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2023年も間近。なんだ、この写真は!?と思って、ストーリーまで来てもらい、ありがとうございます!
私たちはイベント遊具企画開発・レンタルをしている会社で、こちらの写真は2023年お正月に全国各地で活躍する遊具の一部です。
今回は、先日、東京都三鷹市で開催された創業塾に登壇した際に話したことを、社内のメルマガに書きました。せっかくなので、ここでも紹介したいと思います!!
私は学生の時に創業しました。
こちらがスタートした時の4坪の雑貨店。廃品回収から冷蔵庫2台を買ってきてペンキで色を塗り、壁にはホームセンターで買った鉄板をDIY好きの後輩に張ってもらい、スタート。買ったものは、中古のレジ、ペンキ、鉄板、机、プリンタのインクと10万円でおつりが来ました。
小さな工夫と気合があれば、多くの方が支援をして下さる。そして、支援をしてくれた人の話の中でよいと思ったことを学んで実践すれば、チャンスが広がっていくことを実感しました。
創業時に学んだことは3つ。
・与える者が受け取る者。まずは無条件に自分ができることを相手に与えれば、必ず最後はうまくいく。
・目標を思い描けば、その通りに行動を人間はする。だから目標を持ちなさいと教えてもらいました。
・お客様を大事にしなさい。お客様が買いたいから買ってもらえる。売りたいと思うだけでは自己満足。お客様のためではなく、お客様の立場に立ちなさい。
この時に正しい考え方を持つ良い経営者、人生の先輩に出会えたことは大きな財産でした。
開店した店はビルの中にありましたが、ビルの集客が弱く、閑古鳥が鳴く状態。そこで、開店前の朝8時過ぎに宮崎県庁に行き、公務員の皆さんにチラシをまいたり、土日の昼間は、嫁さんと交替で若草通という宮崎市内では一番大きなアーケード街まで行って、鉄板の看板を担いで、チラシを配りました。
意外と多くの方が、お店まで来てくれたことを思い出します。個人的には恥ずかしいとそんなに思ってませんでしたが、周囲からは、「お前たちは偉いなぁ。よくやってるよ。」と褒めてもらうこともあり、人がやらないことや少し億劫だなと思うことをやることは能力がなくても差別化できる簡単な方法だということも理解できました。
雑貨店は3月の契約満了と共に店じまい(卒業と同時)し、何をやっていいかわからなかった僕は、新聞屋さんの紹介で中古車販売をスタートしました。後ろの看板の絵は嫁さんに描いてもらい、まったく稼げなかったので、②に書いてあるような感じで食いつないでいました。(新聞が売れない今の時代だったら、20万も稼げていないと思います。学生は朝日新聞を読まないと就職できない!という神話があった新聞業界にとっては良い時期でした。)
毎日、新聞配達後に仮眠をして、自分の店を朝8時過ぎに店を開けても電話が1本も鳴らず、誰も店に来ない日ばかりでした。お金がないので、車検のチラシをイラストレーターで作り、カラープリンターだともったいないので、白黒で印刷したりしていました。
新聞配達の後に、学生アパートで車の車検シールを見て、車検が近づいている車両のバンパーにチラシを入れたり、時には1件ずつ家を訪問しながら、「車のことでお困りのことはないですか?」と内海という海の近くの集落で全部の家を回って、気づいたら小高い丘の上の最後の家まで到達し、その家の方から「もう、この先に家はないよ。」と言われたこともありました。
今となっては無駄な行動も多かったですが、当時はお金がないので、足で稼ぐしかなく何もしていないよりも身体を動かすことで、「何かをしている自分がいる」と自分を納得させていたのだと思います。
そして、イベント事業につながるバッテリーカーを見つけました。
このバッテリーカーは書いている通り、偶然、雪が降るユメミガオカで放置気味にしていたのですが、めちゃくちゃ稼いでいて、ここからイベント事業がスタートしました。この後、縁日、くじ引き、エア遊具・・・(たまに、地鶏の炭火焼きを焼く手伝いをしていました。→プロ並みに焼くことができます。)と展開して、いろいろありながら、今に至ります。
僕は何かの転換点で必ず、多くの人からヒントをもらい、そして何かをスタートするときに、良い仲間に恵まれることで、事業が成長してきたのだと資料を作りながら再度、気づきました。これは今でも同じで、僕ができることは少なく、社員の皆様、また弊社を支えてくださる多くの皆様の力で、ワン・ステップは2022年を黒字で終えることができたのだと思います。本当にありがとうございます。
また、今回、研修後のアンケートを担当者様からフィードバックしてもらったときに、弊社の20年間は周囲から見れば、苦難を乗り越えてきたと感じてもらえるようです。僕も10年以上前から在籍している方も、結構、順風満帆でやってきたと感じていると思いますが、僕の喋りに演出が入っていることはあるにせよ、そう感じてもらえるようです。それを聞いて、周囲から荒波に揉まれながらも成長している足腰の強い会社、社員がエネルギッシュな会社と思われていることは、大きな差別化要因になっていると感じました。
2023年も先日お話ししたように、環境変化はあると思いますが、僕たちには強い足腰と柔軟な対応力、そして何よりもお客様第一で取り組む誠実さが備わっていると思います。
2023年、さらに飛躍し、多くのスポットライトが当たるような会社になっていけるように、皆さんと共に頑張ることができればいいなと思っています。今年一年間、本当にありがとうございました。
こんな感じで今年最後の社内メルマガを書きました。少しは弊社のことを理解してもらえるかなと思ってストーリーにあげました。最後まで読んでもらい、ありがとうございます!