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【座談会】出産・育児などのライフイベントと仕事の両立がしやすい職場環境を目指して

Photo by Markus Spiske on Unsplash

出産・育児などのライフイベントと仕事の両立ができる職場環境を目指して


人が生きている上で、結婚、妊娠、子育て、学校行事、介護など様々なライフイベントがあるのは当然のこと。しかし、まだまだ日本の社会ではこれら”家庭”と"仕事"とは別の括りで判断されることが多いように思えます。どちらかを犠牲にしたり、常に天秤にかけることもしばしば。また、これまでの日本社会の文化・歴史の影響で、未だに女性が家庭の負担を主に担っている状況が多いことも否定できません。


そんな中、弊社は「ライフイベントに理解のある環境作り」「男女平等に育児、介護など家庭のイベントに取り組む」ことを大切にし、実際に代表の佐竹も、忙しい医療系ベンチャーを経営しながら、自ら「子供の託児所への送り・お迎え・在宅勤務」などを家庭と仕事の両立を積極的に実践しています。弊社もこれまで色々工夫してできていることもあれば、まだまだ実現しきれていないこともあります。今回は座談会形式で社員の実際の声を聞いてみました。

子供の年齢によって家庭でのライフイベントや時間の過ごし方がその都度変わっていく中で、どう向き合っているのかそれぞれの考えをお話しいただきました。


前の職場と比べてキュア・アップの環境は働きやすいですか?

ーK:前職の会社は大きく歴史のある会社で、子供の行事や体調で時間が欲しい時は半休やお休みを申請しないといけませんでした。でも今は、子供が突然熱を出したり体調の悪い時はchatworkで一言連絡して「在宅」で仕事ができたり、夜間に業務をできるよう相談することができるので有難いなと思っていますね。

ーO:私も前職では自由度がなく、個別対応はしてもらえませんでしたね。だから子供が小学生のうちは短時間勤務を希望していました。そうでないと残業がエンドレスでしたから。今は「残業はしない」というという希望を相談してOKも得ているので、限られた自分の時間を有効に使えています。

ーM:私はもともと外資に勤めていたので時差もありリモートで働いていました。また環境的にも、家庭への理解も比較的あった方だと思います。ただ、キュア・アップでは仕事上でchatworkやslackといったコミュニケーションツールを柔軟に使いこなしていく環境なので、仕事の連続性も感じながら遠隔でも十分仕事ができるんだなと感じています。対面することはもちろん大切ですが、コミュニケーションツールをうまく使いこなすことで、リモート・在宅での時間をもっと有効に、質も高く使うことができるんだと発見をしている感じです


家庭と仕事の両立が難しくなるのは、どのような点に難しさがあるからと考えていますか?


ーK:両立という言葉自体がこれまで女性の間だけで語られていたことを疑問に思います。男性が仕事と家庭を両立するってあまり聞かないですよね?女性がなんとかやりくりして「両立」するというその根本的な考え方自体が古く、新しい社会・会社のあり方を皆で再定義する必要があるんじゃないかなと思っています。それから「家庭」=「子育て」だけでなく、介護だったり様々な事情があると思うんです。妊娠出産という行為は女性しかできませんが、それも含めてライフスタイルイベントをトータルで男女平等に分担することがあるべき形だと思います。

ーO:人間が基本的にやることへの理解がある社会であるべきですよね。"会社ー家庭"というリンクがなく、別物として扱われがちなんだと思います。でも、皆家族家庭があったり、子供や年配者がいることは当然のことですよね。昔はありえないい考え方かもしれないですが、これからはもう古い考え方だと駄目だと思うんですよね。

ーM:私は上の子が小さい頃接した記憶がないんですよね。当時はひたすらがむしゃらに仕事をしていて...もちろんそれはそれで良かったとは思えるんですけど、違う時間の過ごし方もあったのかなって思う時もあるんです。今はライフサイクルの中で”子供と過ごす時間”というのがもう少しあってもいいのかなと。仕事あっての人生、家庭あっての仕事だったりしますからね。一生懸命父として仕事をする姿もプラスだし、家庭での良い父親が充実した仕事を生み出すという連続的なサイクルがあると思います。今はオフィスでの休憩時間に仲間と娘の受験勉強のための学習プログラミングを相談しながら作ったりしていますね。結構面白く学べるんですよ!


