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「クラシル」というブランドを作る。デザイナーの視点から見た、サービスの未来とは

元塾経営者や学生起業家、ベンチャー役員など、様々なバックグラウンドを持つ選りすぐりのメンバーが働いているdely株式会社。そんな個性豊かなメンバーが「どうしてdelyを選んだのか?」「どういう想いで働いているのか?」など、実際にインタビューをしてお伝えしていきます!今回は、delyでブランド部のゼネラルマネージャーとしてクリエイティブの責任者を務める「こばさん」こと、小林和央さんにお話を伺いました。

〜プロフィール〜
小林和央(こばやし かずひろ)
2016年法政大学デザイン工学部卒業後 事業会社に新卒入社。 在学時は産学連携で救急医療分野の問題を解決するプロダクト/システムを開発。 入社後は アプリフルリニューアルのUIデザイン/開発を担当。 2017年1月よりdelyに夜間のみの業務委託でジョインし、2018年4月に入社、ブランド部の責任者を務める。ビジネス・テクノロジー・クリエイティブの3軸を横断し、新しい価値を作ることに興味がある。


大学時代は家電製品等のデザインをする工業デザインという分野を学んでいて、僕は主にハードウェア製品を作っていましたが、そこが「デザインというのは、見た目だけを考えていてはいけない」という話をしっかりと説いているところでした。見た目的なデザインと一緒に、実際に形にするいわゆる実装(エンジニアリング)と、世の中にどう浸透させていくかというビジネスやマーケティングといった3つの視点がないと、結局世の中に受け入れられるものは作ることが出来ない。だから、その3つの視点から統合的な新しいものづくりをしましょう、という思想があって。その考えにすごく納得したんです。美しい造形を極めることも大切だけれど、それをアートとか、自分の表現だけに止めてしまうよりも、全部の視点から中立で、いろいろな人に受け入れてもらえるデザインがしたいと思いました。

しかもちょうどその時インターネット業界がすごく伸びていて、サービスを設計するという、広い意味でのUXデザイン(ユーザー体験)とか、サービスデザインという言葉が流行っていたんですね。これは面白いぞ、と思って。大学3年生くらいの時に、いろんなIT企業でインターンをしました。デザイナーの他に、企画・ディレクターとしての職でもやっていて。そうしているうちに、こっちの方が自分にとって面白いなと思って、ITの道に行こうと思いました。

作っていたプロダクトをきっかけに、ビジネスの難しさを痛感した学生時代

学生時代は緊急時既往情報伝達システムの開発をしていました。ICチップを搭載した個人認証用タグとタブレット端末用アプリケーションを用いて、傷病者の情報を家族や病院に伝達するシステムを作っていたのですが、その時からユーザー体験を意識していました。 

プロダクトを作り始めたきっかけは、研究室に来たお客様がその場で倒れてしまって、その時に救急隊の方が来たのですが、「私は患者さんの荷物を触ることが出来ないので、代わりに電話をしてもらえませんか」と言われたんです。緊急搬送を行う消防隊員は傷病者の所持品を確認することが出来ないという規則があるんですね。搬送先の病院で警察官を呼んで立会いのもと荷物を確認、とかになるんですよ。それって、すごく不都合だなと思って。その場ですぐにかかりつけの病院や家族に電話することが出来れば、助けられる可能性が広がるじゃないですか。

だから、それを解決したいなと思って。NFCという、スイカにも使われているハードウェアにその人の情報を入れて、カバンなどにつけるタグを作ったんです。救急隊員って東京都だと皆タブレット端末を持っているので、そこからその情報を取り込めて、すぐに連絡出来るシステムを作りました。プロトタイプを作った後、いろんな救急隊員の元にプレゼンしに行ったんですね。そしたらウケがよかったので、これはそのまま事業化出来るのではと思ったのですが、コストの面とか、どうやってお金を稼ぐかとか、いろいろ課題が出てきて。スタートアップでビジネスとしてやっていくのは難しそうだなと思い、断念しました。もともと新しいものを作り出したいという意志はずっとあったのですけれど、今までやってきたことはいわゆる机上の空論でしかなくて、コンセプトの提案に止まってしまっていたんですね。それを実際に社会に出るものにするというのは全然違うなと実感しました。そこから先にさらに踏み込んで、本当にマネタイズ化していくというところまで、当時の自分はまだ及ばなかったんです。

