消費者データを活用したSaaS事業を展開し、「データの民主化」を掲げるノウンズ株式会社。急成長を続ける同社には、「フルリモートでありながら、オフィスにいる以上に心の距離が近い」「トップダウンではなく、全員の集合知で正解を導く」という独自のカルチャーが根付いています。
今回は、創業初期から組織を知る落合さんにインタビューを実施しました。なぜノウンズには「いい人」が集まるのか?事業成長を加速させるための「利他主義」とは?現場マネージャーの視点から、急拡大する組織の裏側と、仕事も家庭も全力で楽しむリアルな働き方を徹底解剖します!
落合 真帆 / カスタマーサクセス部 SaaSグループマネージャー
CSチームのグループマネージャーとして、メンバーのマネジメントや育成、クライアントへの提案活動などをリードする。9名のメンバーを持ち、組織課題の解決やナレッジの標準化にも取り組んでいる。長崎県在住でフルリモートワークを実践中。
1.「利他主義」は綺麗事ではない。事業成長を加速させるための必須機能
ノウンズのカルチャーを語る上で欠かせないキーワードが「利他主義」です!これは単なる「仲が良い」「優しい」といった精神論ではなく、不確実性の高いスタートアップが持続的な成長を遂げるための合理的な戦略として機能しています。
■平均レスポンス1時間以内のスピード感
フルリモート環境において、ノウンズのチャット(Slack)返信速度は驚異的です!複雑な相談であっても半日〜1日以内には必ず解決策などの回答が集まりますし、進行中の案件であれば10分〜15分でラリーが続き、まるで隣で会話しているかのようなスピード感で業務が進んでいきます。
このスピード感の源泉にあるのは、強制的なルールではありません。創業者の田中自身が、多忙を極める中でも誰よりもレスポンスが早いという事実が、組織全体のマインドセットに深く影響しています。「社長があれだけ早いのだから、自分たちも相手を待たせてはいけない」「自分のところでボールを止めて仲間に迷惑をかけたくない」。そういった他者への想像力が、組織全体の圧倒的なスピード感を生み出しているのです!
■「良質なおせっかい」が推奨される、心理的安全性の高さ
部署や役割の垣根を超えた協力体制も、ノウンズの特徴です。例えば、セールスチームから「このケース、どう回答すればいい?」という投げかけがあった際、本来の担当ではないCSメンバーが「その事例なら私が知っています!」と横から回答に入ったり、CSチーム内でも「Aさんの担当顧客の課題、Bさんの事例が使えるよ!」と情報が飛び交ったりすることは日常茶飯事です。
▼実際のSlack
社内ではこれを「いい意味でのおせっかい」と捉えています。事業が急成長しているフェーズにおいては、正解は一つではありません。だからこそ、特定の誰かだけが考えるのではなく、全員の知恵を結集させる「トップダウンではない組織作り」が徹底されており、誰もが萎縮せずに意見を出せる心理的安全性が担保されています!
2.「自己アピール」から「他己紹介」へ。組織拡大と共に進化する称賛のカタチ
組織が20名、30名と拡大していく中で、メンバー同士の称賛スタイルも、より「利他的」なものへと進化を遂げました。
■誰も見ていない頑張りを、誰かが必ず見ている安心感
創業初期の人数が少ない頃は、各自が成果をSlackで報告し、全員でスタンプを押し合って称賛する「自己アピール型」の文化がありました。しかし、組織が大きくなるにつれて、すべての情報を全員が追うことは難しくなり、また新入社員が遠慮して発信しにくいという課題も生まれました。
そこで定着したのが、第三者が仲間の活躍を紹介する「他己紹介」の文化です。例えば、マネージャーである落合は、メンバーとの1on1で吸い上げた「隠れた工夫」や「小さな成功」を、マネージャーの視点で全体チャットに共有します。「〇〇さんがこんな素晴らしい対応をしていました!」と発信することで、本人が謙遜して言わない成果にもスポットライトが当たります。
▼実際のSlack
また、業務でペアを組むメンバー同士での称賛も活発です。ノウンズのCSではメイン担当とサブ担当の2名体制を敷くことが多く、サブに入った若手メンバーがメイン担当の先輩の好プレーを見つけ、周囲に報告するといったシーンもよく見られます。「自分で言わなくても、誰かが自分のことを見てくれている」という深い安心感が、メンバーのエンゲージメントを高め、次なる挑戦への活力となっています!
3.オンライン×オフラインのハイブリッドで高める「組織熱量」
物理的な距離があっても、心の距離はゼロ!それを実現するために、オンラインとオフラインを使い分けたイベント施策が多数実行されています。
【オンライン】日常に溶け込むコミュニケーション
新入社員が入社した際は、入社当日の「朝」に全社でお祝いし、後日、オンライン歓迎会を開催します。単なる飲み会ではなく、オンラインボードゲームなどを活用することで、初対面でも自然と打ち解けられる工夫が凝らされています!