             お子様と取り組んでいる学習プログラミング

ーK:職場の環境で「あの人は子供が小さいから」「あの人の奥さんは専業主婦だから」と言って一括りにし仕事量が変わったり、周りの認識が変わってしまうのは間違っているなと感じます。その人個人で仕事や家庭への考え方は違いますし、子供が小さくても仕事はセーブしたくないという人もいますからね。会社、そして一緒に働く同僚が、そうした個々人の考えや価値観を尊重して、柔軟に対応していくべきなのだなと感じます。


キュア・アップの環境について、改善して欲しい点は??

ーK:働きやすさという点では、会社への改善点はないです。ただ、働きやすさの裏返しで自分自身の葛藤はまだあります。定時で帰宅した後、皆さんはまだ職場でお仕事をしているので、会社のスピードと自分のスピードに対してどう自分がキャッチアップしていこうと思う時はあります。それも工夫とやり方次第なんですけどね。

ーM:わかります。リモート・在宅でも皆が同じ方向を向いて仕事をできるのが理想だけれど、距離が生まれるとどうしても全体像のどこに今自分がいるのかをタイムリーに理解できない時がまだ残っています。今後も環境や仕組み・ツールの整備やミーティングの工夫をしていく必要がありますし、何をどのタイミングで周りと共有していくか、これまで何となく表に出なかった自分自身の改善点を見つめることもありますね。

ーK:スピードに焦ることもありますけど、「働きやすい環境=仕事をセーブする」という配慮の方が自然な流れの中、キュア・アップでは多くの責任ある仕事を任せながら家庭と仕事を両立できるようにするにはどう環境を整えていこうか、そういう方向で真剣に考えてくれることが有難いなと感じています。


その他、「ライフイベントと仕事の両立」という点で、キュア・アップが自慢できることはありますか?

ーK:入社して以来、この会社の考え方が「会社にいることは大切ではなく、本質を理解し目的が達成できればOK」という軸を元に動いているのがいいなと思っています。

ーO:とにかく自由度が高くて、合意した内容についてベストを尽くせば場所や時間は自由にしていい、という感じですよね。

ーM:薬事・臨床も学術や規制を扱いその都度変化がありますが、基本的な本質は変わらないのでそこをきちんと押さえた上で今の仕事に広げていくスタンスを大事にできれば、短時間でも本質的な点を理解でき、チームと仕事との距離をうまく詰めていけると思います。産休や育休などの空白の時間があってもその本質を捉えていく姿勢を大事にしていれば、問題はないのかなと思います。特に弊社は今後新しい分野を切り開いていく立場なので、職場環境も新しい仕組みを作っていこうとしているところが大切だし、いいところだと思います。

ーK:「女性」だけに決して焦点を当てず、会社も社会も男女関係なくが理想です。今はどうしても男性の時間が仕事に取られているから、結局女性が負担を負わないといけない状況になってしまうんですよね。子育てだけでなく、「家庭」を大切にできる世の中、会社になるようそもそもその制度や考え方、認識が変わって欲しいと思いますし、この会社はそれを試行錯誤しながら実践しようとしているところがいいと思います。

ーM:そうですね。そのお話を伺っていると、保育園や幼稚園など子供の日程調整や理解、意識自体を自らももう少し持たないとダメだなと思いました。。。

ーK:佐竹さん(代表)は、社内の共有カレンダーに「子供のお迎え」とか「在宅勤務」の日を週何日か必ず設けていますよね。お子さんを会社に連れていらっしゃることもあるし。もっと多くの会社でそれが”特別”ではなく”自然”であって欲しいと思います。

ーO:まだ子供がいない新人社員や若い社員もその姿を見て、家庭と仕事とのあり方を学ぶと思います。切り離して考えないことが大切!いつまでも昔の高度成長期のような仕事人間の考え方のままではなく、男女の働き方も今の価値観に合わせて変わっていかないといけないと思います。



今回の座談会では、弊社の考え方への印象だけでない、たくさんの考えやこれからの社会のあり方(!)まで聞くことができました。


実際、弊社代表の共有カレンダーにはお子様のお迎えの予定や在宅勤務日程も記入されています。職場に子供を連れてくることもあり、その様子をみてほっこりした気分になる社員も多く、職場自体の環境の理解はかなりライフイベントに優しいと思います。


キュア・アップでは、「家庭と仕事を大切に」している人を大歓迎です。

ライフイベントと、それに伴って求められる個々人の事情に合わせた柔軟な働き方に対して理解ある働きやすい環境をこれからも整えていきますので、ぜひ弊社でご自身の力を発揮してみませんか。

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