修や採用支援の経験はあっても、組織開発や経営支援は未経験。
つむぎへ入社してわずか9か月というタイミングでしたが、提案から支援までを一人で担当。数か月にわたり、様々な視点からクライアント様と丁寧に向き合い続けたことで、成果だけではなく、自走し続けられる好循環型組織の構築に成功しました。
結果的に、最初のご提案から2度の契約更新をいただき、今もご支援が続いています。
制度がないのではなく、“機能する組織の土台”がなかった。
支援開始当初、先方には組織図がなく、経営陣が社員一人ひとりに直接指示を出す体制でした。過去に役職制度を導入したこともありましたが、役職者に求める役割や理想像が明確でなかったため、役職者自身も何をすべきかわからず、指揮系統も曖昧に。
誰に相談・依頼をすればよいのか分からない状態となり、「組織づくり」を断念した背景がありました。
さらに、会社としての経営計画も人事戦略と連動しておらず、目標にも根拠がなく曖昧なまま。次世代の幹部候補の育成も進まず、組織の成長と人員増加に対して、マネジメントや人材育成の課題が積み上がっていました。
- 組織図が存在せず、役職・階層が未整備
- 指示系統が不明確で、現場が動きにくい
- 経営計画と人事戦略が連動していない
- 計画を立てても、意思決定・改善・実行につながりにくい
- マネジメント経験者が少なく、業績・品質・育成管理が未成熟
つまり課題は、単に制度が足りないことではなく、
組織が継続的に機能する構造そのものが整っていなかったこと。
外川の支援は、そんな根深い組織課題に向き合うところから始まりました。
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「売上をつくる組織」を目指す前に、「機能する組織」をつくる。
外川がまず着手したのは、経営計画と連動した人材戦略を整えることでした。
そのために、中期経営計画の策定から支援をスタートします。
経営陣へのインタビューを通じて、「地域社会にどのような価値を提供していきたいのか」というビジョンを丁寧に言語化。そのうえで、5〜10年後の売上目標やエリア内の葬儀シェア率などを踏まえた経営計画を設計し、人材戦略へ論理的に落とし込んでいきました。
さらに、策定した計画をもとに組織図を作成し、役職者の役割と責任を明確化。
経営計画の重点施策や役職者への期待を経営方針発表会で全社に共有し、数値目標を一部の経営層だけのものではなく、現場の一人ひとりが自分ごととして捉えられる状態づくりを進めたのです。
実施した主なアクション
- 中期経営計画の策定
- 組織図の設計と役職者の役割定義
- 経営方針発表会の実施
- 幹部合宿の実施
- 業績マネジメントMTGの導入
- 人材戦略MTGの導入
- 役職者・社長との1on1実施
特に幹部層への支援では、業績に関するKPIは幹部メンバー自身が決定。設定したKPIについては「業績マネジメントMTG」を通じて進捗確認を行い、結果が出なかった場合もすぐに要因を分析し、次のアクションへつなげる。
その思考プロセス自体を共有しながら、高速でPDCAが回る組織習慣をつくっていきました。
また、行動を細かく分解して動きやすくし、細やかで前向きなフィードバックを重ねることで、小さな成功体験を着実に蓄積。
一人ひとりが「できた」を積み重ねながら、自立して動ける組織へと成長していきました。
さらに、マネジメント育成の観点から段階的に「人材戦略MTG」も実施。各課の役職者に、部下育成の状況を共有してもらいながら、採用戦略についても議論を深めました。
加えて、役職者との1on1を通じて、1on1の意義や効果的な進め方を学んでもらいつつ、継続的なメンタルサポートも実施。
そして、社長とも定期的に1on1を行い、組織の変化には時間がかかることを共有しながら、できていない点ではなく、着実な成長に目を向けていただけるよう対話を重ねていきました。
一人の変化が、チームの変化へ。チームの変化が、組織の変化へ。
2つのMTGと1on1、そして階層ごとに合わせた細やかな支援。
このサイクルを1年間継続したことで、役職者が経営数値を分析できるようになり、その分析結果をもとに施策を立案し、実行まで自走できる体制が整っていきました。
人材戦略が明確になったことで、先を見据えた採用戦略の検討も進み、部下育成に注力できる環境へと変化。部下との1on1も社内に導入され、マネジメントの質にも変化が生まれました。
さらに、役職者の皆さんが主体的に意見や考えを発信するようになったことで、半年ほどで社長の視点にも変化が現れます。
これまで課題や不足している点に目が向きがちだった組織が、部下の強みや成長に目を向けるようになり、一人ひとりの可能性を引き出す雰囲気へと変わっていきました。
一人の変化が、チームの変化へ。
チームの変化が、組織全体の変化へ。
そして組織の変化が、一人ひとりの更なる活躍を生み出していく。
そんな好循環が、少しずつ、でも確実に根づいていったのです。
その結果、労働環境や市場環境は変わっていないにもかかわらず、横ばいだったエリアの葬儀シェア率が数年ぶりに改善。昨年比110%の成長を達成しました。
成果を出す。その前提の上で、人のやりがいと成長を信じる。
つむぎは、「働くがやりがいに、そして人生を幸せに」をビジョンに掲げています。
成果を出すことは大前提。
ただ私たちは、成果を数字だけで終わらせたくありません。
人が変わり、組織が変わり、その結果としてエリアシェア率の向上にもつながった今回の支援。ゼロからの組織づくりという難しさはありながらも、クライアント様とともに長い時間を共にし、組織を一からつくり上げていくプロセスに、大きなやりがいを感じているといいます。
「携わる一人ひとりの成長が、組織の目指すビジョンへとつながっていく。
そして、その変化を当事者として一緒に体験できることが、この仕事の魅力です。」
つむぎが考える「売上」とは、単なる数字ではなく、
「お客様に喜んでいただいた総量」です。
社会に貢献しているという実感や意味が、働く人のやりがいにつながり、
そのやりがいが数値目標の達成や次の挑戦への原動力になる。
私たちは、そうした好循環を本気で信じています。
数字や制度といった短期的な成果だけではなく、
長期的な視点で人に向き合い、組織を内側から変えていく。
それが、つむぎの支援です。
次のバトンは、カケハシ事業部・國光 杏菜へ。
紡ぎ手として、編集者として、そしてパーソナルVMV支援まで手がける國光。
言葉一つひとつに向き合いながら、“正解のない問い”に挑み続けています。
次回は、そんな國光の挑戦に迫ります。
どうぞお楽しみに!
インタビュー・執筆:門前 みほ
ディレクション・編集:川合 史夏
最後に
いかがでしたか?
つむぎには、派手な言葉よりも、目の前の人と組織に誠実に向き合い続けるメンバーがいます。
でもその誠実さは、決して“やさしいだけ”ではありません。
本気で相手の未来をよくしたいからこそ、深く考え、踏み込み、変化をつくりにいく。
そんな強さがあります。
もしこのストーリーに少しでも心が動いたなら、
ぜひ一度、つむぎのことを知ってください。
「この人たちとなら、いい仕事ができそう。」
そんなふうに感じていただけたなら、うれしいです。
カジュアル面談で、お話しできるのを楽しみにしています。