また、全社的な取り組みとして「シャッフルランチ」も導入されています。毎月ランダムにグループが組まれ、会社からランチ代が支給されるこの制度は、普段業務で関わりのない他部署のメンバーとも、好きなランチを食べながら交流できる貴重な機会となっています。さらにSlack上には「雑談チャンネル」があり、CSチームでは日報をここで共有しています。業務報告だけでなく、「昨日あったこと」や「今の気持ち」を一言添えるメンバーもいるため、そこから「あの映画観たんだ!」「最近どう?」といった会話が生まれ、リモート特有の孤独感を解消しています。
▼シャッフルランチの様子
【オフライン】会った時の爆発力を最大化する
オンラインでの繋がりが強い分、リアルで顔を合わせた時の熱量は非常に高いものになります。直近ではCSメンバー全員でレンタルスペースに集まり、「ノウンズのCSはどうあるべきか?」を議論する合宿を開催しました。膝を突き合わせて議論し、その後は懇親会で結束を固める。こうした濃密な時間が、チームの一体感をより強固なものにしています!他にも納涼祭や忘年会など、季節ごとのイベントも全力です。単なる飲み会で終わらせず、写真撮影会やワークショップを行う「イベント」として企画・実行され、社員同士の絆を再確認する場として機能しています。
4.現場の声で磨かれた「超実践型」育成プログラムに見るカルチャー
ノウンズには、未経験者でも短期間で現場のスタートラインに立てる独自のオンボーディング(研修)プログラムがあります。このプログラムの変遷にも、ノウンズらしいカルチャーが色濃く反映されています。
■「もっと早く現場に出たい」という意欲がプログラムを進化させた
現在運用されている研修プログラムは、会社が一方的に決めたものではありません。実際に研修を受けたメンバーから上がった「もっと早く現場に出られます」「もっと期間を短縮しても大丈夫です」というポジティブなフィードバックを受け、改善を重ねた結果、現在の形になりました!
▼CSの場合:実践重視の4週間ロードマップ
第1週(インプット):会社・事業・プロダクトの基礎知識を徹底的に習得します。
第2週(現場体験):先輩社員の商談同席を開始し、現場の空気に触れます。
第3週(実務補助):引き続き同席を行いつつ、実務補助に入り、徐々に業務の解像度を高めます。
第4週(お披露目会):研修の総仕上げとして「お披露目会(ロープレ)」を実施します。先輩がクライアント役となり、丁寧にフィードバックを行います。
第5週以降:実際のクライアントワークへアサインされます。(クライアント数は最初は少なく、徐々に増やしていきます)
セールス部門やマーケティング部門においても、1週目の基礎インプットは共通です。2週目以降はさらに実践的に、「現場実務(アウトプット)」と「必要な知識の習得(インプット)」を並行して行うスタイルをとっています。走りながら学ぶことで、より早期に現場の第一線で活躍できる体制を整えています。
このスピード感あるプログラムは、社員の成長意欲と、それを後押しする組織の柔軟性を象徴しています。もちろん、研修終了後すぐに孤独になるわけではありません。3ヶ月目頃の「独り立ち」を目指し、チーム全体でフォローアップする体制が整っています。
また、会社主導の研修だけでなく、自律的な学習も推奨されています!オンライン学習プラットフォーム「Udemy」の利用補助などを活用し、マーケティング知識やAI活用スキルなど、自分に必要な武器を自ら選び取り、業務に還元するサイクルが回っています。
5.AI活用も「全員」で。変化を楽しむスタンス
「会社としてAIを活用しなければならない」というミッションのもと、現場レベルでのAI実装も進んでいます!
社内には「AI活用チャンネル」が設置され、「このプロンプトで業務効率化できた」「こんなツールが便利」といったナレッジが日々共有されています。最も貢献したメンバーを表彰する「AIアワード」などの企画もあり、トップダウンでやらされるのではなく、メンバー自身が「どうすれば楽になるか?」「どうすれば面白くなるか?」を楽しみながら模索しています。
▼実際のSlack
6.メリハリがプロを作る。ノウンズ流の働き方
フルリモートかつフルフレックスという環境は、自律したプロフェッショナルにとって最適な働き方を提供しています。
マネージャーの落合も、仕事とプライベートの切り替えを徹底しています。平日は17時頃に一度業務を切り上げ、子どものお迎えや夕食の準備へ。夕食を作りながらリフレッシュし、金曜日の夜には大好きな映画やドラマを観て、一週間の疲れを癒やすのがルーティンです!また、他のメンバーもそれぞれのライフスタイルに合わせて時間を調整しており、「長く働くこと」よりも「成果を出すこと」に集中しています。オンとオフの切り替えが明確だからこそ、業務時間内は高い集中力を維持し、クライアントに向き合うことができるのです。
未来の仲間となる候補者へメッセージ
現在のノウンズは、事業も組織も急成長しているフェーズです。大手企業のようにすべてが整っているわけではありませんが、だからこそ『正解がない中で、自分たちで正解を作っていく』という面白さがあり、成長意欲が高く、変化を楽しめる方が合っていると思います!
特にCSなどのポジションでは、ロジカルに物事を考えられる方が活躍しています。お客様のゴールから逆算して、今何をすべきかを組み立てる力。そして、感覚ではなく論理的にプロセスを構築する力です。もちろん、最初から完璧である必要はありません。わからないことは『わからない』と言えば、周りが全力でサポートしてくれます!フルリモートでも孤独を感じさせない温かさと、プロとして成果にこだわる厳しさの両方があるこの環境で、仕事もプライベートも諦めずに、一緒に成長していける方をお待ちしています!