その時に、ちょうど起業というか、じゃあスタートアップでは何が出来るのかとか、スタートアップという分野そのものに興味が湧いてきて。delyで堀江がやっている事業を見て、すごいなと思っていたところで、たまたま勉強会でデザイナーのredさんに会ったんです。クラシルについて深く話を聞いて、より興味を持ったのがdelyに入社するきっかけでした。



delyに入社後、気がついたことはサービスへの社員の圧倒的な熱量。

前職ではマップアプリのUI/UX改善を行っていたのですが、その他にずっと自分のサービスを作りたいという思いがありました。一つのサービスのみでなく、それともう一本、他の軸のことをやっていたかったんです。常に外を見ておくことで、フラットな感覚を保つことが出来るので。会社一本だと、どうしても思考が偏って凝り固まってくるんですね。だから別で受け売りの仕事をやっていたりとか。いろんなところに接点を持ってパラレルに仕事をするのが好きなので、常に自分の思っていることを形にできる場所は探し続けていましたね。delyに入社する前も、実は前職で定時まで働いた後にdely本社がある五反田に移動してきて、終電まで働く、みたいな生活を送っていました(笑)

実際にdelyにコミットして感じたのは、圧倒的な熱量だったりとか、全員が一つのプロダクトに賭けている、という雰囲気ですかね。サービスで大事なのは、それがすごく好きとか、絶対に伸ばしたいとか、そういう思いだと思っていて。強いプロダクト愛があると、やっぱりいいものが出来るんですよ。何よりも言えることは、delyにいるメンバーは皆プロダクト愛がものすごく強いです。

あとは平均年齢が若いというのもあると思いますけれど、客観的に見てサービスに対してまっすぐだし、いいやつが多いんです(笑)それがすごく好きで。そういうところで自分も一緒にものを作る感覚って、一度味わっちゃうともう、やめられないな、みたいな(笑)中毒みたいになるんですよ。だから今、すごく幸せです。人生でそういう経験が出来る人ってすごく少ないと思うし、かつ、これだけ大きくて、一般の人に知ってもらえているサービスなので、やりがいはMAXです。


新たにブランド部を発足。その使命とは

4月から組織編成があり、新たにブランド部という部署が出来ました。クラシルのブランドや価値を上げていくために、デザインもそうですし、デザイン以外の仕組みも含めて、全体の品質を向上させるためです。

開発部やマーケティング部含め社内全体で話し合って、「クラシルってどういうことを目指したいの」という、今後の指針となる部分をしっかりと決めた上で事業を進めていこうと思って動いています。クラシルはやっぱり、きちんと美味しいものが作れるということが基本にあって、料理をする人にとって一番使いやすいプロダクトであったり、ちゃんと人に寄り添っていいものを作っていくべきだと思っています。そのためにブランドのコンテンツがとても大切になってくるので、品質をどのように保って作っていくのか、とか、そこをもっと深堀って、クラシルらしさというのを今後より育てていきたいと思っています。

あとはそれを対外的に発信する上で、どのようにコミュニケーションするのかも考えていきます。作っただけではだめで、社外に伝える、ということもとても大切なんですね。特にモノが溢れている現代では、ストーリーやコンテンツ、文脈のような、人にとって刺さるものがすごく大事で、そこから価値を持ってくる時代だと思っています。デザインの視点でもそうなのですが、例えばハードウェアの流れでいうと、1990年代くらいに白物家電が伸びてきて、2000年代になってくると、「モノ」から「コト」へというように、機能単体での勝負だけでなく、それをどう感じて、どういう文脈で使うのかという、いわゆるユーザー体験が大事だよね、と言われ始めたんですね。 

僕はデザインってそういうものだと思っていて。人に本当に求められるものとか、何が本質なのかということを考えることも、広い意味でのデザインなんです。そんな中で俯瞰的に引いてみると、見た目のデザインはあくまで一部分でしかなくて。その一部分を「今の時代、流れってどうなっているんだろう。日本全国や世界のレベルでみたら、どういう事がウケて、どういう流れで成長し、変わっていくんだろう」と追求していくということが大切だと思うし、そういうことは単純に考えていてワクワクしますね。



ブランド部の、互いに支え合う雰囲気が好き。

今、ブランド部でゼネラルマネージャーを務めていますが、毎日が本当に楽しいです。出来たばかりでまだ仕組みが整っていないからこそ、自分で考えたことをすぐに反映出来るんですね。

今後はブランド部全体としての効率化とか、より良いものを作っていくにはどうすれば良いのかを考えて評価制度にも組み込んでいきたいと思っています。ポートフォリオ評価みたいなものもやってみたいですね。クリエイターが作っていて面白いと思う時って、やっぱり自分の制作物の質がきちんと評価されて、それでサービスがどんどん好きになっていく瞬間だと思うので。

それからブランド部の雰囲気として、仲間同志、お互いのことをよく考えていたりとか、アルバイトの子たちの研修を一生懸命やったりとか。そういうのがすごくいいなと思っています。僕自身としては、ブランド部のメンバーには自分の好きなことをどんどん深堀りしていってほしいです。自分の好きで好きで仕方がないことをやっていたらそれがたまたま、会社の成長に繋がっていた、とかでも究極いいと思っていて。それがうまく重なる部分、自分がこういうことをやりたい、というのと、会社としてこういうことをしてほしい、というのがうまくマッチして、それによって会社やサービスに愛着を持ってくれたらとても嬉しいですね。


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