15年以上にわたり、カメラマンからWEBデザイナー、ライター、ディレクターまで幅広い経験を積んできたJ.Kは、大手案件やメルマガ制作など多彩な現場で活躍してきました。 そんな彼がネクスキャットに惹かれたのは、独自サービス「デジナレ」の発明性と、丁寧で温かな社風。 リモートワークを通じて育児との向き合い方にもゆとりが生まれ、家族との時間が豊かになったといいます。今回はその働き方の変化と想いを伺いました。
ーー 今までやってきたことを教えてください
カメラマンを経て、WEBデザイナー、コーダー、ライター、ディレクターとしてWEB業界での経験を積んできました。iPhoneが日本に上陸する前からこの業界にいるのでもう15年以上はWEB業界で働いています。
ディレクターとしては金融機関や大手農業団体などのサイトリニューアルを担当。また、ライティングでは超大手ポータルサイトのメルマガも執筆。120万人以上の会員様に毎週お届けするそのメルマガでは、半年でクリック率20倍を連発させるなどその取り組みを評価いただき、パソコン関連の雑誌から取材を受けたりもしました。
ーー ネクスキャットの第一印象を教えてください
入社前:ピースな人たちの集合体
入社後:ピースで礼儀正しい人たちの集合体
ーー 入社の決め手になったことはありますか
デジナレという独自の事業モデルに惹かれました。
ネクスキャットを知ったのは転職サイトのスカウトで声をかけてもらったことがきっかけでした。そこでデジナレというサービスを初めて知り「これは発明だ」と率直に感じました。
シェアリングサービスには、所有に必要なランニングコストやメンテナンスに気を遣うことなく、必要なときに必要な分だけ適材適所で利用できる使い勝手の良さがあります。もともとシェアリングエコノミーの概念に強い興味を持っており、2010年頃からヨーロッパではアパートメントを借りたり、アメリカではライドシェアとしてのUber、Lyft、キックボードのLime、日本でもAirbnbはもちろん、シェアサイクル、Rentio、ChargeSPOT、Times カーシェアリングなど、周りの友人からは「ナニソレ?」といわれる認知極薄の時代から利用してきました。カーシェアリングにいたってはマイカーを持つ現在でも利用しているほどです。
そんなシェアリングサービスの魅力が、デジナレにもしっかりと見てとることができました。デジナレでは定額のポイント内であれば、必要な時に、必要なクリエイティブにあわせたクリエイターを都度アサインすることができます。
作りたいモノやボリュ―ムに合わせて外注先を毎回探す労力もありませんし、自社で人を採用する際の採用コスト、採用難、離職のリスクとも無縁になります。また、余ったポイントは繰り越せて、ポイントが足りない場合は繰り上げられる制度もあり、うまく活用いただくことで激しく使う月とそうでない月のばらつきを柔軟にアレンジしながら利用いただけます。
このように、デジナレには「適材・適所」に加えて「適量」の使い勝手も備わっていて、人手不足や採用難などから来る企業課題もクリアしており、俗にいう制作会社とは一線を画した存在である点がネクスキャットの大きな魅力と感じて入社を決めました。
ーー 入社前と入社後に感じた当社のギャップがあれば教えてください
大きく感じたのは、これからも成長段階にある会社ということです。会社における各種フローや運用・管理方法についてはこれまでの流れがあって今に至っていると感じますが、伸びしろや改善の余地はまだまだいっぱいありそうと感じています。
入社した今はそれをジブンゴトととらえ、改善できる部分は他のスタッフの人たちの意見も取り入れながらより良いスタイルを模索していきたいと考えています。
その他、入社して感じたことと言えば、
- ドキュメント化の徹底がすごくしっかりしていた
- 土日という概念が存在しないと思っていたが慣習的に存在していた(大方土日を休みにしている人が多い)
- チャットのやりとりが総じてみんな丁寧である(思いやりをもったコミュニケーションがされている)
などが挙げられます。
コミュニケーションについて補足をすると、現在50人近くいる社員のなかでも実際に関わりを持てる相手は限られます。プロジェクトや所属チームが同じになるか、たまたま近隣に暮らしているなどの偶然がない限りは、接点がないままの人たちも多々存在します。特に私は唯一の北海道民なので、社員との接点を少しでも増やせればと思い、リモートではあるもののランチ会だったり研修などには、タスクに追われていない限りはなるべく参加するよう心掛けています。
ーー ネクスキャットに入社してからこれまでワークライフバランスに変化はありましたか?
育児について積極的に取り組めることがすごく嬉しく、やりがいも感じています。特に大きく自分の中で変わったなと思うのは、心に大きなゆとりを持って子に接することができていることです。
わかりやすい例でいうと保育園の登園です。
我が家には現在8歳と4歳の男の子がいるのですが、長男を保育園に通わせている時代、私は定時出社の職場で働いておりとにかく時間に追われていました。子供を連れて8時まぎわのあのバスに乗れるか乗れないか、1分1秒を争う朝を毎日のように繰り返し疲弊しきっていました。保育園に着いても「パパ急いでるから」が口癖で、保育士さんに子を預けたら足早に去っていく非常にドライな父親だったと思います。
一方、時間の自由のもとで働き始めた私は、続いて次男を保育園に連れていくことになるのですが、本当に毎朝気ままに登園しています。
例えば、
- 小川に浮かぶカモの親子を見つけては、しばし立ち止まって眺めたり
- 公園にある大きな山を電動自転車で駆け上がっては次男のキャッキャと楽しむ声を背中で味わったり
- ときには凍った水たまりを親子ふたりでバリバリ割ったり
といった具合に、子供の目線を自分も一緒に楽しませてもらっている、そんな朝の時間を過ごしています。
もし昔のように、出社が前提で定時の時間も決められている働き方で育児を続けていたら、自分にとっても子供にとってもストレスフルな生活が待っていただろうと思います。時間の自由は、育児をする親世代にとって可能な限りデフォルトであってほしいとさえ最近では思うようになりました。
ーー あなたにとって「幸せに働く。」とは
「やりたい」「行きたい」「楽しみたい」をあきらめなくて済むこと、まだ小さい子供たちの成長を同じ屋根の下で見守りながら仕事に励むことができること、この2つがとても幸せな環境だと感じます。
時間と場所の自由があることで、自分も含めた家族の行動にたくさんの選択肢を持てているのはとてもすばらしいことです。
「仕事だから行けない」「仕事だから遅れて参加する」、そうした縛りから解放されることで、行動範囲は広まり、参加したいものに参加しやすいフットワークの軽さがあります。
北海道住まいではありますが、週末の名古屋のイベントにいったり、道内でも飛行機で行くほど遠方に住んでいる妻の実家に1週間ほど帰省するなんてことが、さほどハードルを感じることなく計画立てできるのがネクスキャットの働き方です。
こうしたアレンジのしやすさの恩恵は、自身も含めた家族、さらにその先の遠く離れた親にまで通じているところが「幸せに働く。そしてみんなをずっと幸せにする。」というネクスキャットの経営哲学にもリンクしているように感じています。これからもこの哲学を胸にとめて自分と周りの幸福度を上げていきたいと思います。
ーー これから仕事やプライベートでチャレンジしてみたいことがあったら教えてください
家族と一緒に、海外放浪テレワーカーをしてみたいです。
海外旅行ではいつも暮らすように旅をすることを心がけているので、その土地の人たちに溶け込んで、同じように目覚め、同じように仕事をし、同じように余暇を楽しむ、そんな暮らしを1か月くらいしてみたいものです。我が家はとにかくキャンプが好きなので、海外でのキャンプも体験してみたいです。
子供にとっても海外が身近なものだと感じてもらえるようなパパやママでありたいと思っています。
ちなみについ先日、8歳の長男に夢を聞いてみたところ、「僕ね、ツールドフランスを観に行きたいんだ」と返ってきました。ツールドフランスは3週間かけてフランスおよび周辺国を巡る世界最高峰のサイクルロードレース。フランスの雄大な自然や美しいお城を背景に駆けていく車列、山岳地帯に現れる熱狂的なファンもレースの醍醐味で私も大のファンです。
長男が自力でかなえてくれることが一番ですが、あわよくばご一緒させてもらえたらといつか来るその日まで期待に胸を膨らませていようと思います。